うえきの法則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/10 10:23 UTC 版)

うえきの法則 | |
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ジャンル | ファンタジー漫画 超能力バトル漫画 少年漫画 |
漫画 | |
作者 | 福地翼 |
出版社 | ![]() |
掲載誌 | 週刊少年サンデー |
レーベル | 少年サンデーコミックス |
発表号 | 2001年34号 - 2004年46号 |
巻数 | 全16巻 |
話数 | 全154話 |
アニメ | |
原作 | 福地翼 |
監督 | わたなべひろし |
シリーズ構成 | 川瀬敏文 |
キャラクターデザイン | 田頭しのぶ |
音楽 | 多田彰文 |
アニメーション制作 | スタジオディーン |
製作 | テレビ東京、電通 スタジオディーン |
放送局 | テレビ東京系列 |
放送期間 | 2005年4月 - 2006年3月 |
話数 | 全51話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
『うえきの法則』(うえきのほうそく)は、福地翼による日本の漫画、およびそれを原作としたテレビアニメ。『週刊少年サンデー』(小学館)において、2001年34号から2004年46号まで連載された。略称は「うえき」。累計発行部数は500万部[1]。連載終了後、2005年4月4日から2006年3月27日までテレビ東京系でアニメ化された(詳細は後述)。これに伴い、続編にあたるスピンオフの『うえきの法則+』が同誌に、2005年19号から2007年29号まで長期の休載期間を挟みながら連載された。
正義感の強い中学生・植木耕助が異能力を駆使して悪と戦う姿を描いたバトル漫画。
元々この作品は1話読み切りの作品として福地が小学館に持ち込んだものである。ところがその内容の面白さに担当者が「5話掲載の短期連載にしてもらいたい」と連絡し、福地が追加の原稿を書いていると再び小学館から連絡が入り、本格的な長期連載となった[2]。
2024年、『週刊少年サンデー』65周年記念として、16年ぶりとなる読み切り『うえきの法則 エキシビション』が同誌2025年1号に掲載された[3]。すべての戦いが終結した後を描いた内容となっている[3]。
あらすじ
神の座を巡り、神候補の天界人が自分の選んだ中学生に固有の特殊能力(一人につき一つ)を与え、他の神候補の選んだ中学生と戦わせる。最後に勝ち残った中学生の担当神候補は神に、中学生は「自分の好きな才能を何でも手に入れられる『空白の才』(くうはくのざい)」を手に入れることが出来る。
そんなバトルが開催された中、神候補の一人・コバセン(小林先生)は人間界に正義がないことに絶望していたが、ある時植木耕助の行動に正義を垣間見て、その正義が本物かどうか確かめる為、植木に詳しい情報を一切与えぬまま能力を与える。結果、植木の正義を認めたコバセンは植木にバトルに参加することを勧める。
登場人物
ここでは主要な登場人物だけ紹介する。
- 植木耕助(うえき こうすけ)
- 声 - 朴璐美
- 本作の主人公[3]。火野国中学校一年生[3]。13歳。(掌で覆えるだけの大きさの)ゴミを木に変える能力を持つ。並々ならぬ正義感を持ち、コバセンを慕っている。女の子に非常にモテる。担当神候補はコバセン→淀川(通称:よっちゃん)。
- 森 あい(もり あい)
- 声 - 川上とも子
- 火野国中学校一年生。13歳。元々はうえきのクラスメイトで能力者ではなかったが、物語中盤犬丸によって(ブリっ子ポーズをした)相手をメガネ好きに変える能力を与えられる。ツッコミ担当。担当神候補はコバセン。
- 佐野 清一郎(さの せいいちろう)
- 声 - 保志総一朗
- 稲穂中学校三年生。15歳。(呼吸を止めている間)手ぬぐいを鉄に変える能力を持つ。植木が最初に出合った能力者。実質的な植木チームのナンバー2で植木の相棒的存在。温泉を掘るという夢を持っている。担当神候補は犬丸。
- 鈴子・ジェラード(りんこ ジェラード)
- 声 - 能登麻美子
- 中学三年生。15歳。(一度、触れたことのある)ビーズを爆弾に変える能力を持つ。無類の動物好き。担当神候補はミケ。
- 宗屋 ヒデヨシ(そうや ヒデヨシ)
- 声 - 山口勝平
- 中学一年生。13歳。(手足の指を曲げている数だけの)声を似顔絵に変える能力を持つ。人を騙すのが得意。担当神候補はネロ→ザック。
- コバセン / 小林先生(こばやしせんせい)
- 声 - 森功至
- 火野国中学校の教師だが実は神候補。32歳。植木を助けて地獄に落ちる。植木の担当だったが森の神候補になる。
- ワンコ / 犬丸(いぬまる)
- 声 - 石田彰
- 佐野の担当神候補。コバセンの後輩。28歳。佐野や植木を助けて地獄に落ちる。
- ロベルト・ハイドン
- 声 - 斎賀みつき
- 中学二年生。14歳。理想を現実に変える能力を持ち、最強の能力者と謳われる。父親兼担当神候補はマーガレット。
- 神様(かみさま)
- 声 - 小杉十郎太
- 天界の神。豪快で女好きの55歳。歴代の神の中で最も知略家にして一番のお調子者と言われる。
用語
- 神候補(かみこうほ)
- 神様の勧誘により募集された100人の天界人。選考・審査などは神様の気まぐれで行われる。選ばれた者たちは能力者バトルに関わる特定のルールが課され、これらに違反した者は地獄行きとなる。ただし、地獄に行った天界人でも神候補の権限は与えられる。これは、神候補の地獄行きにより人手不足となるルールミスに気付いた神が後から追加した。
- 神候補は、一人につき一つの能力を与えることが出来る。明神太郎いわく、1人の能力者に2人の神候補が力を与えることは最上級のルール違反(下記も参照)にあたり、逆に1人の神候補が2人以上に能力を与えることも同様の違反に値する。
- ルールその50・神候補はいかなる場合でも能力者の手助けを禁ずる。
- 神候補に限り、天界人による人間界への滞在期間の制限が適用されない。
- 能力や神器で他人の財産を壊してはならない。
- 神候補が能力の進化系であるレベル2の存在を教えてはならない(下記も参照)。
