日本の水神
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/11 14:00 UTC 版)
農耕民族にとって水は最も重要なものの一つであり、水の状況によって収獲が左右されることから、日本においては水神は田の神と結びついた。田の神と結びついた水神は、田のそばや用水路沿いに祀られていることが多い。また、水源地に祀られる水神(水分神(みくまりのかみ))は山の神とも結びついている。農耕以外の日常生活で使用する水については、井戸・水汲み場に水神が祀られる。 水神の象徴として河童、蛇、龍などがあり、これらは水神の神使とされたり、神そのものとされたりする。 日本神話には、水に関する神として以下のような神が登場する。 罔象女神 闇淤加美神 高淤加美神 闇罔象神 -- 闇罔象神と闇龗神いずれも祈雨(きう)、止雨(しう)、灌漑の神として信仰されている。 天之水分神・国之水分神 -- 分水・分水嶺の神 瀬織津姫神 -- 祓戸神の一柱 若宇加能売命 日河比売 -- 霊力のある川に仕える巫女 深淵之水夜礼花神 -- 水の運行を司る神 天之都度閇知泥神 -- 水路の神 天之久比奢母智神・国之久比奢母智神 -- 瓢(ひさご)・灌漑の神 泣澤女神 善女竜王 武水別神 -- 聖山に鎮座した水神 建御名方神 -- 武神・風神・農耕神と共に水神としての性格も持つ 洩矢神・守屋大臣 -- 山神として雨を降らせる
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