原作・『Crystal』版
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「ちびうさ」の記事における「原作・『Crystal』版」の解説
第一期の敵組織・ダーク・キングダムとの最終決戦が終わった回の末尾で初登場。うさぎと衛のデート中に現れ、うさぎを本物そっくりのおもちゃの銃で脅迫して『幻の銀水晶』を要求する過激な展開を見せる。セーラームーンが『幻の銀水晶』を持っていると知っており、密かに奪おうとする。 ブラック・ムーン一族の刺客に「ラビット」と呼ばれて狙われており、うさぎ達に問い詰められても口を噤んで心を閉ざした。セーラームーンの正体がうさぎだと知った後、うさぎの『幻の銀水晶』を盗み、未来から持ち出したもう一つの『幻の銀水晶』と共に未来に帰ろうとして失敗し、うさぎたちに真相を告白して助けを求める。 実はクリスタル・トーキョーがブラック・ムーン一族に襲撃されたのは、ちびうさが母の『幻の銀水晶』を持ち出してしまい結界が解かれたため。未来に居た頃は、小さいまま成長が止まったことや、額に月の王家を示す三日月の印がない、セーラー戦士に変身できないなどの要因により、「クイーンに似ていない」「偽の王女だ」と周囲の人々にいじめられ、孤独な日々を送っていた。ある日いじめっ子たちに「プリンセスなら『幻の銀水晶』が使えるはずだ」と言われ、母の『幻の銀水晶』を持ち出してしまう。また、セーラープルートとはいじめっ子に追われていた時に出会った。 第二期後半ではうさぎがブラック・ムーンに拉致されてしまい、美しく力に満ちた母親への劣等感と30世紀に危機を招いた罪悪感を募らせ、プルートに相談しようとしたが、密かに想いを寄せるキング・エンディミオンと話しながら自分が見たことのないような笑顔を見せるプルートを目撃してショックを受け、「自分の居場所はどこにもない」と絶望してしまう。 時空の門から荒れた時空に飛び出した時、時空の鍵を落とし、その先でワイズマンに遭遇。絶望した心につけ込まれてブラック・レディに急成長させられ、その後はワイズマンの指揮の元、自ら世界を滅ぼすために動いた。その後、時空の鍵を持たずに姿を消したちびうさを探す衛を捕まえて洗脳し、ワイズマンに操られたデマンド・サフィール兄弟と共にクリスタル・トーキョーを襲撃、洗脳した衛を利用してうさぎの持つ『過去の幻の銀水晶』を奪う。しかし、その直後に所持していた母の『未来の幻の銀水晶』と『過去の幻の銀水晶』をデマンドに奪われ、2つを接触させて世界を消そうとしたデマンドに、プルートが禁忌の時間停止を行使する。命を落としたプルートにブラック・レディが流した涙が新しい『幻の銀水晶』に変わり、洗脳が解けてセーラーちびムーンに覚醒した。 ネオ・クイーン・セレニティのムーン・ロッドを借りて、セーラームーンとタキシード仮面と共にデス・ファントムを倒し、30世紀の世界に平和を取り戻してうさぎたちと別れるが、ネオ・クイーン・セレニティに「真の友達探しとセーラー戦士の修業」の課題を与えられ、すぐに20世紀に戻って来る。少し成長したちびうさは、自分の『幻の銀水晶』を変身ブローチに納め、「セーラー戦士見習い」としてセーラームーンの仲間になるのだった。 第三期では無限学園で出会った土萠ほたると仲良くなり、発作に襲われたほたるの体を『幻の銀水晶』の力で癒やす。プルートたち外部戦士にほたるがセーラーサターンだと知らされてほたるの所に行くが、ほたるの体を乗っ取ったミストレス9に『幻の銀水晶』を奪われて倒れてしまい、衛のエナジーを分け与えられて生命を留める。また、第三期後半には祈りの力で生み出したもう一つの「伝説の聖杯」で、スーパーセーラーちびムーンにパワーアップを遂げる。 第四期ではペガサスに変身したエリオスと出会い、エリュシオンを救うべく彼が啓示を受けた「乙女」が自分のことと思えずに不安になる。その予感の通りにエリュシオンを救う「乙女」はうさぎであり、自分を卑下して泣いてしまうが、エリオスにとっての「乙女」はちびうさであり、彼に啓示を授けたプリンセスは成長した未来のちびうさ=プリンセス・レディ・セレニティだった。第四期終盤には『幻の銀水晶』が自身のセーラークリスタルに成長した『ピンク・ムーン・クリスタル』の力で、エターナルセーラーちびムーンにパワーアップを遂げる。また、アマゾネス・カルテットの正体がセーラー戦士として成長したちびムーンの守護戦士「セーラーカルテット」だと判明している。 第四期ラストで再び未来に帰るが、第五期では20世紀がシャドウ・ギャラクティカに侵攻された影響で30世紀の世界に異変が起こり、密かに偵察していたダイアナが殺されたことを察知して、自分の守護戦士として目覚めたセーラーカルテットと共に20世紀に戻ることを決意。セーラーちびちびムーンとうさぎを助けにやって来る。しかし、ちびちびと出会うがちびうさは自分の妹では無いと気付いている。衛が消滅したことでちびうさ自身も消えてしまうが、戦いの後にちびちびの正体だった究極の戦士・セーラーコスモス(未来のうさぎ)のラムダ・パワーの力で活性化したギャラクシー・コルドロンから再生し、未来へと帰って行った。セーラーカルテットたちとは再会されていないらしい。 平行宇宙が舞台の番外編『ぱられるせぇらぁむ〜ん』では、現代の中学3年生の「月野ちびうさ」として登場。専業主婦である母のうさぎのだらしなさに呆れており、妹のこうさぎに手を焼いている。成績優秀で眼鏡をかけ、親友のほたると東大を目指して亜美を「先輩」と呼んでいる。セーラーカルテットたちとは出会っていないらしい。