- 能力(ちから)
- 神候補100人の内誰かによって選ばれた中学生だけがもらえる天界力。
- もらえる能力は必ず"何かを別の何かに変える能力"になる。
- 神候補が与えたい中学生に手のひらを向ければ、自由に能力を渡すことが出来る(1人の神候補が2人以上に能力を与えた場合、ルール違反となり自動的に地獄に落ちる)。
- 3次選考等の例外を除き能力者との戦いで気絶すると能力は失われてしまう。
- また能力者以外の人間を能力で傷つけた場合一撃につき1つ才がなくなる。
- 限定条件(げんていじょうけん)
- 能力を使う為に満たさなくてはならない条件で、その条件は能力によって様々。
- 条件の厳しさは能力の強さに比例し、特に精神操作系(=洗脳系)の能力は自分や相手の強さに関係なしに気絶させることが出来るため特に限定条件が厳しい。
- 才(ざい)
- 人が持つ才能のようなもの。単位は「○件」か「○個」で表記される。"才"を持っているとその分野のことが得意になる。逆に持っている"才"を失うとその反動でその分野のことが極端に苦手になる。例えば「走りの才」を持っていると速く走ることができ、それを失うと一気に足が遅くなる。しかし"才"はあくまで才能でしかない為、"才"が無くても努力次第である程度はどうにかなるらしい。よっちゃん(淀川)の言うところ、能力者の平均的な持ち才の数は、約160件。
- バトルでは能力者を倒すことで"才"が1つ手に入り、能力者以外を能力を使って傷つけるたびに"才"を人数、または回数分失う。持っている"才"が全て無くなった人物は消滅してしまう。
- バトルの鍵となっているため、この「才」のルールに限り、神様でさえも改変することが出来ない。物語の展開上、作品の中盤以降はこの設定に関する描写はほとんど無くなったが、バトルの最後の最後で重要な役割を果たすことになる。
- 空白の才(くうはくのざい)
- 書き込むことでどんな"才"でも手に入れることが出来る木札。このバトルに優勝した能力者(=優勝チームで能力を1番成長させた者)が手に入れることが出来る。
- 神器(じんぎ)
- 天界人の持つ武器。詳細は神器の項目を参照。
- 新天界人(ネオ)
- 植木やロベルトのように神候補から能力を与えられた天界人。能力を与えられた天界人の神器は能力と一体化し、総じて通常の神器よりも巨大なものとなる(例として、植木の神器は「ゴミを木に変える能力」と一体化した「木の神器」となる)。ただし、能力を付加しない通常の神器は逆に使えなくなるとされるが、アニメ版の植木VSアノンの百鬼夜行対決では、植木のレベル2能力を帯びた攻撃を防ぐべく、アノンはロベルトの理想的能力を付加しない通常の神器を使うことで相殺させた。アノン曰く、この場合は神器の威力はかなり落ちるらしい。
- レベル2
- 能力がレベルアップすることで、さらに特殊な超能力が付与された状態、またはその超能力のこと。能力をレベル2にするには「レベル1の天界力を完全に使いこなす」その上で「強くなりたいと心の底から願う」という条件を満たす必要がある。ロベルト曰く、神候補がこのことを能力者に教えるのは禁止されているらしい。新天界人は通常の能力と神器の二つの異なる天界力を持っているため、両方の天界力をコントロールしなければならず、ロベルトのような天才を除き、通常の方法でレベル2になるのは非常に難しい。作中でレベル2となった新天界人はロベルトと植木の2名だけ。
- とめるくん
- 神様もしくは神様からの使いが使えるアイテム。天界力(神器や能力)の使用を禁止する機能と神様のホログラムを流す機能がある。
- はかるくん
- とめるくんと同様に神様が使えるアイテム。能力がどれだけ成長したか測ることが出来る。
神器
神器(じんぎ)とは、天界人の持つ武器。天界人の強さのレベルである"星"を上げることによって使うことが出来るようになり、全部で10種類ある。"星"を上げるには最低5年の修行が必要(ただし天界獣の覚醒臓器を使えば、短期間で"星"を上げることが可能)。普通の天界人は同時に複数の神器を出すことは出来ない(七ツ星神器除く)。それぞれの神器には、修得するための"鍵"が存在する。
新天界人の神器は能力と一体化しており、総じて普通より巨大で、独自の柄を持つ。また、植木の物は、その中でもさらに大きく、普段は地面に木の根で固定されている(そのため空中ではバランスが悪いが、天界力を使うことで安定化が可能)。機能自体は共通だが、使う天界人によって形状や色などデザインに違いがある。
使用には「天界力」が必要であり、短期間にあまり発動を重ねると長期間使えなくなってしまうことが続編「うえきの法則+」で明かされた。
- 一ツ星神器 鉄(くろがね)
- 巨大な弾丸を発射する大砲の神器。普通は、大砲を腕に直接装備して放つ。植木の場合、木を媒介にしているので木の弾丸を撃つ。
- ロベルトの場合、能力によって「絶対命中」や「絶対粉砕」、「連射可能」な鉄となる。
- 防御用を除けば最弱の神器であるが、その利便性からかストーリー終盤でも頻繁に使用された。
- 修得の鍵は「自覚」だが、作中では形式的に「自分は天界人だ」と発言するだけで修得できたため、本来の意味での自覚とはやや異なる。
- 自分が天界人だという自覚があれば良いため、天界人なら誰でも使えるらしい。
- 修得の鍵 - 自覚
- 二ツ星神器 威風堂堂(フード)
- 地面から出た巨大な腕が防御する盾の神器。植木の場合、腕の部分が木でできている。神器はぶつかり合うと高いレベルの側が勝るため、「鉄」以外の神器で攻撃されると壊れてしまう。しかし、神様VSマーガレットの戦いでは、神様の八ツ星の波花をマーガレットが威風堂堂で損傷なく防いだような描写がある。
- 修得の鍵 - 忍耐
- 三ツ星神器 快刀乱麻(ランマ)
- 大きな刀の神器。最初に発動した際は地面を割って出ていた。その切れ味は、人間の身体を切断することができるくらいに鋭い。通常の天界人の場合は自身の手にくっ付いた刃物を出現させるが、植木の場合は地面に生えた木と一体化した状態で現れる。
- 修得の鍵 - 不惑
- 四ツ星神器 唯我独尊(マッシュ)
- 顔のついた立方体が地面から出現し、敵を潰すように噛み砕く神器。ロベルトの場合は平面の顔のみを地面に出現させ、相手を追跡し地面に飲み込む使い方も可能。空中でも繰り出すことは可能で、作中では植木が明神に対して垂直に落下させながら噛みつかせた。神様はマーガレットの唯我独尊を、内部から一ツ星の鉄で破壊している。
- 修得の鍵 - 渾身
- 五ツ星神器 百鬼夜行(ピック)
- 突きの神器。植木の場合、連結した黄色と黒のブロックが突撃するタイプ、ロベルトの場合はドリル状、バロウの場合は先端に八角錐が付いた八角柱が突撃する型など、使用者によって形状が大きく異なる。一点への攻撃力なら唯我独尊より上。突き以外にも、橋にするなどの用途がある。
- 修得の鍵 - 集中
- 六ツ星神器 電光石火(ライカ)
- 高速移動のできるローラーブレードのような神器。一人で使用した場合、人が走った時の10倍程度の速度で移動可能。ただし使用中はジャンプ出来ない上に、コントロールが不十分な天界力でパワーアップすると暴走してしまう。
- 修得の鍵 - 先読み
- 七ツ星神器 旅人(ガリバー)
- 捕縛の神器。地面に碁盤状の光のマスを出現させ、その枠から0.5秒で相手を箱の中に閉じ込める。この神器に限り、捕縛中に別の神器を出すことが可能。箱は内側からは壊せないが外側からは簡単に壊せる。作中で回避できたのはアノンを除けば李崩とマリリンとバロンの3人で、運動能力がかなり優れていないと逃げられない。また、神様の旅人に捕縛されたマーガレットは、内部から一ツ星の鉄で破壊、脱出している。
- 修得の鍵 - 持続
- 八ツ星神器 波花(なみはな)
- 自在に曲がる鞭の神器。軌道が読みづらい為、攪乱などにも使える。また、障害物に当てた場合、当てた部分を支点に方向転換させることが可能。マーガレットのものは青と赤の鞭が1本ずつ独立し、2本であるかのようなデザインとなっている。
- 修得の鍵 - 把握
- 九ツ星神器 花鳥風月(セイクー)
- 飛行する翼の神器。電光石火よりもコントロールが簡単であり、植木が天界力を神器にこめた際、電光石火ではローラーの回転速度のみが速くなるので制御不能だったのに対し、花鳥風月は植木の意思で自在に動くので神器の能力を上げても制御可能だった。翼は2枚だが、1枚のみでも飛行は可能。
- 修得の鍵 - バランス
- 十ツ星神器 魔王(まおう)
- 想いを力に変える生物神器。想いの強さで神器の強さが決まり、また想いの種類によって一人一人形が違い、その姿は自分の強さの象徴になる(植木の場合はコバセン。姿だけでなく人格もコバセンそのものである)。弾数に制限があり、6発しか使うことができない(補充されるのか、補充されるとしたらどの程度の時間が必要なのかは謎)。また、全神器の中で唯一習得の鍵が明かされていない神器でもある。
- ※十ツ星は“とおつぼし”と読む。普通の日本語では“とお”の後に“つ”は付かないが、本作品独自の「天界人の星の数え方」とされている。また、星を一つも持たない状態を“零ツ星=ぜろつぼし”と呼ぶが、これについても同様。
- 亜神器 天地創造(テンソウ)
- 神様しか使えない、地形を作り変える神器。神様を取り込んだアノンは、この神器で「道」という建造物を作った。
テレビアニメ
2005年4月4日から2006年3月27日まで、テレビ東京系列にて月曜18時30分 - 19時00分に放送された。それまでこの枠はNASのセールス枠だったが、本作は電通に変更された。これ以降テレビ東京系列月曜18時30分から19時00分のテレビアニメ枠は、2014年4月開始の『ヒーローバンク』まで一時中断する。
すでに原作が完結していたため、作品の無理な引き延ばしがない。また、大幅な作画の修正が行われ、シーン、セリフなどの変更、削除、追加などがかなり多い。全51話。
スタッフ
- 原作 - 福地翼(小学館刊「週刊少年サンデー」連載)
- 監督 - わたなべひろし
- シリーズ構成 - 川瀬敏文
- キャラクターデザイン - 田頭しのぶ
- 総作画監督 - 堀越久美子
- プロップデザイン - 小坂知
- 美術監督 - 岩瀬栄司
- 色彩設計 - 松本真司
- 撮影監督 - 森下成一、阿倍照男
- 編集 - 松村正宏
- アフレコ監督 - 井上和彦
- 録音監督 - はたしょうじ
- 音楽監督 - 原田扶美子
- 音楽 - 多田彰文
- プロデューサー - 笹村武史→松山進、坂田雄馬、高畑裕一郎→高橋なな美
- アニメーションプロデューサー - 浦崎宣光
- 製作 - テレビ東京、電通、スタジオディーン
主題歌
- オープニングテーマ
-
- 「Falco-ファルコ-」(1 - 32話)
- 作詞 - BOUNCEBACK / 作曲 - 渡辺和紀 / 編曲 - 前嶋康明 / 歌 - 島谷ひとみ
- 「No Regret」(33 - 51話)
- 作詞 - Tohru Watanabe / 作曲・編曲 - h-wonder / 歌 - 倖田來未
- エンディングテーマ
-
- 「こころの惑星 〜Little planets〜」(1 - 15話)
- 作詞 - Kenn Kato / 作曲 - 鈴木啓 / 編曲 - 野村慶一郎、鈴木啓 / 歌 - 嘉陽愛子
- 「Earthship 〜宇宙船地球号〜」(16 - 32話)
- 作詞 - rom△ntic high(Kenn Katoの別名義) / 作曲・編曲 - Greenwich Fields / 歌 - SweetS
- 「この街では誰もがみな自分以外の何かになりたがる」(33 - 42話)
- 作詞 - 立田野純 / 作曲 - The Ivory Brothers / 編曲 - 田中直 / 歌 - アイボリーブラザーズ
- 「ボクたちにあるもの」(43 - 50話)
- 作詞 - 松井五郎 / 作曲 - 三留一純 / 編曲 - 梅堀淳 / 歌 - 朴璐美
- 「True Blue」(51話)
- 作詞 - 鈴木美穂 / 作曲・編曲 - 柳沢英樹 / 歌 - 島谷ひとみ
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|
第一話 | 植木耕助・正義の法則 | 川瀬敏文 | 大上相馬 | 今千秋 | 友岡新平 | 2005年 4月4日 |
第二話 | バトル開始!! の法則 | 葛谷直行 | 秦義人 | 小松信 原田峰文 |
4月11日 | |
