量目とは? わかりやすく解説

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りょう‐め〔リヤウ‐〕【量目】

読み方:りょうめ

はかりにかけてはかった物の重さはかりめ。りょうもく。「—が不足する


重さ

(量目 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/28 01:14 UTC 版)

重さ(おもさ)または、重量(じゅうりょう)は、物理学においては、物体に働く重力(すなわち)の大きさのことである[1]国際単位系では、力の計量単位としてニュートン(N)を用いて、重さ(重量)の大小を表す。


注釈

  1. ^ 少なくとも古典力学における理解において、質量はどのような状態でも不変である。
  2. ^ それぞれ重力場の大きさが異なる。月面上の重力場は地球上の概ね6分の1である。
  3. ^ これをより厳密に説明するには、一般相対性理論の説明に踏み込む必要があるが、ここでは簡単の為に割愛する。
  4. ^ キログラム#重量との関係も参照。
  5. ^ もっとも、重量キログラム (kgf)を用いる重力単位系(上述)は特に公の場で使用されなくなりつつあり、重さの表記にあたっては、力の単位であるニュートン (N)の使用へと移行しつつある。この単位を用いるならば、1キログラムの質量の物体に(地球表面上で)はたらく重力、すなわち重さは概ね9.8ニュートンである。
  6. ^ このとき同時に、質量の単位はキログラム (kg)であり、重さの単位はニュートン (N)であるとも教えられ、学校教育では両者ははっきりと区別されるようになる。
  7. ^ 英語版記事Mass versus weightあるいはWeight#massも参照。
  8. ^ NIST SP 330(SI)2019年版 p.46, 下欄 Editors' note: In the United States the term “weight” is used to mean both force and mass. In science and technology this declaration is usually followed, with the newton (N) the SI unit of force and thus weight. In commercial and everyday use, and especially in common parlance, weight is often (but incorrectly) used as a synonym for mass, the SI unit of which is the kilogram (kg). 訳:米国では、「weight」の語は、force(力)とmass(質量)の両方の意味で用いられる。科学技術分野においては、この宣言(1901年のCGPM)は通常守られている(単位はforce(力)したがってweight(重さ)のSI単位であるニュートン(N)を用いる)。商業上の使い方と日常の使い方では、特に俗用としては、weight の語は、しばしば(しかし間違って) mass(質量) の同義語として使われている(SI単位はキログラム(kg)である)。
  9. ^ NIST SP330(1981)p.18, 3d CGPM 1901, USA Editors' note. "In the USA, ambiguity exists in the use of the term weight as a quantity to mean either force or mass. In science and technology this declaration (CGPM(1901)) is usually followed, with the newton the corresponding unit. In commercial and everyday use, weight is often usedn in the sense of mass for which the SI unit is the kilogram." 訳:米国では、量を表す「weight」の語の使い方には、force(力)を意味するのか、mass(質量)を意味するのかについて曖昧さが存在する。科学技術分野においては、この1901年のCGPM声明は通常守られている(単位はニュートン)。商業上の使い方と日常の使い方としては、weight の語は、しばしば mass(質量) の意味で使われている(単位はキログラム)。
  10. ^ この定義は2019年に廃止された。詳しくはSI基本単位の再定義 (2019年)を参照。
  11. ^ この値は重力単位系のために設定された固定値である。2019年の時点で、重力単位系自体は国際単位系から排除されている。
  12. ^ もっとも、梵鐘を垂直方向に上方に移動させようとして感じる「重さ」は、先記の「重さ」と同じ意味である。
  13. ^ ただし、重力単位系の使用される分野は徐々に縮小されており、たとえば日本等では計量法がの規定が変更になり、1999年以降はこの計量単位の取引・証明など公的な目的での使用は禁止されている。
  14. ^ これは重力加速度という尺度でもっぱら表記される。
  15. ^ a b c これらは法定計量単位ではない。公的な使用は、禁止ないし非推奨であり、注意を要する。

