初代・A31型とは? わかりやすく解説

初代 A31型(1988年-1994年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 06:13 UTC 版)

日産・セフィーロ」の記事における「初代 A31型(1988年-1994年)」の解説

発売週間前からの、中沢新一和田勉斉藤由貴井上陽水中村敦夫出演ティザー広告経て1988年9月1日発売糸井重里考案の「くうねるあそぶ。」のキーワードが話題になった当時S13型シルビアのオプションパッケージなどでしか採用例のなかったプロジェクターヘッドランプを標準採用した斬新なフロントマスクが特徴的であった流麗なデザインながらボディ形状はプレスドアを採用した4ドアセダンである。 駆動方式FRで、1989年5月モデルチェンジしたスカイライン1989年1月モデルチェンジしたローレルとは基本コンポーネンツ共有する姉妹車である。発売当初はDUET-SS装着車除いてマニュアルトランスミッション選択可能、エンジンは2LのRB20系エンジン3種EGISOHCのE、EGIDOHCDEEGIDOHCターボのDET)を搭載RB20DE無鉛プレミアムガソリン仕様RB20DETはR31スカイライン搭載の180psから205psにパワーアップした仕様であった生産工場は、当時姉妹車のスカイライン・ローレルなどを生産していた村山工場と、サニー・プレセアなどを生産していた座間工場であった初期キャッチコピーは「33歳セダン。」であり、当時DINKs層、つまり20代から30代男性主なターゲットにした販売戦略取られていた。ユーザーが自らの嗜好沿ってエンジンサスペンショントランスミッション内装生地内装色、外装色などを組み合わせて注文できるセミオーダーメード方式「セフィーロ・コーディネーション」を導入発売当時組み合わせ810通りあった。組み合わせた仕様の詳細はセンターコンソールボックスのふたの内側に貼られた仕様書確認できる。なお、メカニズム仕様による価格差は存在しても、快適装備類に差異はほぼ存在しない外装には特に表記されないもののエンジンサスペンション組み合わせ表現する名前があり、RB20E搭載車には「タウンライド」RB20DE搭載車は「ツーリングRB20DET搭載車は「クルージング」、超音波センサー付き電子制御サスペンションDUET-SS装着車には「コンフォート」、4輪操舵システムHICAS-II装着車に「スポーツ」の名前がつけられていた。CM広告写真にはHICAS-II装着RB20DE搭載車「スポーツツーリング」が多く使われた。 発売当時のセフィーロ・コーディネーション搭載エンジンサスペンションRB20E(SOHC)RB20DE(DOHC)RB20DET(DOHCターボ)トランスミッション内装生地内装外装色標準サスペンションタウンライド ツーリング クルージング 4速E-AT/5速MT ダンディ/エレガント/モダン オフブラック/ブラウン 9色(注文色2色) 電子制御DUET-SS装着コンフォートタウンライド コンフォートツーリング コンフォートクルージング 4速E-AT 4輪操舵HICAS-II装着スポーツタウンライド スポーツツーリング スポーツクルージング 4速E-AT/5速MT 1989年8月スエード調人工皮革エクセーヌ」を内装採用した特別仕様車「エクセーヌセレクション」を、ラグジュアリーグレード「コンフォート」系に設定1990年1月標準車RB20DETターボエンジン搭載グレードクルージングベースとし、日産特装車専門の子会社オーテックジャパンで、エアロパーツ、エンジンチューン、コノリーレザー製本シートオリジナル品の本革ステアリングPIAAアルミホイールなどチューニング施した「オーテックバージョン」が追加設定され、1990年8月マイナーチェンジされた中期型以降引続き設定されていた。 