第三話 | 才の法則 | 西園悟 | 香月邦夫 | 上田繁 | 辻美也子 | 4月18日 |
第四話 | 体術の男! 李崩の法則 | 荒木憲一 | 開祐二 | 宗崎暢芳 | 4月25日 | |
第五話 | 最強能力者ロベルト・ハイドンの法則 | 久保田雅史 | 今千秋 | 南伸一郎 | 5月2日 | |
第六話 | さらばの法則 | 鈴木雅詞 | 葛谷直行 | 三井所豪 | 小松信 | 5月9日 |
第七話 | コバセンの法則 | 川瀬敏文 | 中山ひばり | 藤原良二 | 牛来隆行 | 5月16日 |
第八話 | 正々堂々! 鬼紋の法則 | 湖山禎崇 | 木宮茂 | 原田峰文 | 5月23日 | |
第九話 | 鬼紋の特訓の法則 | 紅優 | 大上相馬 | 吉田俊司 | 辻美也子 | 5月30日 |
第十話 | むくわれぬ正義の法則 | 荒木憲一 | 福富博 | 開祐二 | 宗崎暢芳 | 6月6日 |
第十一話 | ロベルト十団の法則 | 西園悟 | 今千秋 | 飯飼一幸 | 6月13日 | |
第十二話 | 天界人の法則 | 久保田雅史 | 開祐二 | 三井所豪 | 小松信 | 6月20日 |
第十三話 | 天界獣の法則 | 鈴木雅詞 | 香月邦夫 | 藤原良二 | 牛来隆行 | 6月27日 |
第十四話 | 覚醒臓器の法則 | 紅優 | 葛谷直行 | 麦野アイス | 原田峰文 | 7月4日 |
第十五話 | 鈴子の法則 | 西園悟 | 中山ひばり | 上田繁 | 高乗陽子 | 7月11日 |
第十六話 | 新天界人(ネオ)の法則 | 荒木憲一 | 福富博 | 開祐二 | 宗崎暢芳 | 7月18日 |
第十七話 | 二つの能力(ちから)の法則 | 久保田雅史 | 山本恵 | 雄谷将仁 | 辻美也子 | 7月25日 |
第十八話 | 戦慄! ドグラマンションの法則 | 川瀬敏文 | 葛谷直行 | 橋本敏一 | 小松信 | 8月1日 |
第十九話 | コサックダンスの法則 | 鈴木雅詞 | 新留俊哉 | 高山功 | 飯飼一幸 | 8月8日 |
第二十話 | ネコとねずみの法則 | 紅優 | 福富博 | 新田義方 | 原田峰文 | 8月15日 |
第二十一話 | 佐野清一郎の法則 | 西園悟 | 大上相馬 | 広嶋秀樹 | 牛来隆行 | 8月22日 |
第二十二話 | 犬丸の法則 | 荒木憲一 | 開祐二 | 宗崎暢芳 | 8月29日 | |
第二十三話 | 植木VS十団の法則 | 久保田雅史 | 名村英敏 | 辻美也子 | 9月5日 | |
第二十四話 | 少年ロベルトの法則 | 鈴木雅詞 | 湖山禎崇 | 麦野アイス | 小松信 | 9月12日 |
第二十五話 | 復活! コバセンの法則 | 川瀬敏文 | 中山ひばり | 上田繁 | 飯飼一幸 | 9月19日 |
第二十六話 | 恐怖! アノンの法則 | 葛谷直行 | 浅見松雄 | 原田峰文 | 9月26日 | |
第二十七話 | ヒデヨシの法則 | 紅優 | 本多康之 | 高山功 | 牛来隆行 | 10月3日 |
第二十八話 | たいようの家の法則 | 西園悟 | 福富博 | 開祐二 | 宗崎暢芳 | 10月10日 |
第二十九話 | 死なないでテンコの法則 | 久保田雅史 | 香月邦夫 | 松本剛 | 青木真理子 | 10月17日 |
第三十話 | 三次選考の法則 | 鈴木雅詞 | 葛谷直行 | 麦野アイス | 小松信 | 10月24日 |
第三十一話 | 最強タッグの法則 | 荒木憲一 | 新留俊哉 | 孫承希 | 辻美也子 | 10月31日 |
第三十二話 | 本当の強さ! の法則 | 川瀬敏文 | 飯島正勝 | 浅見松雄 | 原田峰文 | 11月7日 |
第三十三話 | 激突! 植木VS李崩の法則 | 紅優 | 今千秋 | 飯飼一幸 | 11月14日 | |
第三十四話 | マリリンチームの法則 | 西園悟 | 開祐二 | 宗崎暢芳 | 11月21日 | |
第三十五話 | はかったなあぁぁああ! の法則 | 久保田雅史 | 大上相馬 | 高山功 | 牛来隆行 | 11月28日 |
第三十六話 | 仲間の証明の法則 | 鈴木雅詞 | 湖山禎崇 | 神原俊昭 | 小松信 | 12月5日 |
第三十七話 | 神器の弱点の法則 | 荒木憲一 | 西森章 | 飯村正之 | 本橋秀之 古田誠 |
12月12日 |
第三十八話 | 佐野・覚醒!! の法則 | 川瀬敏文 | 葛谷直行 | 関田修 | 原田峰文 | 12月19日 |
第三十九話 | 閉ざされた心の法則 | 紅優 | 田頭しのぶ | わたなべひろし | 辻美也子 | 12月26日 |
第四十話 | 素晴らしい『あい』の法則 | 西園悟 | 飯島正勝 | 開祐二 | 宗崎暢芳 | 2006年 1月2日 |
第四十一話 | 本物と偽物の法則 | 久保田雅史 | 新留俊哉 | 孫承希 | 飯飼一幸 | 1月9日 |
第四十二話 | バロウチームの法則 | 鈴木雅嗣 | 松本佳久 | 関田修 | 新井淳 | 1月16日 |
第四十三話 | ぶりっ娘ポーズの法則 | 荒木憲一 | 高山功 | なかじまちゅうじ | 1月23日 | |
第四十四話 | 植木・レベル2! の法則 | 川瀬敏文 | 葛谷直行 | 石川久一 | 原田峰文 | 1月30日 |
第四十五話 | 過去からの攻撃の法則 | 西園悟 | 名村英敏 | 辻美也子 | 2月6日 | |
第四十六話 | 神と少女と未来の法則 | 久保田雅史 | 開祐二 | 宗崎暢芳 | 2月20日 | |
第四十七話 | 神になったアノンの法則 | 紅優 | 中山ひばり | 松本剛 | 飯飼一幸 なかじまちゅうじ 辻美也子 |
2月27日 |
第四十八話 | 第四次選考の法則 | 鈴木雅詞 | 飯島正勝 | 関田修 | 新井淳 | 3月6日 |
第四十九話 | 十ツ星の法則 | 荒木憲一 | 中山ひばり | 孫承希 | 堀越久美子 | 3月13日 |
第五十話 | 植木VSアノンの法則 | 川瀬敏文 | 松本佳久 | わたなべひろし | 原田峰文 | 3月20日 |
第五十一話 | 空白の才の法則 | 田頭しのぶ | 高山功 | 田頭しのぶ | 3月27日 |
放送局
