アラカン軍_(カレン州)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アラカン軍_(カレン州)の意味・解説 

アラカン軍 (カレン州)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/13 05:55 UTC 版)

アラカン軍
ရခိုင်ပြည်တပ်မတော်
Arakan Army

ミャンマー内戦に参加
活動期間 2010年 (2010) – 現在
活動目的 ラカイン民族主義
指導者 ミン・トゥン
本部 カレン州
活動地域 カレン州[1]
上位組織 アラカン民族評議会英語版
関連勢力
敵対勢力

 ミャンマー

ミャンマー連邦 (2011年まで)
戦闘 ミャンマー内戦
テンプレートを表示

アラカン軍 (カレン州) (アラカンぐん (カレンしゅう)、英語: Arakan Army (Karen State)ビルマ語: ရခိုင်ပြည်တပ်မတော်)はミャンマーカレン州に拠点を置く小規模なラカイン族の反政府武装勢力である[1]カチン州に本部を置き、ラカイン州を中心に同じカレン州などでも活動するアラカン軍とは別団体である。

歴史

同団体は2004年もしくは2010年に、全アラカン学生青年会議(All Arakan Students and Youth Congress :AASYC)を母体として結成された。結成の目的はラカイン族の保護、平和、正義、自由の確立、開発の促進だった[1]

全国停戦協定の署名こそ許されなかったが、ビルマ統一民族連邦評議会の一員として政府と交渉を行っていた。政府とのラカイン州北部でのアラカン軍(先述した別団体)とミャンマー軍の戦闘の際には、政府による同地のインターネットの遮断を非難した[1]

2021年ミャンマークーデター後はカレン民族解放軍の第五旅団と同盟し、軍と戦闘を行っている他、国民統一政府 (ミャンマー)など反軍勢力との協調姿勢を打ち出している[1]

目的

アラカン軍の目的は以下である[1]:

  1. ラカイン州に住む多民族の住民の自決権を獲得する。
  2. 民族アイデンティティと文化遺産を保護する。
  3. 民族的尊厳と利益を促進する。

脚注

  1. ^ a b c d e f g h AA (Karen Region)”. 07 January 2024時点のオリジナルよりアーカイブ3 April 2024閲覧。
  2. ^ “Arakan State Army claims they captured Myanmar junta outpost In Kayin State” (English). Mizzima. (16 February 2022). オリジナルのFebruary 20, 2022時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220220042021/https://www.mizzima.com/article/arakan-state-army-claims-they-captured-myanmar-junta-outpost-kayin-state 19 February 2022閲覧。 
  3. ^ “ANC/AA accompanied-"Cobra Column" attacks a junta column, many equipments confiscated” (Burmese). Narinjara News. (12 July 2022). オリジナルのOctober 11, 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20231011110333/https://burmese.narinjara.com/news/detail/62ceab7cc1470104a6244e75 13 July 2022閲覧。 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  アラカン軍_(カレン州)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アラカン軍_(カレン州)」の関連用語

アラカン軍_(カレン州)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アラカン軍_(カレン州)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアラカン軍 (カレン州) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS