エクセーヌ
東レが開発した鹿皮スエード調合成皮革のこと。商標名。一般に合成皮革は天然皮革の紛い物という印象を受けがちだが、むしろ天然皮革では得にくい多くの利点をもっている。天然の鹿皮スエードにきわめて近い、ソフトでやさしい肌触りと高い品質感がある。天然スエードに比べて湿潤時の防シワ率では約3倍も上まわり、通気性では27倍以上も高く、重さも約半分ほどしかない。クルマの内装材としても注目され、日本では日産ローレル(7代目)やスバルSVXが積極的に採用した。とくに、SVXは室内に上質感と斬新なイメージを与えることに成功したといわれる。
同義語 アルカンターラエクセーヌ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/23 15:18 UTC 版)
エクセーヌ(Ecsaine)は、東レが開発・展開しているスエード調人造皮革のブランドである。ただし工業用途・産業用途を除きグローバルブランドであるウルトラスエード (Ultrasuede) に統合された[1]。イタリア製欧州及び自動車内装向けではアルカンターラ(Alcantara)というブランド名で展開していたが、アルカンターラをイタリア製、ウルトラスエードを日本製と明確に使い分けていく戦略に変更された。
- ^ http://www.ecsaine.com/
- ^ 人工皮革事業のグローバル展開に関する新しいブランド戦略の策定について
- ^ トヨタの国内生産車としては初(ウルトラスエードブランドとして)
- ^ スバルの標準仕様車としては初(ウルトラスエードブランドとして)
- ^ 国産ハイブリッド車では初(ウルトラスエードブランドとして)
- 1 エクセーヌとは
- 2 エクセーヌの概要
- 3 エクセーヌが採用されたもの
- 4 関連項目
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