放送期間(または、放送体制) | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [5] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2005年4月4日 - 2006年3月27日 | 月曜 18:30 - 19:00 | テレビ東京(製作局)を含めた テレビ東京系列地上波全6局 | 日本国内[注 1] | |
2005年4月12日[6] - 2006年3月28日[7] | 火曜 18:25 - 18:55 | BSジャパン[注 2] | 日本全域 | BSデジタル放送 |
サンデーCM劇場
脚注
注釈
出典
- ^ “【公式】スピリッツ編集部 X”. X. 2024年12月18日閲覧。
- ^ コミック1巻あとがきより
- ^ a b c d “『うえきの法則』16年ぶり新作読切が掲載 『うえきの法則 エキシビション』少年サンデー登場”. ORICON NEWS. ORICON (2024年12月4日). 2024年12月4日閲覧。
- ^ “福原香織”. 日本タレント名鑑. VIPタイムズ社. 2017年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月26日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
- ^ 『北國新聞』2005年4月12日付朝刊27面BSテレビ欄。
- ^ 『北國新聞』2006年3月28日付朝刊35面BSテレビ欄。
- ^ “WEBサンデー サンデーCM劇場”. 小学館 (2003年10月). 2003年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月18日閲覧。
外部リンク
- テレビ東京内公式サイト
- avex movie内公式サイト
- スタジオディーン内公式サイト(2006年2月12日時点のアーカイブ)
テレビ東京系列 月曜18:30枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
うえきの法則
(本作までアニメ枠) |
うえきの法則+
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/16 23:51 UTC 版)
うえきの法則+ | |
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ジャンル | ファンタジー漫画 超能力バトル漫画 少年漫画 |
漫画 | |
作者 | 福地翼 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 週刊少年サンデー |
レーベル | 少年サンデーコミックス |
発表期間 | 2005年19号 - 2007年29号 |
巻数 | 全5巻 |
話数 | 全46話 |
テンプレート - ノート |
『うえきの法則+』(うえきのほうそくプラス)は、福地翼による日本の漫画作品。
概要
週刊少年漫画雑誌『週刊少年サンデー』に、2005年第19号から2007年第29号まで連載された(2005年47号から2006年52号まで作者急病のため、休載)。全46話。単行本は小学館:少年サンデーコミックスより全5巻。
本作は、前作『うえきの法則』が、週刊少年サンデー本誌における連載を終了した後にテレビアニメ化が発表されたことで、それに連動する形で「続編」(実質的なスピンオフ)として連載を開始した作品である。完全に前作と繋がってはいるが、主人公以外の登場人物や特殊能力などは一新されており、前作を知らない者であっても楽しめるような配慮がなされている。しかし、連載開始から約半年で1年以上に渡って休載し、その後復帰こそしたものの数か月で連載が終了。終盤は事実上の打ち切りにより急展開なラストを迎えた。
あらすじ
空白の才をめぐる戦いから2年、植木達は平凡な生活を送っていたが、突然世界中の人々から“大切な者との記憶(キューブ)”が失われてしまう。世界でただ1人、記憶を消されなかった植木は、キューブを取り戻すため、ウールと共に異世界である繁華界(はんかがい)へ向かった。
登場人物
名柄クリーニング店
- 植木耕助(うえき こうすけ)
- 本作の主人公。火野国中学3年。天界人であるが人間界で人間として暮らしている。2年経っても「自分のことより他人のこと」な性格は相変わらず。2年の間に通販好きになったようで、胡散臭い通販グッズを使用多数持っている。再会の才の持ち主。
- 仲間達から失われた記憶を取り戻すためにウールと共に繁華界へ向かう。前作の“ゴミを木に変える能力”や“神器”の力は失われたが(ただし、天界人としての頑丈さと回復力は失われていない)、ナガラの協力によって道具紋を得た後のシロと戦いの際、「誰かを守れる力が欲しい」という強い思いに呼応して効果紋を手に入れ、職能力者となる。
- 「モップ」に「摑(ガチ)」を加える能力
- モップの先端を伸ばし、対象物を掴んで自分の手元に引き寄せる能力。限定条件は掴む対象が自分の目に見えていること。モップの毛同士を掴み合わせて質量を増やし、巨大な自分の頭型にしたものを相手へ叩き落す“モップヘッドバッド”という技や、3ヵ月の月日の特訓で、筒状にした複数の毛を連射する“モップ矢の雨(レインボウ)”などが使えるようになった。
- 入手時はボロモップだったが、スメレオンの治療が終わった後にモップの色が七色に変わった。
- ウール
- 自称「犬」の羊。羊なのにしゃべれ、しゃべるときだけもみ上げが生える。
- 一人称は「我輩」でオッサン臭い。義理人情に厚い性格でもあるようで、植木に助けられたことから彼を飼い主(オーナー)と定める。ギンゾーの“一括返済”(ビリオニバース)からトラックを盾に使い植木を救った後、しゃべれなくなっている。体毛は大抵の衝撃なら簡単に吸収できる様子。
- 選考会では迷子になっているところを捕獲され、ルチャの能力によってバラバラにされて選考に利用された。
- もみ上げは作者が第一話を出したとき、担当に「ウールの人格が変わっても目つきが変わっただけであまり違いが見えない」と言われたため、全ページにもみ上げを足したと言う(第一巻巻末カバー「製作裏話 うらうえき」参照)。
