い‐かい〔ヰ‐〕【位階】
位階
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/23 01:50 UTC 版)
位階(いかい)とは、国家の制度に基づく個人の序列の標示である。位(くらい)ともいう。「位階」という語は、基本的には地位・身分の序列、等級といった意味[1]である。制度としての「位階」は、元は古代中国の政治行政制度である律令制や、それを継受した国における官僚・官吏の序列の標示(身分制度)である[1]。後には、位階は、長く官職にあった者や特に功績のあった者などに与えられる栄典の一となった。位階を授与することを「位階に叙する」または叙位(じょい)という[注釈 1]。
- 1 位階とは
- 2 位階の概要
位階
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 20:02 UTC 版)
ミトラス教徒の7位階はそれぞれ太陽系の星を守護神とした。またシンボリックな象徴物があり、たとえばオスティアの「フェリキッシムスのミトラス神殿」の床面のモザイクには7位階の象徴物が描かれている。以下に各位階について説明する。 父(パテル, pater) 守護神は土星(サートゥルヌス)。シンボルは錫杖、指輪。7位階のうち最上位に位置し、下位の信者たちの指導者的立場にある。父は神官職になることもできた。碑文では「父」位であり神官職アンティステスである者がいた。また「父」の中で最も上位にあたる「父の父」と呼ばれる者もいた。 太陽の使者(ヘリオドロモス, heliodromus) 守護神は太陽(ソール)。シンボルは 光背、ムチ。原義は「太陽の(helio)・走路(dromus)」。 ペルシア人(ペルセス, perses) 守護神は水星(メルクリウス)。シンボルは月、鋏、鎌。この位階名はミトラス教に存在するオリエント要素の1つである。 獅子(レオ, leo) 守護神は木星(ユーピテル)。シンボルは燃料用受け皿、シストルム(ガラガラ)、雷。獅子の仮面をつける。「獅子」位の入信のさいには「兵士」位の者によってハチミツが捧げられた。ポルピュリウスの『妖精たちの洞窟』(15)によると「兵士」の持つクラテールの中で少量のハチミツが水に溶かれ、それを「獅子」位の者の手に注ぐことで浄めとした。このため「獅子」位の者はメリクリスス(ハチミツを注がれた者)という戒名を持つ者がいたという。 兵士(ミリス, miles) 守護神は火星(マールス)。シンボルは背嚢、槍、兜。「兵士」位は7位階中、下位の召使い役を演じる3位階の最上位にあたり、上位の4位階に奉仕した。また「獅子」位の入信の際には浄めの儀式を行った。この位階名はキュモンによってミトラス教の軍事的性格を示すものとされたが、実際は豊饒女神の信仰に由来し、豊饒女神の戦神的側面を象徴するものであるらしい。 花嫁(ニュンフス, nymphus) 守護神は金星(ウェヌス)。シンボルは松明、輝く冠、ランプ。シリアのドゥラ・エウロポスのミトラス教資料では12人の「花嫁」位の隠者が知られている。ローマのサンタ・プリスカ教会(de:Santa Prisca)地下のミトラス神殿から発見された壁画には、花嫁用のヴェールをまとった「花嫁」位の信者がランプを持つ姿で描かれており、そこには「金星の守護を受ける花嫁たちに栄えあれ」という碑文が付されている。また4世紀前半のユリウス・フィルミクス・マテルヌス(英語版)の『異端誤謬論』(19・1)では「花嫁」位の者が行う儀式の典礼歌について述べられている。 大烏(コラクス, corax) 守護神は月(ルーナ)。シンボルは酒杯。
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位階
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 01:40 UTC 版)
階級・序列を意味する。一般的には魔術結社ごとに異なる序列制度がある。本作品内では主に「ゲーティア」の首領・徒弟に対して西洋魔術結社でよく見られる10〜12の位を持つ位階制が用いられている。位は「6=5」のように1〜10(あるいは0〜10)までの数字を2つ組み合わせて表現され、先頭の数字が大きいほど上位となる。「ゲーティア」ではアディリシアが6=5(アデプタス・メジャー:大達人)、ガラが5=6(アデプタス・マイナー:小達人)。肉体を持つ者としての最上位は7=4(アデプタス・エグゼンタプス:被免達人)とされており、ツェツィーリエと戦った時のいつきがこれに相当する力を一瞬だけ発揮していた。
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位階(ランク)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 12:37 UTC 版)
「魔入りました!入間くん」の記事における「位階(ランク)」の解説
悪魔間におけるランキング。位階による上下関係が存在し魔界の秩序構築に役立っている。
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位階(クラス)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 01:50 UTC 版)
「アサシンズプライド」の記事における「位階(クラス)」の解説
マナ能力者の持つ力の特性を11種類に区分したもの。下の6要素はそれぞれの位階の能力の強化適正率を指している。
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位階
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/15 06:06 UTC 版)
『ゴエティア』によると72人の魔神の一人で、30の軍団を従える序列53番の大総裁。元は天使の階級であったとされる。
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位階
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 05:42 UTC 版)
釈迦堂の仏壇の黒い大きな位牌には、金文字で「孝室貞心尼首座」「乾堂孝順尼」、裏面には「明治廿八年乙未五月十七日」、「明治五壬申二月十一日」と書かれてあったことから、貞心尼は首座の位階であったと思われる。 この位牌は、釈迦堂がなくなったときに薬師堂に移された。その後、与板に行き、不明となっている。薬師堂によれば、宗務所には、貞心尼が首座であった記録が残っているという。
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位階
「 位階」の例文・使い方・用例・文例
- 貴賤相婚 《王族と身分の卑しい婦人との結婚; 妻子はその位階財産を継承できない》.
- 見習である期間(特に宗教的位階で)
- 位階と勲等
- 位階と官職
- 位階に相当する色
- 第一の位階
- 親王の位階の第1位
- 位階によって定められた色の袍
- 律令制において,位階別に支給された禄物
- 父祖の蔭によって授けられる位階
- 冠によって表した位階
- 官職と位階
- 位階によって定まった色の袍以外の着用を禁じること
- 勲等と位階
- 律令制における,地方官に与えた位階
- 位階
- (宮中で)5番目の位階
- (宮中で)5第目の位階にある人
- 位階を三つ越えて昇進すること
- 日本史において,三位という位階
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