バスターマシン7号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 03:46 UTC 版)
「バスターマシン」の記事における「バスターマシン7号」の解説
声 - 福井裕佳梨 ノノの真の姿である、地球帝国黄金期の最後の遺産。ガンバスターの2世代後の後継機。人間サイズに宇宙船とマシーン兵器、乗組員の機能をすべて兼任させた超高性能をコンセプトに挙げたと思われる、バスター軍団の中枢端末を担う自律人型人工知性体。第六世代の技術により造られており、バスターマシンとしての機能も、第四世代の技術を用いて建造された先の1号、2号とは一線を画している。ボディはバスター軍団同様ナノマシンの群体で構成されている。普段はノノという人間サイズの人工知能生命体として活動しており、メガネビュラでも野良アンドロイドとして診断された。先述のとおりナノマシンで構成された身体は、限りなく人間に近い構造となっている。瞳の十字が地球帝国軍の紋章に変化し、ピンクの髪の毛が燃える様な赤になった時が、バスターマシンとして機能し始めた証である(瞳の紋章変化は本来脚本に無く4話コンテを担当した庵野秀明のアドリブ演出であるらしい)。 その姿はドラソー提督を筆頭とする大人たちから、「宇宙怪獣の女王」「太陽系の女神」と崇められた。最後の戦いを終えた後、エグゼリオ変動重力源の持っていたブラックホールの根源である特異点を持ち去る。その際に多元宇宙内に存在する「時空検閲官の部屋」で対面したラルクに自分の想いを託し、別れを告げた。ちなみに、『地球帝国宇宙軍コミックス バスターマガジン』によると、7号とガンバスターの戦力を比較した場合、「(装備している武装の豊富さなどの要因で)ガンバスターの方が(わずかに)強い」としている。 ノノの声優の福井裕佳梨は、「ノノはユング・フロイトが、地球帰還後に銀河連邦初代大統領になったあとに作らせたものだと思う」と劇場版『トップをねらえ!』Blu-rayのオーディオコメンタリーで語っている。 フィジカルリアクター 7号に搭載された物理法則書き換え機関のことであり、胸と両手の甲に装備されている半円物。起動すると中心が赤・緑・青と3色に輝く、第6世代型宇宙船の特徴とも言える装備である。これは5世代の宇宙船ヱルトリウムに搭載されていた思考主推進機関を発展させたもので、純粋数学で周囲の空間の物理法則を書き換えて移動するそれを物質に対して応用し、如何なる物をも変化させ、望みの物体(必要であれば縮退炉すらも)を作り出すことが出来る。これにより、武装などの必要な機材を自ら作り出し、必要なくなれば最小限のシステムに移行する。また、物質に限らずエネルギーや重力子等の書き換えも可能である。高エネルギー弾を停止状態にし、分解・吸収する盾とすることが可能。さらに、縮退炉の生成、タンホイザー・ゲートを利用したワープ、瞬時に多数のマイクロブラックホールを生成・攻撃に用いることも可能。 一見無敵の装備に見えるが、フィジカルリアクターには効果が及ぼせる有効範囲があるらしく、7号が小型であるのもそれが起因しているらしい。広範囲の攻撃を防ぐことはできず、敵に使用してその存在を消し去るようなことも不可能。そのため彼女の手足となって戦い広範囲をカバーするバスター軍団が配備されている。 また、バスターマシン7号時の装備はノノ時の体内には存在せず、フィジカルリアクターによって周囲の構造物を武装として変換している。 イナズマキック ノノ時に使用した技。敵に対してキックを叩き込む、もはや伝統の技。 バスタービーム フィジカルリアクターによる純粋数学での物理法則を書き換えて精錬されるビーム。星すらも貫通する。 バスタービーム・スラッシュ バスタービームの変化技。発射中に両腕を開くことで目標を両断できる。 バスターミサイル 脚部三重六連装ミサイルサイロ八基から発射される高速発射されるミサイル。ミサイルは光学兵器のように見え、発射後は目標を追尾する内実はホーミングレーザーに近い。ここではミサイルを「遠隔操作や自律飛行によって目標を攻撃する兵器」という意味で使用していると推察されている。サイロ裏側は加速用ブースターとして用いることもできる。 アドミラル・ホーン バスター軍団の指揮に用いられる頭頂部のアホ毛。バスター軍団は単純な吶喊のほか、搭載されたバスタービーム・バスターコレダー・ミサイルなどの旧世界の超兵器を使用可能。 イナズマダブルキック バスターマシン19号と共に放つイナズマキック。これにより、ダイバスターでも勝てなかったエグゼリオ変動重力源を撃破する。
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