日本の水族館の歴史
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1882年(明治15年) - 恩賜上野動物園の一角に観魚室(うをのぞき)が開設される。循環濾過装置のない水槽による淡水魚展示施設で、日本初の水族館と呼ばれることもある。 1890年(明治23年) - 上野公園で第3回内国勧業博覧会が開かれた時に水族館が開かれたが、博覧会が終わると取り壊された。 1897年(明治30年) - 和楽園水族館開設。神戸市で開催された第2回水産博覧会の目玉として開設。各水槽に循環濾過装置配備しており日本初の水族館と呼ばれる。ただし、博覧会期間中だけの開設で常設ではなかった。 1899年(明治32年) - 浅草公園水族館開館(日本初の私設水族館)。 1903年(明治36年) - 堺水族館開館。当時世界一との評価を得る。1961年閉館。 1910年(明治43年)3月24日 - 箱崎水族館「九州沖縄八県連合共進会」(博覧会)開催に伴い開館。25年後の国道3号拡張に伴い閉館。 1913年(大正 2年) - 魚津水族館開館。2020年現在、日本で最も歴史の長い水族館。 1922年(大正11年) - 京都大学白浜水族館開館(1993年リニューアル)。 1927年(昭和 2年)4月1日 - 松島水族館開館。2015年5月10日に閉館するまで88年間同地で営業を続けていた。 1930年(昭和 5年) - 中之島水族館(当時、現伊豆・三津シーパラダイス)日本で初めてハンドウイルカを展示飼育。 1935年(昭和10年) - 阪神水族館開館。翌1936年には、世界で初めてゴンドウクジラ〈コビレゴンドウ〉を展示飼育。 1955年(昭和30年) - 三重県鳥羽市に鳥羽水族館がプールと海を仕切った施設で開館、1957年に世界初のドーナツ型水槽を有する水族館棟が竣工。 1957年(昭和32年) - 神戸市に須磨水族館開館。日本初の冷却装置付水槽を導入。 1957年(昭和32年) - 江の島水族館の一角に江ノ島水族館マリンランドが開館。水量5,000t、東洋一の規模の大プールで日本初とある鯨類のショーを行った。 1964年(昭和39年) - 大分生態水族館マリーンパレス開館。開館から7年間は日本国内で入場者数が1番多い水族館であった。 1966年(昭和41年)(当時は二見シーパラダイス)現伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイス開業。 1967年(昭和42年) - 下田海中水族館開館。世界初の水中に浮かぶ水族館。 1968年(昭和43年) - 京急油壺マリンパーク開館。 1970年(昭和45年) - 大洗水族館開館(当時、現アクアワールド・大洗)。1976年に日本で初めてペンギンショーを行った。 1971年(昭和46年) - 日本初の半開放式水族館・串本海中公園水族館が開館。 1978年(昭和53年) - サンシャインシティの「ワールドインポーマートビル」の10・11階に世界初の地上240mの高層ビルにあるサンシャイン国際水族館開館。 1981年(昭和56年) - 3代目魚津水族館が完成し、世界初のアクリル水槽に世界初のトンネル水槽を導入、また、波の出る水槽や雨の降る水槽も日本で初めて導入。 1982年(昭和57年) - 伊豆・三津シーパラダイスで日本初のラッコ飼育、また日本初の繁殖に成功。 1988年(昭和63年) - 江の島水族館展示飼育下でのハンドウイルカの繁殖に日本で初めて成功。 1989年(平成元年) - 葛西臨海水族園開園。日本最大のドーナツ型大水槽でマグロの回遊を実現。 1990年(平成 2年) - 大阪市に海遊館が開館。世界最大の水量5400tの水槽誕生。ジンベイザメ等を展示。 1992年(平成 4年) - 名古屋港水族館(南館)開業 1993年(平成 5年) - 横浜・八景島シーパラダイス開業。水量3,503tの野外水槽「生態ショープール」を有する。 1993年(平成 5年) - 蓼科アミューズメント水族館開業。標高1750m、世界最高所の淡水魚水族館。 1994年(平成 6年) - 城崎マリンワールド開業。 2000年(平成12年) - アクアマリンふくしま開館。サンマの水槽内飼育及び繁殖に世界で初めて成功。 2001年(平成13年) - 名古屋港水族館北館が開館。世界最大級の野外水槽(水量13,400t)を有する。 2002年(平成14年) - 沖縄美ら海水族館開館。世界最大の屋内水槽(水量7,500t)を有する。 2004年(平成16年) - 大分マリーンパレス水族館うみたまご・エプソン 品川アクアスタジアム(現マクセル アクアパーク品川)・新江ノ島水族館・アクア・トトぎふ・男鹿水族館GAOが開業 2012年(平成24年) - 京都水族館が開業。東京スカイツリーにおいてすみだ水族館開業。 2022年(令和4年) - 渋谷空想水族館が開館。XR技術によりバーチャル空間での水族館が開館した。
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