ロベルト十団
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「うえきの法則の登場人物」の記事における「ロベルト十団」の解説
ロベルト・ハイドン 声 - 斎賀みつき ロベルト十団のリーダー格の金髪碧眼の少年。中学2年生。頭に包帯を巻いている。最強の能力者と謳われ、物語中盤までの最大の敵である。非情な性格だがドグラマンションで当時は能力者ではなかった森を殺さずに戦場から帰そうとする、部下からも慕われているなどロベルト十団のトップとしての器も兼ね備えている。植木と同様、この戦いのために堕とされた天界人で、そしてそのために運命を狂わされた天界人の一人でもある。人間界に堕とされた際に植木より多少年上であったため(当時の植木の年齢は0歳、彼の年齢は2歳だった)、この時点では既に自分が天界人である自覚があり、鉄程度の神器が使えた。 幼少には、幾つかの里親や、孤児院のもとを転々としていた。また、神器などの人間とは違う能力を持っているが故に、周りの人間に恐れられてしまい、周りの子供、ついにはその親にまでも、差別され、虐められていた。しかしその時は差別から守ってくれる友達の存在に支えられていた。しかし、その友達でさえも本心ではロベルトが人間でないことに差別的感情を抱いており、それらの信じていた友達にパン泥棒の濡れ衣を着せられてしまった。挙句の果てに、頼りにしていた孤児院の院長に、「前の里親から多額の寄付金を受け取る代わりに仕方なくロベルトを引き取って、ロベルトを他のところに送ることの出来る口実、機会を窺っていた(もし普通に送り出せば寄付金を元の里親に返さねばいけなくなるため)」、という残酷な事実を言い渡された上、「お前はバケモノだ」と明言されたことで、多大なショックを受け、極度の人間不信に陥ってしまった(この際、鉄でその町の3分の1(アニメでは町全体)を破壊している)。そのことにより、天界及び人間界を消滅させることを目論んでいた(十団に対しては世界の「秩序」を消滅させ、新しい世界を作ると言っていた)。 天界人としてのレベルは最高の十ツ星で、神器は亞神器である天地創造以外は全て使うことが出来る。また、レベル2をバトル開始直後から使えたことからも彼の天才ぶりが分かる。 初めて植木と戦った際、地獄に落ちる小林の道連れにされたが脱出、その後ロベルト十団を率いて植木の前に立ちはだかる。ドグラマンションでの植木との戦いの中、落ちてきた瓦礫から庇われたり、鈴子と佐野による植木を守ろうとする行動を目撃したとき以来、自分の行動に疑問を持ち始めるが、そのためマーガレットに見限られ、アノンに体を乗っ取られてしまう。その後植木と森によりアノンから助け出され、植木とも完全に打ち解け、和解した。そのとき本人は今までの行いを植木に対し詫びていた。最終話にて鈴子に雑魚(本人に全くもって悪気はない)と言ってしまい、全治一カ月の怪我を負ってしまった(植木たちはその出来事を「血の惨劇事件」と呼んでいる)ために、このことがトラウマとなったのか、その後、眼鏡でおさげの女の子恐怖症になってしまったことが、続編『+』の4巻のおまけ漫画にて語られる。 後述の通り能力を使った結果寿命が短くなっていたが、前・神様の手によってある程度元に戻してもらうことが出来た(森曰く、「植木のリバースの凄い版」)。理想を現実に変える能力。 人間を含む生物以外の道具や物体にそれぞれの持つ機能の範囲内で、理想的な能力を付属することが可能。例えばティーカップに使えば落としても決して割れず、中身もこぼれない理想的なティーカップ、シャボン玉に使えば作った者が望むまで決して割れない理想的なシャボン玉、といった具合。 レベル2:理想化したモノに触れたモノの重力を変える能力。重くする時は赤く、軽くする時は青くなる。 初めて植木と戦った際は、能力で作った重力を操るシャボン玉で攻撃していた。 神器は能力と一体化した「理想的な神器」。 限定条件:自分の寿命を1年消費する。生物には使えない。 この限定条件でロベルトの寿命が尽きるのを避けるため、ロベルト十団が作られた。 カール・P・アッチョ / カルパッチョ 声 - 高木渉 中学3年生。ロベルト十団の参謀司令官。女好きで趣味はレース編み。十団メンバーの補充などを担当する。卑怯で残忍な手ばかり使い、植木や佐野を騙し、苦しめた。持っている能力も反則的なものであり、自らを「ロベルト以外の能力者には絶対に負けない能力者」と豪語している(そのためか、新メンバーとして補充したユンパオとカバラが相次いで倒された際には「ロベルトに殺されちまう」と畏怖していた)。だが自身の戦闘センスは微妙なもので、十団の能力を使いこなせているとは言い難かった。佐野と植木の勝負を有耶無耶にし、自身が植木と戦うが、最後は植木のアッパーでKOされる。「だべ」が口癖。ドラマCDでは、十団壊滅後もロベルトとの交流は続けていることを、ロベルト自身が語っている。後のうえきの法則+3巻のオマケ漫画で自分の名前について相談している。他人の能力を自分の能力に変える能力。コピーすることで複数の能力を得ることが出来るが、発動にはその能力の限定条件も満たさなければならない。アニメでは「他人の能力をコピーする能力」に言い換えられていた。それによって手に入れた能力は以下の通り。相手の思考を電子メールに変える能力 そのため、最後に触れた者の思考が読める。限定条件:相手に触れる。 自分の位置と相手の位置を逆の位置に変える能力 要は、相手と自分の立ち位置を瞬時に入れ替えることが可能。 (その他、十団の能力) 限定条件:コピーする対象能力者の半径10メートル以内に24時間以上いること。
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