- ナガラ
- 22歳。名柄クリーニング店の店長。店長のくせに洗濯機の操作すら出来ない。常に飄々として底の知れない性格。本人曰く好きな言葉は「純白」、嫌いな言葉は「油汚れ」。
- プラスの弟。職能力者。かつては天才と呼ばれていたらしく周りにはかなり警戒されており、相当な実力者。
- 「砂時計」に「癒(テラピ)」を加える能力
- 砂時計の砂が逆流し、砂時計をつけている人(や服)のダメージをナガラ本人が溶かすことで癒す力。砂時計で吸い上げた自分や他者のダメージを引き受け、自分の中で少しずつ溶かしていく。引き受けたダメージは小分けにして溶かすため死ぬことは無いが、傷の程度によっては溶かしている間、動けなくなるほど苦しいらしい。引き受けられるダメージには限界がある。
- ハイジ
- 17歳。ミリーの兄。3トンもの洗濯機を武器として使い、素手でも強い。服の背中に当て字で「魅梨衣命(ミリー命)」と書いてある重度のシスコン。普段はツッコミ役だがミリーのことになると見境なく暴走する。かなりガラが悪いが、情に厚く、筋の通らないことを許さない優しい人間である。動物好きで知識も多く、戦闘時は主に高い腕力を活かした打撃技を出しているが、技名は全て動物の名前がつけられている(アカアナグマ百楼拳・スコティッシュ29球拳など)ため、妙な物となっている。ベランダから落ちたミリーを救ったときの傷が額にある(よく見ると眼帯(?)に”治”と書いてある)。
- 「借金の利息を緩くする代わりに上司の命令に絶対に逆らわない」という条件でテクリン金融で働いていたが、植木に助けられ、ナガラの店に戻る。チロルとの戦いで「筋を貫き通すための力が欲しい」という思いに呼応して職能力に覚醒する。
- 「洗濯機」に「撃(ガン)」を加える能力
- 洗濯機から出た水の弾を、指先を発射台にして打ち出す。凄まじい水圧で石柱も軽く貫通するほどの威力があるが、弾数には制限があり、立て続けで6発しか撃てない。2発同時に使うトルネード撃砲(ガンキャノン)なる技や、撃(ガン)MAXなるわざもある。
- ミリー
- ハイジの妹。名柄クリーニングに居候している。植木が繁華界で初めて会った人間であり、ギンゾーに父親の形見の時計を奪われそうになっていたところを助けられた。選考会終了後はヘアサロン漆黒に預けられている。常識人。植木を「羊飼いさん」と呼んでいる。
- ソラ
- 名柄クリーニング店員。ハンバーガーが大好物の14歳の少女。頭脳明晰な策士で、いつ如何なるときもマイペース。ミリーとは知り合いで一緒に「ねー!!」と言いあうほど仲良し(このためハイジは2人の関係を妬いている)。口癖は「ドゥーユーアンダスタン?」。人のことを「っち」をつけて呼ぶ。
- かつてはハンバーガーショップで働いていて、主人が亡くなった後、ナガラに引き取られて現在はクリーニング店に勤めている。幼少期から非常に頭が良かったため、周りから疎まれ本当の仲間を作れずにいた。既に職能力に覚醒していたのだが、ナガラに能力の使用を控えられ、ハンジョブを装っていた(一人だけハンジョブだったハイジに気を使っていたとのこと)。しかし、その後口を滑らせてあっさり能力者であることが仲間にばれてしまった。
- 「ハンバーガー」に「倍(ダブル)」を加える能力
- ハンバーガーを食べることで、2人に分身したり身長や速さを2倍にすることが出来る。この能力による効果は5つあり二人に分身する「バイソラ」、体を2倍の大きさにする「デカソラ」、動くスピードを2倍にする「ハヤソラ」、体の硬度を2倍にする「カタソラ」、ジャンプの高さを2倍にする「トビソラ」がある。能力の解除は任意でできる。なお、それぞれの能力を複合することも可能(「バイハヤソラ」など)。1度能力を使って戦うと、その日は以降能力が使えなくなる。
テクリン金融
- ギンゾー
- 社長。借金返済を理由にミリーを追っていた。繁華界に着いたばかりの植木を圧倒するが逃げられる。その後ナガラに脅されるような状態でハイジの契約を放棄することになった。語尾に「わけ」をつける。
- シロ
- 幹部。「金には『引力』がある」という持論を持ち、ハイジを使って強引な取立てをしていた。職能力者を「選ばれし人間」と考えていて、半職能力者を見下している。
- 「現金」に「貼(ペタ)」を加える能力
- 現金同士の間に強力な引力を発生させる能力。人体等のモノにも効果は適用される。限定条件は能力を発動させた場所から動かないこと(一歩でも動けば能力は消える)。
- アカバ
- 幹部(?)。力自慢らしく、シロの命令に背いたハイジを倒そうとするが、逆に「タイガー&ドリアキノボリカンガルー拳」で殴り飛ばされる。ハンジョブ。道具紋には金庫が入っている。「金庫(ゲルトシユランク)アタック」は1トンの威力があるらしい。語尾に「だな」をつける。ハイジ曰く強さはウッドチャック並。
ヘアサロン漆黒
選考会の参加チーム。選考会開始直後に名柄クリーニング店に接近し、ウールの奪い合いを繰り広げた。メンバーを模った発信機付のストラップ(ネクロマン製)を全員所持している。
- ネクロマン
- 28歳。店主兼カット担当。真ん中で割れたリーゼントという変な髪形をしている。一人称は「オレっち」。飄々としているが、仲間思いの性格。いつもあごヒゲに指をつけているが、これはあごが外れないように押さえるためである。
- 「ドライヤー」に「渦(トルネ)」を加える能力
- ドライヤーから強烈な風を発射する能力。風量を調節することで「暴風(ハリケーン)ブロー」・「突風(ガスト)ブロー」・「そよ風(ブリーズ)ブロー」などの技を使う。
- トリート
- 20歳。洗髪担当。ネクロマン曰く漆黒のアイドル的存在。見かけによらず性格はヒステリーで短気。
- 「シャンプー」に「跳(ピョン)」を加える能力
- シャンプーの泡を強力なバネに変える能力。ボンバの脚力と併用すれば、「フワビヨーン」という擬音と共に高速で移動する事が可能。チョンマゲのスイッチでただの泡に戻すことも可能。
- バネを利用した体当たりの「春風(スプリングアタック)」という技がある。
- ビャク
- 16歳。整髪担当。長髪がトレードマークの少年。繁華界の外へ出て、ある男に復讐するため、選考会優勝に執念を燃やしている。非情な性格で、「仲間」という言葉に対して異常なまでの嫌悪感を示している。ネクロマン曰く「ぶあいそプリンス」。