出典

  1. ^ a b c 質量と重さの違いって何?”. ファン!ファン!JAXA!. 2023年10月19日閲覧。
  2. ^ 有馬朗人ほか70名、(中学校教科書)理科の世界1、p.183 「くらしの中では,「重さ」を質量という意味でも重力の大きさという意味でも使うことがあるよ。でも理科では重さと質量はちがう意味で使うよ。」、2020年3月2日検定済、大日本図書ISBN 978-4-477031750
  3. ^ 吉埜和雄, 興治文子「「質量」をどう教えるか : ニュートンの質量の定義に戻って」『新潟大学教育学部研究紀要 自然科学編』第10巻第2号、新潟大学教育学部、2018年3月、127頁、hdl:10191/49734ISSN 18833845CRID 1050845764191780480“6.重力と質量を区別しなくとも日常生活では不自由しない” 
  4. ^ 有馬朗人ほか58名、「たのしい理科3年」、p.166、もののしゅるいと重さ、「重さは, グラムというたんいで表され・・・」、2019年3月5日検定済、大日本図書、ISBN 978-4-477-03122-4、2021年2月5日再版発行
  5. ^ 車両総重量の項を参照。
  6. ^ 別表2 仕様の表示事項およびその表示基準 表示事項は「質量」、表示基準は「「kg又はキログラム」で表示すること。」となっている。 公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会
  7. ^ The American Heritage Dictionary, Second College Edition, p.1371, Houghton Mifflin Company, 1982, ISBN 0-395-32943-4 1)A measure of the heaviness or mass of an object. 2)The gravitational force exerted by the earth or another celestial body on an object, equal to the product of the object's mass and the local value of gravitational acceleration.
  8. ^ BIPM 著、産業技術総合研究所 計量標準総合センター 訳『国際単位系(SI)第9版(2019)日本語版』産業技術総合研究所 計量標準総合センター、2020年3月、126-127頁https://unit.aist.go.jp/nmij/public/report/SI_9th/pdf/SI_9th_日本語版_r.pdf 
  9. ^ 質量の単位と重量の定義に関する声明;gn の協定値 (CR, 70)



量目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 15:34 UTC 版)

万延小判」の記事における「量目」の解説

小判規定量目は八分八厘(3.30グラム)であり、一分判二分二厘(0.82グラム)である。 多数量の実測値平均は、小判0.88匁(度量衡法に基づく匁、3.30グラム)、一分判0.22匁(同0.83グラム)である。 太政官による『旧金銀貨幣価格表』では、拾両当たり量目1.06894トロイオンスとされ、小判1枚当たりの量目は3.32グラムとなる。

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量目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/03 17:03 UTC 版)

安政小判」の記事における「量目」の解説

小判規定量目は二匁四分(8.98グラム)であり、一分判六分(2.24グラム)である。 多数量の実測値平均は、小判2.40匁(度量衡法に基づく匁、9.00グラム)、一分判0.61匁(同2.29グラム)である。 太政官による『旧金銀貨幣価格表』では、拾両当たり量目2.89010トロイオンスとされ、小判1枚当たりの量目は8.99グラムとなる。

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量目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/03 17:00 UTC 版)

文政小判」の記事における「量目」の解説

小判規定量目は元文小判同じく三匁五分(13.09グラム)であり、一分判八分七厘五毛(3.27グラム)である。 多数量の実測値平均は、小判3.49匁(度量衡法に基づく匁、13.09グラム)、一分判0.88匁(同3.30グラム)である。 太政官による『旧金銀貨幣価格表』では、拾両当たり量目4.21510トロイオンスとされ、小判1枚当たりの量目は13.11グラムとなる。

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量目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 13:50 UTC 版)

慶長小判」の記事における「量目」の解説

小判規定量目(質量)は四匁七分六厘(17.76グラム)であり、一分判一匁一分九厘(4.44グラム)である。 この規定量目は京目一両すなわち四匁四分を基に以下のように導かれたものであるとされる小判十両分の素材品位五十二匁二分位として、京目金十両すなわち四十四匁の生粋金に銀八二分加えたのであるから、これより分一金四匁四分差し引くと四十七匁八分となり、吹き減り二分差し引いて四十七匁六分となることによる。すなわち(52.2-4.4-0.2)÷10=4.76である。 また、量目が四十四二分の大判道具値段が八両二分評価されており、十両分では五十二匁となり、金座貨幣鋳造手数料にあたる分一金四匁四分差し引き四十七匁六分となり、一両では四匁七分六厘とする説もある。すなわち(44.2÷8.5-4.4)÷10=4.76である。 小判の量目は四匁七分三厘とする文献もあるが、これは明治24年1891年)の度量衡法一匁=3.75グラムに基づく多数量の実測値平均で17.74グラムとなる。江戸時代一匁唐代の3.73グラム等しいと推定されている。一分判実測値平均は1.18匁(度量衡法に基づく匁、4.43グラム)である。 太政官による『旧金銀貨幣価格表』では、拾両当たり量目5.67952トロイオンスとされ、小判1枚当たりの量目は17.77グラムとなる。

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量目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/21 03:46 UTC 版)

元禄小判」の記事における「量目」の解説

小判規定量目は慶長小判同じく四匁七分六厘(17.76グラム)であり、一分判一匁一分九厘(4.44グラム)、二朱判は五分九厘五毛(2.22グラム)である。 多数量の実測値平均は、小判4.75匁(度量衡法に基づく匁、17.81グラム)、一分判1.19匁(同4.46グラム)、二朱判0.59匁(同2.21グラム)である。 太政官による『旧金銀貨幣価格表』では、拾両当たり量目5.71252トロイオンスとされ、小判1枚当たりの量目は17.77グラムとなる。

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