初代 A20/30型とは? わかりやすく解説

初代 A20/30型(1970年 ‐ 1977年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 06:59 UTC 版)

トヨタ・セリカ」の記事における「初代 A20/30型(1970年1977年)」の解説

通称は「ダルマセリカ」または「ダルマ」。由来は、当時としては珍しくボディがだるまのようにふくよかなため。また、スラントノーズフロント部を正面から見ると、ラップアラウンドタイプのメッキバンパーがダルマひげ面見えるからであると言われている。生産台数411815台。 1970年12月登場前年東京モーターショー出品されコンセプトカーEX-1ベースとしている。登場時のボディタイプ独立したトランクルームを持つ2ドアハードトップクーペのみである。キャッチフレーズは「未来の国からやってきたセリカ」。同時に誕生したファミリーセダン「カリーナ」のシャシ利用したスペシャリティカー。アメリカで大成功したフォード・マスタング倣って好みエンジン、変速機内装自由に選べる“フルチョイスシステム”と呼ばれるシステム採用エンジンT型1,400、2T型1,600、2T-B型1,600ツインキャブ外装ETLTST三種内装ベーシックデラックスカスタム変速機4速フロア5速フロア3速ATから選択できた。ただし、ヤマハ製2T-GDOHCエンジン搭載する最上級グレードの「1600GT」はフルチョイスの対象外専用エンジン専用内装専用外装だった。 スポーティな外観から走り良いGT人気高く、特に現在では雑誌など旧車特集A20/30型特集される際は、ほとんどの割合GT登場する1972年8月マイナーチェンジではリアコンビランプの方向指示器独立させたうえにアンバー変更したツーピースタイプとなる。燃料タンク位置トランク床下から後席背後変更となり、給油口位置もリアガーニッシュパネル裏(左右尾灯間)からリアピラーに変更された。モータースポーツ用ベース車としてサスペンション強化装備簡略化タイヤを185/70-13ラジアル標準装備とした1600GTV(VはVICTORY=勝利の意味)を追加した1973年4月には、前年モーターショー出品されコンセプトカー「SV-1」を元にテールゲートバックドア)を備えた3ドアリフトバック(LB)が登場している。LB燃料タンク位置は、初期クーペと同じトランク床下であるため給油口リア中央ガーニッシュパネル裏にあり、エンブレム引いて蓋を開ける従来からのクーペには2,000 cc(18R型)エンジン搭載車追加LBでは1,600 cc OHV/1,600 cc DOHC/2,000 cc SOHC/2,000 cc DOHCの計4機種エンジン設定されとりわけ高性能版の2,000 cc DOHC積んだLB2000GTの人気高かったが、カタログ性能はともかくエンジン・ミッション重くフケ上がり鈍く、スポーティさ、軽快さでは1600GT軍配上がった。また2,000EFI登載車はGT負けない走りをした。 1974年1月マイナーチェンジで、クーペのフロントノーズのデザインエンジンフード長いLBの物に統一されるクーペ2000GT追加1600GTホイールキャップ廃止された。 1975年には昭和50年排出ガス規制への対策に伴い兄弟車カリーナと共にシリーズ全体マイナーチェンジ実施。この時、主として排ガス対策機器納めるため、ボディサイズ全長25 mm全幅10 mmホイールベース70 mm、フロントトレッド50 mmそれぞれ拡大され室内従来イメージ残しつつ、ダッシュボード大きく変更された。またLBテールランプ縦型5連→縦型3連に、一部グレードには衝撃吸収バンパー設定されている。その一方で1400 OHVモデル1600 DOHCモデル廃止された。 1976年には2,000 cc DOHC搭載モデル昭和51年排出ガス規制適合車となる。 モデル末期1977年には特別仕様車として、「ブラックセリカ」が登場した。なお、最終型時点型式A30型に統一されている。 クーペ2200GT, USA リフトバック2000GT リアリフトバック後期型

※この「初代 A20/30型(1970年 ‐ 1977年)」の解説は、「トヨタ・セリカ」の解説の一部です。
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