マリリンチーム
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「うえきの法則の登場人物」の記事における「マリリンチーム」の解説
政情が不安定だった国で育った幼馴染同士のチームであるため、絆が非常に深い。また、幼少より厳しい訓練を受けてきたため、能力抜きでも高い戦闘力を持つ。このためカプーショチームを5分足らずで倒した実力者達で、皆、戦うことに快感を覚える。当初は「自分の役目を果たしてこそチーム」、これがチームとしてのモットーだったが、植木チームと戦った後、仲間を守るために戦うという大切さを学んだ。三次選考敗退のペナルティは不明。 マリリン・キャリー 声 - 雪野五月 中学2年生。実家は大富豪の御嬢様。一人称は「私(わたくし)」。趣味はドレス集め。 神様からも「カワイイ」と称される金髪碧眼の美少女。軍人の家に育ったが、戦争が終わった後、父の事業の成功により戦後大富豪となり、戦争で家族を失ったメモリー達4人を召使いとして引き取り、雇っていた。いつも笑顔で口調も丁寧だが、戦闘では情け容赦の無い攻撃を行う。戦うということに、生きることの充実感を見出している。だがそれは、自分が強くなれば帰ってくると信じていた親しかった父の友人達が結局生きて戻らなかったという事実が、彼女の心に深いトラウマを残していたことに起因する。本来の彼女は優しい性格で戦いが大嫌いだったが、彼らとの約束を信じて強くなるため戦争が終わって1年が経っても修行を続け、戦うことに自身の存在意義を見出すことで、10年間も彼らの死の事実から目を背けていた。女の身ながら徹底的に戦闘マニュアルを体に叩き込んでおり、佐野、森、ヒデヨシを一瞬で倒すなど、その実力は作中屈指であり、神様からも(「かわいいからとりあえずよし!」という発言があったとはいえ)注目株の1人に挙げられ一目置かれている。植木耕助と戦い、互いの想いを少なからず通わせた。しかし、過去を思い出し、自ら能力を暴走させ、レベル2の制限時間を使いきり自滅した。仲間達にも自分の無駄だった十年間に付き合わせてしまったことに心の底で罪悪感を覚えていたが、敗北後、メモリー達の言葉で絆の大切さを取り戻した。一秒を十秒に変える能力 その為、相手の10倍のスピードで行動することができる。 植木は気付いた直後この能力が短い時間を長い時間に変える能力と推測していた。 レベル2:1日にマリリンの時間で10分(現実時間で1分)だけ自分の身体能力を2倍にする超能力 限定条件:はっきりとした限定条件は分からないが、能力を使っている間は武器を使えないらしい。また、レベル2の能力を10分間使い切ってしまうと、体中の全エネルギーを失い、気絶してしまう諸刃の剣。 マシュー 声 - 三木眞一郎 中学2年生。銃器の扱いを得意とする。ほとんどの言葉の語尾にハートマークをつける(!、?などの感嘆符や疑問符以外)軽い言動が特徴的。右目に眼帯をしているが、失明しているわけではなく、狙撃時のゴーグルもしくはレーダーの役割を果たしている。趣味はナンパの女好きかつミーハーな性格で、多人数の女と温泉に入ることを妄想するなど、思春期の少年らしいスケベな一面もある。 能力を生かした圧倒的火力で佐野を苦しめ、佐野の能力を「クズだ」と嘲っていたが、最後はレベル2に覚醒した佐野の頭脳・戦略に差をつけられ倒された。倒れてしまった後、仲間であるマリリンが笑っていてくれたから今まで頑張ってこれたこと、マリリンを無意識のうちに心の支えにしていることに気付く。始めのうちは、仲間のために戦うという植木チームの方針を馬鹿にしていたが、その大切さに自ら気付く。実はマリリンの抱える心の闇に気付いていたが、どうすることも出来なかったことを悔いていた。腕を六本腕に変える能力 ピストル、バズーカ、特殊警棒などと能力を組み合わせて戦う。 バロン 声 - 銀河万丈(幼少期:洞内愛) 中学2年生。ナイフと挌闘を得意とする大柄な男。接続詞を抜いた「バロン、○○○〜」という口調で話す。寡黙で冷静沈着だが、素直すぎるのか思い違いや勘違いをしてしまうことも多い。どんな相手の頼みも(敵でも)聞いてしまい、勝手に騙されて「はかったなぁぁぁぁぁああ!」と叫ぶ(そのため、植木には「損な性格だな」と言われていた)。マリリンのために戦うことこそが自分の運命だと思っている。これは、幼少時に軍事訓練中に辛い思いをしていた際にマリリンから「素直が一番」と励まされ、性格もその影響によるものである。単身でマリリン達を足止めに来た植木の相手をし、武器と体術を組み合わせた戦いで植木を圧倒するが、その戦法を植木に真似され惜敗。自分の位置をナイフの位置に変える能力 ナイフを投げた場所に瞬間移動できる。カルパッチョのコピーした能力とは異なり、ナイフの位置に自分がワープするため、攻撃をワープしてかわした後すぐさま反撃に転じることが出来、ナイフ使いであるバロンの高い格闘能力を遺憾無く発揮できる。 レベル2:瞬間移動した位置から1メートル以内にいる者全ての足を地に吸いつける超能力(自分も掛かるためにリスクが高い)。 メモリー 声 - 茅原実里 中学2年生。データ分析や作戦立案を得意とする。常に冷静で臨機応変な指示を出せるマリリンチームの参謀兼司令塔。だが小言が多く、軽い性格のマシューとよく衝突する。基本的に後方支援の役が多いが、一般人よりは遥かに戦闘能力は高い。森の能力の最初の犠牲者となり敗れる。森が能力を使った瞬間、止めを刺そうと両手の手袋を口で付け直しつつ走り出した様子がちょうど「ぶりっこポーズ」となっていたことで、その能力に引っかかってしまった。マリリンの心情を理解しており、植木チーム戦に敗れる前までは彼女のことを「マリリン様」と呼んでいたが、敗れた後は昔のように「マリリン」と呼ぶようになった。設計図を完成品に変える能力 トラップの設計図を用いて瞬時に罠を完成させるなど。 限定条件:設計図の物を完成させるために必要な材料が揃っている。 プティング 声 - 福原香織 中学2年生。爆弾や煙幕などの扱いを得意とする。メモリーの罠の材料やマシューの武器などを四次元空間に保管しているチームの連携の要。温厚な性格で、いつも「いいじゃないですか。いいじゃないですか。」と言って仲間を宥めている。佐野とヒデヨシの仕掛けた作戦に嵌り、味方のメモリーの罠にかかって倒された。なお、原作では登場時はメモリーと同じくらいだった身長が、最終的にはその半分に縮んでいる。趣味は写経。口を四次元空間の出入り口に変える能力 メモリーの能力に必要な材料をしまっておくことができる。
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