ワ州連合軍とは? わかりやすく解説

ワ州連合軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/09 23:22 UTC 版)

ワ州連合軍(ワしゅうれんごうぐん、簡体字: 佤邦联合军; 繁体字: 佤邦聯合軍; 拼音: Wǎbāng Liánhéjūnビルマ語: ဝပြည် သွေးစည်းညီညွတ်ရေး တပ်မတော်ワ語: Kru' Naing' Rob Rom' Hak Tiex Praog英語: United Wa State Army、略称: UWSA)は、ミャンマーワ州ワ自治管区)を支配するワ州連合党英語版の軍事部門である。




「ワ州連合軍」の続きの解説一覧

ワ州連合軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 05:16 UTC 版)

ワ族」の記事における「ワ州連合軍」の解説

1949年ワ族居住地流れ込んだ中国国民党軍ケシ栽培始めたとされる異説もあり)が、後にビルマ共産党(BCP)に取って代わられた。中華人民共和国強力な影響下のもと、ワ族ビルマ共産党事実上支配下ケシ栽培従事したその後インド系の上層部と、ワ族コーカン族中心とする実力担保する下部組織とで内部対立深刻化下部組織実力行使上層部一斉逮捕追放した事から1989年に同共産党瓦解した詳細ビルマ共産党参照)。 反乱後下部組織分裂し、その一派がワ州連合軍(英語版)(UWSA)を組織した1996年クン・サ停戦合意に伴いモン・タイ軍英語版)(MTA)が投降武装解除し、ワ軍が最大勢力となった兵力2万人を数え、パンカン(英語版)に司令部を置き、その南のモンポー(英語版)も根拠地である。また、1990年代ミャンマータイ国境で活動していた非ビルマ共産党系の民兵組織「ワ民族会議」を吸収合併した事から、MTA支配地域隣接する地域飛び地状に支配地域保有する。この「飛び地」との連絡巡ってUWSA投降前のMTA、そしてミャンマー国軍激しく衝突した。 BCP同様、背後では中華人民共和国影響力行使していると考えられており、装備には中国製の物が多い。制服制帽なども中国製もしくは中国製のものを模倣した国産品使用している。UWSA同様、中国から支援受けているとされるカチン族カチン独立軍コーカン族全国ミャンマー民主同盟軍でも同様の傾向見られる(これらに対しカレン族カレン民族解放軍シャン族の旧シャン州軍英語版諸派北軍英語版)、南軍英語版))は旧西側製の装備用いられている)。 最高司令官パオ・ユーチャン英語版)(英: Bao Youxiang、鮑有祥)。指導者にクン・サ側近であったウェイ・シューカン(英語版)(第171軍区司令官)、ウェイ・シューインらがいる。将兵多くワ族だが、コーカン族シャン族など他の少数民族参加している。なお、他の民兵組織同様、ミャンマー政府帰属し生活しているワ族存在する。 同軍はワ族及びワ州自治権確保要求している。実際においても、1990年代後半キン・ニュン首相によって、ミャンマー政府との停戦実現後も武装解除行われず、同軍の支配地域実質的にUWSA自治が行なわれている。なお、現在のミャンマー行政区分ワ州呼ばれる州は存在しないものの(シャン州一部)、支配地域ミャンマー政府公認自治区域となっている。 2012年1月ミャンマー政府との和平原則合意した。その一方で武装解除兵力削減には応じておらず、ミャンマー政府発表した国境警備隊計画にも反対姿勢取った。 現在、ミャンマー政府親中路線転換しつつある事から、中国からUWSA対す軍事援助が再び活発化している。その中には、PTL-02自走式対戦車砲Mi-17ヘリコプター(TY-90(英語版地対空ミサイル搭載)等、重装備供与含まれているという。また、中国国内UWSA将兵が、中国人民解放軍から96式122mm榴弾砲旧ソ連D-30中国版。122mmは旧東側諸国標準口径一つ)やHJ-8対戦車ミサイル用いた軍事教練受けたとも言われている。

※この「ワ州連合軍」の解説は、「ワ族」の解説の一部です。
「ワ州連合軍」を含む「ワ族」の記事については、「ワ族」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ワ州連合軍」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ワ州連合軍のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ワ州連合軍」の関連用語

ワ州連合軍のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ワ州連合軍のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのワ州連合軍 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのワ族 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS