セーラープルート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 09:17 UTC 版)
冥王星を守護星に持つ時空と変革の戦士。古代から侵入者を防いだ外部太陽系三戦士の一人。時を司る神・クロノスの血を引き、時間と空間の狭間(テレビアニメでは時空の回廊)にある冥土の扉「時空の扉」を守っている美しく孤独な番人。 「ガーネット・ロッド」には時空を操る力があり、中の宝珠のタリスマン「ガーネット・オーブ」は取り外して使用できる。精神力が高いセーラープルートは、他のセーラー戦士より年上だけあって落ち着いている。戦闘力も非常に高く、本編中では必殺技が効かなかった敵はセーラーサターンを除けば一番少ない。時空の扉の番人だが、テレビアニメ第75話ではちびうさの悪夢の原因を断ち切ろうとうさぎ達を夢の中に送る力を見せている。 コスチュームの色は黒だが、ティアラの宝石とブローチの色は赤みの強いピンク(ストロベリーピンク)で、リボンの色はダークブラウン。原作のマーキュリーと同じくノースリーブ仕様でロングブーツを履き、ストロベリーピンクの矢羽型のピアスと宝玉を下げたチョーカーを着用。他の外部戦士と同じくセーラーカラーは無地。テレビアニメ『セーラースターズ』ではラベンダー色のアイシャドーをつけている。 テレビアニメ及び『Eternal』での決めゼリフは「時空の星、冥王星を守護に持つ、変革の戦士セーラープルート」。テレビアニメ版ではその後に「外部太陽系三戦士、新たな危険に誘われて、(ウラヌス)ここに参上!!(3人)」と続く。その他に「時を司るセーラープルート、この愛すべき地球を、貴方の思い通りにはさせません」がある。原作第二期では「私は時空の扉を掌るもの、冥界の番人 セーラープルート!禁忌(タブー)を侵す者は消去します!」と名乗っている。原作第三期及び『Crystal』の登場ゼリフは「冥界の星!冥王星を守護にもつ時空の戦士!セーラープルート!」。『Eternal』での名乗りシーンの背景は冥王星と赤と白の薔薇の花。 原作のキング・エンディミオンによれば「時間は最後の犯すべからざる領域だ。セーラープルートは遥かな昔からその禁じられた領域・時空の扉をたった一人で統括する」「セーラープルートは誰よりも長く生き、あらゆる時代を見聞きし、そして誰よりも忍耐強く適確な判断をくだせる、たよれる戦士だ」。原作では30世紀のクリスタル・パレス内の時空の扉の部屋にいたが、銀水晶の力で冥王せつなに転生すると20世紀の東京で暮らしている。 テレビアニメでは謎が多い存在で、登場回数も少ない。時空を越える力で何度も同じ時を繰り返しているらしく、本編とは別の未来も知っているらしい。『S』ではユージアルにタリスマンを奪われたウラヌスとネプチューンを助けに現れ、第3のタリスマンのガーネット・オーブを掲げて「伝説の聖杯」を召喚した。ウラヌスとネプチューンを助けるために禁忌を破るが、デス・バスターズの戦いが終わると何もなかったように復活している。
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