天使の階級
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 03:01 UTC 版)
詳細は「キリスト教の天使の階級(英語版)」を参照 中世以降、天使の階級にはさまざまなものが提案されているが、それらにおいて広範な影響を与えたのは神秘思想家偽ディオニシウス・アレオパギタの著作『天上位階論(英語版)』が提示した図式である。 新プラトン主義的な存在の階層構造に沿った聖なる秩序の思想を示したこの著作は、天上の位階(ヒエラルキア)について記述し、天上の存在者を三階層の三つ組に配した。これが後の神学者にも引用され、天使の「天軍九隊」または「九歌隊」として広く知られるようになった。 なお、ユダヤ教ではこれとは異なる階級が想定されている。 上位三隊 「父」のヒエラルキー 熾天使(セラフィム) 智天使(ケルビム) 座天使(王座) 中位三隊 「子」のヒエラルキー 主天使(主権) 力天使(力) 能天使(能力) 下位三隊 「聖霊」のヒエラルキー 権天使(権勢) 大天使 天使 日本正教会は、この階級を聖伝として認めている(ただし訳語は異なる)。
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