宇宙怪獣の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 04:26 UTC 版)
以下に宇宙怪獣の種類を解説する。なお、名称や設定の一部は『スーパーロボット大戦シリーズ』で設定されたものとなっている。 兵隊 学名は「兵隊怪獣バボラー(Baboler)」。最小クラスの怪獣で、最も数が多い。全長は30m程で、脚部を含めると100mに達する。甲羅のついた蜘蛛のような形状をしている。普段は巡洋艦級以上の宇宙怪獣に寄生して増殖しており、戦闘時に体外へ飛び出して目標を攻撃する。光弾のような射撃武器は持たず(設定では口から火球を発射可能とされている)、速度を生かした体当たりや鋏状の脚部での格闘が主な攻撃法となる。巡洋艦級から離れると2~3時間程度しか生存できず、目標が大型の場合は内部に潜り込んで自爆する能力を持つ。また、人類によって捕獲され、標本になった個体も存在している。 タンク 砲撃戦を主眼とした兵隊の亜種で、巻貝のような姿をしている。『トップ』の第5話で兵隊と共にヱクセリヲン艦内に侵入していた。 巡洋艦級 学名は「巡洋艦怪獣ギドドンガス(Gidodongas)」、「ギドドンガス級」とも呼ばれる。艦隊戦の主力を担っている怪獣で、このクラス以上から単体でワープが可能であると思われる。基本形状は円錐型であるが、個体ごとに形状に差異がある。戦闘時は光弾や光線、槍状速射弾などを使用する他、兵隊を放出する事も可能。また、兵隊以外にも複数の小型宇宙怪獣を寄生させ、砲台やバリヤー、バニシングモーターなどの役割を担わせている。亜空間でも正確に敵位置を捕捉し、攻撃する事が可能であり、ヱクセリヲン艦隊が太陽系へ向けて超長距離ワープを行った時、そのバニシングドライブ波を感知し、その亜空間へ侵入したことがある。上陸舟艇 巡洋艦級では最も小型の部類に含まれる。針状の形状を持ち、全長は500m~2,000m程。『トップ』の第5話でヱクセリオンの船体に突き刺さり、内部から大量の兵隊やタンクを放出していた。一種の司令塔的な役割を持っており、重力波を探知する能力に優れている。 高速型 巡洋艦級の主力となっている種類。全長は3,000m以上。様々な形状の個体が存在しており、個々の個体の形状はかなり異なる。『トップ』の第4話でヱクセリオン艦隊を追い詰めた集団の一翼を担っていた。混合型と比較すると、攻撃力は低いが速力は速い。耐久力は圧倒的で、光子魚雷数発の直撃を受けても平然としていたが、ガンバスターの攻撃には耐えられなかった。 混合型 巡洋艦級の中で、主に宇宙怪獣集団の旗艦クラスとなっている種類。全長は3,000m~10,000m以上。高速型と同様、個体ごとに形状が異なる。他のタイプより攻撃力が強く、数は少ない(それでも、数億単位の数)。『トップ』の第4話でヱクセリオン艦隊を追い詰めた集団の旗艦にもなっており、初戦闘のガンバスターを苦戦させるが、最後は体当たりを受け止めたガンバスターのバスターコレダーで破壊された。また、『トップ』第5話でも数万単位以上の個体がヱクセリオンを攻撃するが、合体したガンバスターに一方的に蹂躙されている。 『トップ2』ではタイタンで約一万年間冬眠していた「タイタン変動重力源」と呼ばれる個体が登場した。全長は3,000m、最大幅は600m。この個体は頭頂の開口部から巨大な火球を発射できる。当初は「異星のバスターマシン」と推測されて発掘作業が行われていた。冬眠から目覚めた後にはフラタニティのバスターマシンやバスター軍団を圧倒するが、覚醒したバスターマシン7号のバスタービーム・スラッシュによって撃破された。 合体型 『トップ』の第5話でガンバスターを上下から挟み込んだタイプ。円盤状の二体の怪獣が対になっている。かなりの大型種のようで、画面では全体像が明らかにならなかった。挟み込んだ部分には鏡面処理が施されているようで、バスタービームを反射させたが、ダブルバスターコレダーで粉砕された。 自爆型 目標に体当たりを行い、自爆攻撃を敢行するタイプ。形態は巡洋艦級を大型化させたような物で、正確なサイズは不明だがスーパーヱクセリオン級を凌駕する巨体を持つ。『トップ』の第6話で大量に出現し、バスターマシン3号に自爆攻撃を行った。 母艦型 学名は「ドレコング」。『トップ』の時点で確認された最大級の種類。全長は数千kmにも達する。巨大な円盤状の体躯をしており、多数の巡洋艦級を収容する。その防御力は光子魚雷でさえ歯が立たなかった。PS2版ゲームでは事実上のラスボスとして立ち塞がったが、最後はガンバスターのバスタービームで真っ二つに切り裂かれた。 エグゼリオ変動重力源 『トップ2』に登場した最大の宇宙怪獣。全長は、ブラックホール・エグゼリオから出現した時点で約18,000km、最終形態である第3進化形態では約30,000kmにも及ぶ。今まで自身を封印していたエグゼリオすら後部に従え、その強大な重力を操作する事によって重力レンズを形成。重力場を自在に操り、バスターマシン7号のバスタービームさえ捻じ曲げ、さらにバスター雷王星落としの直撃やダイバスターの攻撃さえ物ともしない耐久力で人類を絶望させた。しかし縮退炉を取り込んで本来の姿に戻ったディスヌフことバスターマシン19号とバスターマシン7号のイナズマダブルキックによりブラックホール・エグゼリオもろとも撃破された。 元は太陽系絶対防衛戦(『トップ』の第5話)に出現した巡洋艦級の1つに過ぎなかった模様である。 擬態宇宙怪獣 小説版『トップをねらえ! ネクストジェネレーション』に登場。銀河中心殴り込み艦隊の別働隊だったツインヱクセリヲン級戦艦が、宇宙怪獣の進化を人為的に制御して旧来の宇宙怪獣にとっての「天敵」を作り出そうとして失敗し、宇宙怪獣に乗っ取られたもの。艦内に生息する宇宙怪獣には備品や食材、マシーン兵器やガンバスター、シズラーなどに擬態したものや機器を操作するために腕や脚だけが人間のような形になっているものの他、知性と意識に加えて精神感応能力を持つ巨大な人の首のような姿をしたものもおり、脳を摂取することによって人間の記憶を取り込むことができるらしい。 人間型 人類への潜入調査のために進化し、人類の姿に擬態化したタイプ。『NeXT GENERATION 発掘戦艦アレクシオン編』に登場したマイク・ロフトとジェニー・カールが該当する。見た目は人間だが、身体能力や分析能力は人間のそれを大きく上回る。また、他の宇宙怪獣には無い高い知性とコミュニケーション能力を持つばかりか、宇宙怪獣がそれまで本能で行動し、高等な知性など持たないと思われていたのに反して、本能的反射行動が極限まで進化したものという「意思」をも持っていた。なおジェニー・カールはオリオン腕~銀河中心まで破壊可能な反陽子爆弾生物でもある。しかし、メンタリティはやはり人類とは大きく異なっており、例えば羞恥心の類いを持っておらず、人前でも平然と全裸になって周囲を混乱させる事が多い。 この他、『コミック・ガンバスター』には「砲台」と呼ばれる種類が、「トップをねらえ! TV版放映リスト(架空)」及びドラマCDには「ワープ怪獣ボルゲラン」や「エーテル生命ゲゲラギロン」などが登場した。
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