学生武装隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/15 05:47 UTC 版)
学生武装隊 | |
---|---|
ကျောင်းသားလက်ရုံးတပ်တော် | |
![]() 軍旗 ![]() 腕章
学生武装隊の旗
|
|
指導者 | ミンラットオカー (総司令官) |
関連勢力 | |
敵対勢力 | |
戦闘 | ミャンマー内戦 |
学生武装隊 (がくせいぶそうたい、ビルマ語: ကျောင်းသားလက်ရုံးတပ်တော်、英語: Student Armed Force、略称: SAF または ကလတ) はミャンマーのレジスタンス組織である[3][4]。
国民統一政府(NUG)からは支援を受けていないが、メンバーの個人的繋がりを通して、医薬品などの提供を受けている。自立型PDFに分類される[5]。
歴史
2021年ミャンマークーデター抗議デモの際のミャンマー軍(以下、国軍)による弾圧を受け、ヤンゴンを拠点とするさまざまな大学の学生自治会の連合・学生自治会連合(Alliance of Student Union:ASU)によって、結成された。最初は22人のメンバーがアラカン軍(AA)の下で対空砲火の訓練を受け、その後、ASUに所属する他の学生たちが、ミャンマーのさまざまな少数民族武装勢力(EAO)から基礎的な軍事訓練を受けた[5][6][7]。
現在はAAの支援を受け、AAの指揮下でラカイン州、マグウェ地方域、ザガイン地方域で活動しており、マグウェではミャンマー国防産業局(カパサ)の工場を、ザガインでは国軍の北西軍司令部を標的にしている。2023年の1027作戦にも参加した。またNUGの地方行政機関・3つのパと協力して、元医学生が移動治療などの地域支援サービスを提供している[5]。
領土を有さないので、資金の80%をソーシャルメディアを通じての寄付金に依存している。AAから食料、兵器、弾薬を提供されたいたが、ラカイン州での戦闘が激化するにつれ、減少傾向にあるのだという[8]。
元女優のハニー・ヌウェウーは学生武装隊の上級士官を務めている[9]
脚注
- ^ “Union Minister of the Ministry of Defense meets the People's Revolution Alliance (Magway)” (Burmese). Public Voice Television. (2022年11月1日). オリジナルの2023年4月5日時点におけるアーカイブ。 2022年11月2日閲覧。
- ^ “Pyusawhti militia”. Myanmar NOW. オリジナルの2023年1月15日時点におけるアーカイブ。
- ^ “ကျောင်းသားလက်ရုံးတပ်တော် ထူထောင်ရေးကာလ ဦးဆောင်ကော်မတီမှ ဖြေကြားချက်” (英語). Mizzima 2023年1月10日閲覧。
- ^ “လက်နက်ကိုင်တော်လှန်ရေးအတွက် ကျောင်းသားလက်ရုံးတပ်တော် တပ်သားသစ်စုဆောင်းနေ” (ビルマ語). DVB. (2022年8月17日). オリジナルの2023年1月10日時点におけるアーカイブ。 2023年1月10日閲覧。
- ^ a b c CAGa 2025, p. 35.
- ^ “ကျောင်းသားလက်ရုံးတပ်တော် အခြေခံ စစ်သင်တန်းဆင်းပွဲတွင် ဆု ၆ မျိုး ချီးမြှင့်” (ビルマ語). Mizzima
- ^ “ရက္ခိုင်တပ်တော်(AA)၏ တပ်တော်နေ့ကို ဂုဏ်ပြုခြင်းအနေဖြင့် ပြည်သူ့ကာကွယ်ရေးတပ်ဖွဲ့များက ကျေးဇူးစကားဆို” (ビルマ語). Tachileik News Agency. 2023年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月10日閲覧。
- ^ CAGb 2025, pp. 15–16.
- ^ “နွေဦးမှာပွင့်တဲ့ပန်း – ဟန်နီနွေဦး” (ビルマ語). Progressive Voice Myanmar. (2022年10月20日). オリジナルの2023年4月4日時点におけるアーカイブ。 2023年1月10日閲覧。
参考文献
- A Scalable Typology of People’s Defence Forces in Myanmar. Centre on Armed Groups. (2025)
- Funding the People's Defence Forces in Myanmar. Centre on Armed Groups. (2025)
- 学生武装隊のページへのリンク