しかしながら直接的なライバル車であるトヨタ・マークII/チェイサー/クレスタ販売攻勢や、斬新尚且つ奇抜なフロントフェイスの好み分かれた事などもあり、大きな話題性の割に人気低迷気味になり、1990年8月最初マイナーチェンジ中期型になったのを機に前期型設定されていたセミオーダーメード方式の「セフィーロ・コーディネーション」が廃止され保守層を対象としヘッドランプオーソドックスフォグランプ内蔵異型角型2灯式ハロゲンタイプに改めたNA専用の「Nシリーズ」なども追加された。R32型スカイラインGT-R搭載4WDアテーサE-TSシステムとR32型スカイラインと共通の4輪マルチリンクサスペンション移植しRB20DET組み合わせた国内向けセフィーロでは最初で最後4WDモデル「アテーサクルージング」(後期ではSE-4)の追加試みられた。 1991年8月全車にサイドインパクトドアビーム採用等の安全対策の向上及び、断熱グリーンガラスを採用運転席SRSエアバッグシステムメーカーオプション設定同時にタウンライドNとツーリングベースにエクセーヌシート、シルバーポリッシュアルミロードホイールを特別装備したSVシリーズ発売1992年5月再度マイナーチェンジ後期型では2,500ccのRB25DE搭載モデル追加があり、同時にRB20DE搭載車RB25DE搭載車5速ATが追加となる、他のエンジン搭載車4速ATが継続バンパー大型化3ナンバー化される前回マイナーチェンジ追加されNシリーズ廃止され全車プロジェクターヘッドランプに戻る。新グレードとして、本革/エクセーヌ混成シート、C33ローレル同素材のマホガニー材本木目ATフィニッシャー、スーパーファインコーティング、シルバーポリッシュアルミロードホイールを装備した「25SE-Mセレクション」を追加CM出演者井上陽水から仲谷昇変更姉妹車スカイラインローレル共用する部品多く手軽にチューニングでき4ドア実用性優れることからチューニングカー、特にFRということもあってドリ車ベースとして一部人気博した海外輸出販売好調で、これまでのローレル代わり東南アジア・オセアニアでは「セフィーロ」、中東ラテンアメリカでは「ローレルアルティマ」のネーミング売られていた。日本国内仕様との違いは、フロント部のロゴマーク海外向け日産ロゴマーク)が異なるのとメーターが220km/h(日本向けは180km/h)対応であること。また、ローレルアルティマには専用RB24Sエンジン搭載されていた。 通常日産新規車種では車両型式末尾「0」から始まるようになっているが、「A30」は3代目グロリア(タテグロ)で既に使用されていたため「A31」から始まっている。 1994年7月生産終了[出典無効]。在庫応分のみの販売となる。 1994年8月2代目入れ替わる形で販売終了販売終了前月までの新車登録台数累計141278台。 後期型 フロント リア後期型ラテンアメリカ向けローレルアルティマ チューニングされた前期型

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初代 A31型(1988年 - 1994年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 15:14 UTC 版)

日産・セフィーロ」の記事における「初代 A31型(1988年 - 1994年)」の解説

発売週間前からの、中沢新一和田勉斉藤由貴井上陽水中村敦夫出演ティザー広告経て1988年9月1日発売糸井重里考案の「くうねるあそぶ。」のキーワードが話題になった当時S13型シルビアのオプションパッケージなどでしか採用例のなかったプロジェクターヘッドランプを標準採用した斬新なフロントマスクが特徴的であった流麗なデザインながらボディ形状はプレスドアを採用した4ドアセダンである。 駆動方式FRで、1989年5月モデルチェンジしたスカイライン1989年1月モデルチェンジしたローレルとは基本コンポーネンツ共有する姉妹車である。発売当初はDUET-SS装着車除いてマニュアルトランスミッション選択可能、エンジンは2LのRB20系エンジン3種EGISOHCのE、EGIDOHCDEEGIDOHCターボのDET)を搭載RB20DE無鉛プレミアムガソリン仕様RB20DETはR31スカイライン搭載の180psから205psにパワーアップした仕様であった生産工場は、当時姉妹車のスカイライン・ローレルなどを生産していた村山工場と、サニー・プレセアなどを生産していた座間工場であった初期キャッチコピーは「33歳セダン。」であり、当時DINKs層、つまり20代から30代男性主なターゲットにした販売戦略取られていた。ユーザーが自らの嗜好沿ってエンジンサスペンショントランスミッション内装生地内装色、外装色などを組み合わせて注文できるセミオーダーメード方式「セフィーロ・コーディネーション」を導入発売当時組み合わせ810通りあった。組み合わせた仕様の詳細はセンターコンソールボックスのふたの内側に貼られた仕様書確認できる。なお、メカニズム仕様による価格差は存在しても、快適装備類に差異はほぼ存在しない外装には特に表記されないもののエンジンサスペンション組み合わせ表現する名前があり、RB20E搭載車には「タウンライド」RB20DE搭載車は「ツーリングRB20DET搭載車は「クルージング」、超音波センサー付き電子制御サスペンションDUET-SS装着車には「コンフォート」、4輪操舵システムHICAS-II装着車に「スポーツ」の名前がつけられていた。CM広告写真にはHICAS-II装着RB20DE搭載車「スポーツツーリング」が多く使われた。 発売当時のセフィーロ・コーディネーション搭載エンジンサスペンションRB20E(SOHC)RB20DE(DOHC)RB20DET(DOHCターボ)トランスミッション内装生地内装外装色標準サスペンションタウンライド ツーリング クルージング 4速E-AT/5速MT ダンディ/エレガント/モダン オフブラック/ブラウン 9色(注文色2色) 電子制御DUET-SS装着コンフォートタウンライド コンフォートツーリング コンフォートクルージング 4速E-AT 4輪操舵HICAS-II装着スポーツタウンライド スポーツツーリング スポーツクルージング 4速E-AT/5速MT 1989年8月スエード調人工皮革エクセーヌ」を内装採用した特別仕様車「エクセーヌセレクション」を、ラグジュアリーグレード「コンフォート」系に設定1990年1月標準車RB20DETターボエンジン搭載グレードクルージングベースとし、日産特装車専門の子会社オーテックジャパンで、エアロパーツ、エンジンチューン、コノリーレザー製本シートオリジナル品の本革ステアリングPIAAアルミホイールなどチューニング施した「オーテックバージョン」が追加設定され、1990年8月マイナーチェンジされた中期型以降引続き設定されていた。 しかしながら直接的なライバル車であるトヨタ・マークII/チェイサー/クレスタ販売攻勢や、斬新尚且つ奇抜なフロントフェイスの好み分かれた事などもあり、大きな話題性の割に人気低迷気味になり、1990年8月最初マイナーチェンジ中期型になったのを機に前期型設定されていたセミオーダーメード方式の「セフィーロ・コーディネーション」が廃止され保守層を対象としヘッドランプオーソドックスフォグランプ内蔵異型角型2灯式ハロゲンタイプに改めたNA専用の「Nシリーズ」なども追加された。R32型スカイラインGT-R搭載4WDアテーサE-TSシステムとR32型スカイラインと共通の4輪マルチリンクサスペンション移植しRB20DET組み合わせた国内向けセフィーロでは最初で最後4WDモデル「アテーサクルージング」(後期ではSE-4)の追加試みられた。 1991年8月全車にサイドインパクトドアビーム採用等の安全対策の向上及び、断熱グリーンガラスを採用運転席SRSエアバッグシステムメーカーオプション設定同時にタウンライドNとツーリングベースにエクセーヌシート、シルバーポリッシュアルミロードホイールを特別装備したSVシリーズ発売1992年5月再度マイナーチェンジ後期型では2,500ccのRB25DE搭載モデル追加があり、同時にRB20DE搭載車RB25DE搭載車5速ATが追加となる、他のエンジン搭載車4速ATが継続バンパー大型化3ナンバー化される前回マイナーチェンジ追加されNシリーズ廃止され全車プロジェクターヘッドランプに戻る。新グレードとして、本革/エクセーヌ混成シート、C33ローレル同素材のマホガニー材本木目ATフィニッシャー、スーパーファインコーティング、シルバーポリッシュアルミロードホイールを装備した「25SE-Mセレクション」を追加CM出演者井上陽水から仲谷昇変更姉妹車スカイラインローレル共用する部品多く手軽にチューニングでき4ドア実用性優れることからチューニングカー、特にFRということもあってドリ車ベースとして一部人気博した海外輸出販売好調で、これまでのローレル代わり東南アジア・オセアニアでは「セフィーロ」、中東ラテンアメリカでは「ローレルアルティマ」のネーミング売られていた。日本国内仕様との違いは、フロント部のロゴマーク海外向け日産ロゴマーク)が異なるのとメーターが220km/h(日本向けは180km/h)対応であること。また、ローレルアルティマには専用RB24Sエンジン搭載されていた。 通常日産新規車種では車両型式末尾「0」から始まるようになっているが、「A30」は3代目グロリア(タテグロ)で既に使用されていたため「A31」から始まっている。 1994年7月生産終了[出典無効]。在庫応分のみの販売となる。 1994年8月2代目入れ替わる形で販売終了販売終了前月までの新車登録台数累計141278台。 後期型 フロント リア後期型ラテンアメリカ向けローレルアルティマ チューニングされた前期型

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