- 「ワックス」に「固(カチコチ)」を加える能力
- ワックスをつけたものを瞬時に固める能力。固められるものは髪の毛のみだが、他人の髪の毛も固められる。固めたものはどんな鉱物にも勝る強度を持ち、壁や木の幹になどに突き刺すことも可能。髪を鋏型にする「髪のハサミ(コメープリサス)」や、髪を鈍器型にする「髪のハンマー(コメースピューラ)」「髪のナイフ(コメークルテル)」などの技を使う。
- ボンバ
- 19歳。パーマ担当。髪型はアフロ。非常に優しい性格。脚力が自慢。服に「カット」とプリントされており、本当はカットがしたいらしい。
- 「ヅラ」に「悪(ワル)」を加える能力
- 自分の性格を変える能力。カツラ(リーゼント)をかぶると悪意100%の非常に攻撃的な性格になり、Tシャツのプリントも「バッド」になる(リバーシブル)。顔も体格も変わってもはや別人。
レストランパミドーロ
選考会の参加チーム。
- モニシェフ
- 店長。太った体格をしている。
- 「ミルク」に「密(ギチ)」を加える能力
- このミルクを飲むことによって骨密度100%の「骨太シェフ」が完成するらしい。本人曰くダンプに轢かれてもへっちゃら。
- ビーノ
- ヘッドフォンをつけている。ラーメンタワーの試験で2番目に鍵を手に入れた。
- 「フォーク」に「膨(デカ)」を加える能力
- フォークの大きさを自在に変えられる。
- ドルチェ
- 骸骨のような顔が特徴。
- 「小麦粉」に「煙(モーク)」を加える能力
- 「麦煙」で相手の目くらましをする。
- オムレット
- 4人の中では身長が小さい。
- 「パスタ」に「縛(バク)」を加える能力
- パスタで対象を縛り上げる。パスタは300キロの力に耐える強力ワイヤーとなる。
チバナ診療所
- 名前不明(チバナ診療所看護婦)
- ナース。ラーメンタワーの試験で4番目に鍵を手に入れた。
- 「包帯」に「逆(クルリ)」を加える能力
- 包帯に触れているものを全て逆転させる能力。
雉丸呉服店
選考会参加チーム。
- 名前不明(雉丸呉服店)
- ラーメンタワーの試験で3番目に鍵を手に入れた。
- 「扇子」に「浮(フワ)」を加える能力
- 扇子を浮かばせる能力。人が乗っても落ちないほどの浮力を持たせることも可能。
その他の選考会関係者
- ルチャ
- 19歳。新任区長。病没した父の後を継いで就任したらしい。思いつきで選考会のルールを変更するなど、かなり遊び好きな性格。普段はいい加減な態度を取っているが、いざと言うときには真剣な顔になる。
- 「クリップ」に「分(バラ)」を加える能力
- クリップをつけられたものをいくつかに分割する能力。分割された方には全く痛みなどは無く、むしろ肩コリなどが治って気持ちいいという噂。
- ルチャの秘書(名前不明)
- 選考会の進行状況をチェックしている。
- 「水鉄砲」に「飛(ピュー)」を加える能力
- 水鉄砲が当たった者を好きな場所に移動させる能力。
- ダヴィー
- 芸術家。去年の選考会で3位だったチームのリーダー。究極の壁画を作ることが夢。
- 「石灰」に「消(ドロン)」を加える能力
- 地面に張り付いているもの以外で石灰を被ったものを透明にする能力。他人の目から見えなくなるだけなので、物体を貫通することは不可能。能力の効果は1回につき3分まで。
- ミズル
- おかめ化粧品セールスマン。素顔がゴツイためおかめの仮面を被っている。嫌味な性格。
- 「革靴」に「歩(テク)」を加える能力
- 革靴を履けば、天井でも壁でも歩ける能力。
- 猫猫(マオマオ)軒店長(名前不明)
- ラーメン屋店主。選考会のラーメンタワーの試験に協力していた。
- 「スープ」に「滑(チュル)」を加える能力
- 自分の作ったスープをあらゆるものを滑らせるスープに変える能力。
- この店長の経営するラーメン屋「猫猫軒」のラーメンのスープの喉ごしのよさはこの職能力にある(ナガラ談)。
- ジョー森末
- 漫才師。3年前にビャクと漫才コンビを組んでいたが、他の相方を見つけ違うブロックにいってしまった。
ハピネスエンタープライズ
平和な未来と皆様の健康を科学する、軍手のつぶつぶからミサイルまで、あらゆる方面を取り扱う繁華界最大の企業。「繁華界をより素晴らしい世界にするため」キューブを手に入れようとしている。
- プラス
- ハピネス社総帥で、ナガラの兄。地面に付くほど長い羽毛のマントとサングラスを着けている。999の機能を持つ「ハピネスーツ」を着ている。チョークのオッサンに指示し、人間界のキューブを奪った張本人。自分を全人類にとって唯一無二の存在にしようとしており、人間界だけで無く、天界や地獄界のキューブをも奪おうと画策している。
- チョークのオッサン(本名不明)
- ハピネスの一員。ウールを使って「大切な者との記憶」を直接奪った張本人。
- 「チョーク」に「弾(ハジキ)」を加える能力
- チョークに触れたものを問答無用で弾きふっとばす能力。ただし、効力は両方の先端だけで、チョークの腹の部分なら触れても弾かれることはない。
- スパーク
- ハピネス社運輸部所属。27歳。鉄道員(ぽっぽや)。ウールを奪還しに来た3人のエージェントの1人(リーダー格)。サングラスとタバコがトレードマーク。
- いつもしゃべり方が変わるらしく、初登場時は堅苦しい言葉使いをしていたが、植木達のいる区についた時は語尾に「ズラ」と付けていた。
- 通信教育で鍛えた鉄砂掌と、「特急(ラビッド)スパイク」という蹴り技が武器。
- 「笛」に 「速(ビュン)」を加える能力
- 笛を吹くと数秒間、列車の如きスピードで動くことができる。。
- さらに素早く動くことの出来るSLモードと言うものがあり、使用中は黒煙が出る。その上にスパークモードという最速モード(本人曰く)があるが、発動前に植木に阻止されたため、詳細は不明。
- チロル
- ハピネス社製菓部所属。ウールを奪還しに来た3人のエージェントの1人。小柄で童顔。ボク呼んで(つまり自称)星の王子チロル。
- スーツの下に星だらけのコスチュームを着ており、キメポーズまである。全てを見下ろすのは星の王子である自分だという理由で、上から見下ろされるのが大嫌い。見た目と言動の割には戦い方は冷静で、ハイジの覚醒した能力の長所短所を即座に見抜く洞察力もある。動きが素早く、体術で戦っても強い。
