深淵之水夜礼花神とは? わかりやすく解説

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深淵之水夜礼花神

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/25 04:01 UTC 版)

深淵之水夜礼花神

十七世神 第三代
先代 布波能母遅久奴須奴神
次代 淤美豆奴神

神祇 国津神
全名 深淵之水夜礼花神(フカフチノミズヤレハナノカミ)
別名 深淵之水夜禮花神、深渕之水夜礼花神、深淵水夜禮花命、深渕之水夜禮花命
神格 水神
布波能母遅久奴須奴神
日河比売
配偶者 天之都度閇知泥神
淤美豆奴神
神社
記紀等 古事記
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深淵之水夜礼花神(フカフチノミズヤレハナ/フカブチノミズヤレハナ、歴史的仮名遣フカフチノミヅヤレハナ/フカブチノミヅヤレハナ)は、日本神話に登場する

概要

『古事記』にのみ登場する神で、名称や系譜以外特に事績に関する記述はない。十七世神(とおまりななよのかみ)の一柱である国津神

名義は字面や親類の淤迦美神・日河比売・淤美豆奴神とのつながりから、水に縁のある神であると考えられるが、詳細は未詳である[1]

「深淵」は水が淀んで深い淵をなしているところの意味であり、「夜礼」を四段活用の「遣る」に対する受け身形で下二段活用の連用形とし、深い淵の水が目に見えない力によって送り出され流れてゆく、その始め(ハナ=端)と解し、「深い淵の水が遣やれ始めること」の意として水の運行の神格化と考えられる[2]。また、「深淵」、「水」が淤迦美神・日河比売から、「花」は木花知流比売からの即興的連想で、深い意味はないとする説もある[1]

系譜

須佐之男命から大国主神までの系図(『古事記』による)。青は男神、赤は女神

布波能母遅久奴須奴神が日河比売を娶って生んだ神で、天之都度閇知泥神を娶り淤美豆奴神を生んでいる。

祀る神社

参考文献

  1. ^ a b 國學院大学 古事記学センター 深淵之水夜礼花神
  2. ^ 新潮日本古典集成 古事記

関連項目

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