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原作・『Crystal』版
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「地場衛」の記事における「原作・『Crystal』版」の解説
初登場時は私立元麻布高校の2年生。原作第四期でKO大学の医学部に進学、第五期でハーバード大学に留学する。前世の記憶が戻ってからは地球の王子の自覚が芽生え、セーラームーンのパートナーでセーラー戦士のサブリーダーとして振る舞う。うさぎと恋仲になってからは第二期では「うさこ」、第三期以降は「うさ」と呼ぶ。 透視、ヒーリング、チャネリングといったサイコメトリー(超能力)の持ち主で、高校ではスポーツ万能で学内での成績も優秀な為、浅沼一等を始めとする後輩たちの憧れの存在である。高校へはバスで通学している。キザな台詞が特技のクールな伊達男だが、うさぎには嫉妬深く涙もろい面もある。うさぎとの間には肉体関係もあるが、強くなっていくうさぎを見て「自分は足手まといではないか」と寂しく思っている。 初登場時は宝石専門の怪盗・タキシード仮面に変装して「幻の銀水晶」を探しており、宝石店の「OSA-PI」を下見に来た時にうさぎと出会った。身につけていたムーンフェイズの懐中時計をうさぎに贈り、ハンカチとのトレードを約束していた。懐中時計が前世の記憶を呼び覚ますアイテムとなる。 第一期後半で敵の攻撃からセーラームーンを庇って倒れ、彼女がプリンセス・セレニティに覚醒すると前世の記憶が戻るが、ダーク・キングダムに拉致される。クイン・ベリルに洗脳を受けて配下のエンディミオンを名乗り、古幡元基の親友の遠藤を殺害(『Crystal』では暗示で記憶を改変)して成り替わり、元基や木野まことを暗示で操り、司令室に侵入して銀水晶を奪おうとした。セーラームーンに聖剣で刺されて心中されるが、四天王の宝石のおかげで生き延び、正気を取り戻した代わりに失明する(『Crystal』では失明しない)。四天王の幻にクイン・メタリアの急所を聞き、銀水晶を使ってメタリアと戦うセーラームーンを支えた。メタリアを倒して失神したうさぎをキスで目覚めさせ、ヒーリング能力で傷ついた地球を癒やしてうさぎと結ばれる。 第二期では突然現れたちびうさに戸惑うが、ブラック・ムーン一族に怯えたちびうさにタキシード仮面人形をあげて「セーラームーンは無敵だよ」と励まし、セーラームーンとの愛の力で彼女の武器・ムーンロッドを生み出す。未来の自分キング・エンディミオンの力でサイコメトリーを応用した必殺技「タキシード・ラ・スモーキングボンバー」を手に入れ、力が使えないセーラームーンの代わりに戦った。時空の狭間に消えたちびうさを探してちびうさが変身したブラックレディに洗脳されるが、セーラープルートが時間を止めるとムーンロッドの力で正気に返り、世界を消そうとしたプリンス・デマンドをセーラームーンとの愛の力で倒した。 第三期ではセーラームーンとセーラーちびムーンとの愛の力で、ハートムーンロッドを伝説の聖杯に変えた。ミストレス9に銀水晶を奪われたちびうさにエナジーを与え、銀水晶を返しに来た土萠ほたるに出会う。決戦に向かったセーラーちびムーンを見送ってさみしく思うが、タキシード仮面に変身する力を手に入れて決戦にも参加する。 第四期では一心同体の関係にある聖地エリュシオンの祭祀・エリオスが登場し、デッド・ムーンの首領ネヘレニアに黒バラの呪いを受けて倒れる。うさぎの発案で「幻の銀水晶」に匹敵する地球国の守護石「ゴールデン・クリスタル」を目覚めさせ、セーラームーン達をパワーアップさせた。終盤ではエリオスをペガサスの姿で召喚している。 第五期ではハーバード大学への留学が決まり、日本を去る直前にうさぎに指輪を渡すが、直後にシャドウ・ギャラクティカにゴールデン・クリスタルを抜かれて消滅する。ギャラクシアの傀儡としてセーラームーンを襲うが、ギャラクシアにコルドロンの海へと還されてしまう。コスモスの力でコルドロンから再生し、数年後にうさぎと結婚式を挙げた。エピローグでセーラームーンに「きみはきっと永遠に不滅だ」と独白し、結婚式でうさぎがちびうさを懐妊したと思われる描写がある。
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