- デムニエル・ソイソース
- 料理人。ウールを奪還しに来た3人のエージェントの1人。大柄な体格の男。語尾がカタカナになるしゃべり方をする。アバウトな表現でしばしば周囲を困惑させる。ジャンクフードが嫌いで、料理に関してはかなりうるさい性格。
- アミノ、ドライオン、ピアニシモ、ピコ
- それぞれハピネスのコスメ、アニマル、音楽、ゲーム部門代表取締役。彼ら4人は「四枚刃(しまいじん)」と呼ばれる。
三界の住人
『うえきの法則』での主要メンバー。鈴子、佐野、ヒデヨシは1話と最終話のみ登場。三界については用語の繁華界を参照。
- 森あい(もり あい)
- 火野国中学3年。植木のクラスメート。前作での戦いで、仲間に庇われ続けていたことで、辛い思いをしており、誰に頼らずに生きて行けるようになろうと思っていた。
- 記憶喪失事件の真相を知ったため、チョーク男に始末されそうになったが、植木に助けられる。
- 彼女もキューブを奪われていたため、繁華界に同行することが出来ず、植木が去った直後記憶が失われてしまった。
- その後はプラスに連れて来られる形で繁華界に入り、彼と共に行動していた。
- 鈴子・ジェラード(りんこ・じぇらーど)
- 高校2年生。前作での植木の仲間。外国で暮らしていたが、日本の大学を受験するため引っ越すことになっていた。人間界で事件が起きた日、植木達と再会することになっていた。
- 佐野清一郎(さの せいいちろう)
- 高校2年生。前作での植木の仲間。日本だけにとどまらず、世界中で温泉巡りをしているらしく、森にアフリカの奥地で見つけた「合格祈願温泉」なるものを勧めようとしていた。
- 宗屋ヒデヨシ(そうや ひでよし)
- 中学3年生。前作での植木の仲間。現在も孤児院「たいようの家」で子供達の面倒を見ている。
用語
- 繁華界(はんかがい)
- 植木のいた世界(=前作の世界)とは対をなすパラレルワールド。元々は1つの世界であった「繁華界」が2つに分かれ、その片方が空間の突然変異により3つに分かれたものが、前作の世界となった「天界」・「人間界」・「地獄界」であり、纏めて「三界」と呼ぶ。
- 三界では繁華界の存在が知られていないのに対し、繁華界においてこれら世界の歴史は小学校で習うほどの常識とされている。
- 通貨単位は「ロウド (R) 」(1Rは約1円)。
- 職能力
- 繁華界の住人の約4分の3が使える特殊能力。道具紋と効果紋があり、道具紋から出す道具に、効果紋の効果を「加える」ことによって特殊な力を発揮する。道具にも様々な種類があり、食べ物も道具扱いされる。
- 空紋
- 道具が入っていない道具紋。
- 道具紋
- 自分の道具を収めておける紋。出し入れ自由。
- 効果紋
- 自分の道具に何らかの効果を加えるための紋。これを手に入れられる者はほんの一握り。
- 何かを成し遂げたいという強い思いに反応して覚醒する例が多い(実際、植木もハイジもこの例に当てはまる)。
- 半職能力者(ハンジョブ)
- 道具紋だけの職能力者。全職能力者中99%がハンジョブである。
- 大切な者との記憶(キューブ)
- 第1話で全ての人間から奪われてしまうが、唯一植木だけ奪われていない。最終話のウール曰く、「再会し続ける力」=「再会の才」を持つため。
- メガサイト
- 繁華界唯一絶対の聖域。キューブを解放するにはそこへ行く必要がある。
- 区(ブロック)
- 繁華界の全ての町を繁華外壁によって小分けしたもの。外に出るためには「選考会」で優勝して「壁外営業許可証グリーンバッジ」をもらわなければならない。
- 繁華外壁
- 街の至るところから見ることの出来る大きな壁。壁の上には高圧電流のバリアが張られているためよじ登って越えることは不可能。メガサイトに行くには繁華外壁を越える必要がある。
- 選考会
- 繁華外壁を越える1社を決定するために年1回行われる。1社4名1組でなければ出場することが出来ない(また、出場登録も4人一緒で無ければならない)。外の世界はとても危険で、外に出る会社はそれ相応の「強さ」が求められるため、このような選考会を開いている。優勝すると「壁外営業許可証グリーンバッジ」がもらえる。選考会は例年トーナメント方式を用いるが、ルチャ区長により、植木たちが参加した選考会は「ノラ羊(ウール)争奪戦」となった。最終試験は48時間以内に6つにバラバラにされたウールを全て集めること。
- 壁外営業許可証グリーンバッジ
- 選考会を勝ち抜いた勝社のメンバーに区から与えられるバッジ。これが無いと繁華外壁を越えて区の外に出ることが出来ない。
- スメレオンの森
- 選考会の最終試験として用意された区の立ち入り禁止区域にあるステージ。巨大なカメレオン型の生物であるスメレオンが生息している。ルチャ区長によって森には様々な仕掛けがされており、選考会の残り時間が10時間を切ると、トラップが発動するようになっている。
- スメレオン
- 怪我人を見ると体内に取り込む習性を持つ母性本能が豊かな生物(ハイジ談)で、外見は巨大なカメレオン。スメレオンの内部で休憩を取ると、ケガや体力が回復する。ビャクに重傷を負わされた植木を治療した。回復する者を気に入ると踊る(ハイジ曰くスメレ音頭)。
固有名詞の分類
テレビ東京系アニメ |
炎の闘球児 ドッジ弾平 学級王ヤマザキ うえきの法則 とっても!ラッキーマン マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ |
2005年のテレビアニメ |
キャンプ・ラズロ 灼眼のシャナ うえきの法則 舞-乙HiME あかほり外道アワーらぶげ |
アニメ作品 う |
海がきこえる 宇宙怪人ゴースト うえきの法則 ウルトラB 宇宙少年ソラン |
日本の漫画作品一覧 |
お月様のことばかり バタアシ金魚 うえきの法則+ アロイス メタルK |
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漫画作品 う |
うしろノしんでれさん うちゅうの王 うえきの法則+ うちゅう人 田中太郎 うんこさん-ツイてる人にしか見えない妖精- |
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