ネージリンス
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フュリアス・マッセフ 男性、51歳。 アーヴェスト戦役におけるネージリンス側の総司令官で、階級は中将。本来はネージリンス航宙軍主力艦隊司令官。司令官としては有能なものの老いによる衰えは隠しようもなく、レイピル・オリスンの専横を許した。 レイピル・オリスン 男性、44歳。 ネージリンス統合作戦本部長、階級は中佐。 不文律となっている「戦いの決着は宇宙でつけ、地上の人々に迷惑はかけない」という宇宙に住む者たちのルールを、「どの法律にも明文化されていない」ので守る義務はないと強弁する。惑星ナヴァラに大規模長射程レーザー(アルカンシエル)を建造し、それを隠蔽するため惑星に国民を移住させた(カルバライヤからの攻撃に対し「人間の盾」として使う意図もあったとされる)。 結果として惑星ナヴァラは崩壊同然となったものの、自分に非があることを一切認めず「カルバライヤの卑劣な攻撃によって民間人に多数の被害者が出た」と責任回避している。 ワレンプス・パルパトール 男性、39〜49歳。 ネージリンス宇宙軍大佐、空母「グランティノ」艦長。キャロ・ランバースがゼーペスト自治領にさらわれた事件のネージリンス側担当者で、カルバライヤとの講和を望んでいるが「自分の望みはかなったことがない」と諦めかけている。 ネージリンスがヤッハバッハの版図に組み込まれても軍に残り、宙域の警備などを務めていた。 偵察にやってきたユーリとは「ヤッハバッハの士官」として本気で戦い、敗れる。死の直前、戦争に負ける辛さ悲しさをユーリに諭した。 エルイット・レーフ 男性、28〜38歳。 ネージリンス軍の技術士官で、アーヴェスト戦役の際には監察官としてユーリの艦に乗艦。アルカンシエルについてもある程度の情報を得ていた。エリートエンジニアを自称して憚らない自信家だが、臆病で優柔不断な一面もある。ミューラに気があったが、告白できずにいた。 アーヴェスト戦役後もユーリの部下として働く。 ミューラ・タリエイジ 女性、24〜34歳。 ネージリンス軍の技術士官でナヴァラ基地の事務官、アルカンシエルのオペレーターも兼務。目が覚めるような美貌の持ち主で、彼女の前線勤務が決定した時に多数の男性が泣いた。出会って当初は徹底して事務的な態度のため冷たい印象だが、実際は責任感の強い性格の持ち主。 ナヴァラに落ちようとするモアを破壊するためエルイットに協力、その縁でユーリの仲間となった。 ジェイディ・ワイラ 男性、28〜38歳。 ネージリンスの技術士官でアルカンシエル計画にも関与。資材を運んでいたがユーリの艦に拿捕される。ウィンネルに虐待されるがユーリに制止され、それが縁となって後に仲間となる。 フェロム・ラットー 男性、28歳。 ヤッハバッハに制圧されたネージリンスの元軍人にして艦載機のパイロットで、小マゼラン随一とも称される腕前を持つトップエース。祖国回復のためにレジスタンス活動を展開していたが、賞金稼ぎのバランガに捕まり幽閉されていた。後にユーリに助けられ、共に戦うようになる。 セグェン・ランバース 男性、68歳。 ネージリンス最大の造船企業セグェン・グラスチの会長で、キャロの祖父。 一代で現在の地位を築き上げた企業家。 基本的には善人だが、会社の利益を守るためにはあらゆる手段を用い、ヤッハバッハ侵攻の際には彼らに取り入るために副総督のトラッパに孫娘のキャロを愛人兼人質として差し出した。 ネージリンスルートでのその後の消息は不明。キャロが青年編で敵となるカルバライヤルートでは、トラッパ失脚後にヤッハバッハ軍人として台頭した彼女に殺害されたことが示唆されている。 キャロ・ランバース 女性、15〜25歳。 ネージリンス最大の造船企業セグェン・グラスチの会長セグェン・ランバースの孫娘で、いつも赤い服を着ている。ややつり目だが愛らしい女性。 わがままで元気一杯、非常に活動的だが、宇宙放射線を防ぐRPホルモンが先天的に欠乏しているため定期的な薬物投与が必要で、長期間の宇宙旅行は生命にかかわる。 ゼーペンスト自治領の領主バハシュールに囚われたところをユーリに助けられた事が縁で一時期的に一行に同行するが、病状が悪化したため実家へ帰された。 対等な立場で自分に接するユーリに好意を抱き、一行を離れる際にはユーリに「後で必ず迎えに行く」という約束をさせた。ヤッハバッハ帝国の小マゼラン銀河侵攻の後、消息不明に。 10年後(青年編)での容姿、性格は選択肢によって大きく変わる。 通常の選択ではセグェン・ランバースによってヤッハバッハに提供され、トラッパの愛人となる。陰鬱として楽しめない日々を送り、快活な雰囲気は無くなっていた。その後小マゼランに偵察にやってきたユーリによって「あの時の約束」を果たす形で乗船を求められ、再び宇宙へ。誰よりもユーリと親しくするチェルシーに嫉妬するものの、普通のクルーとして最後までユーリにつき従う。 他方、キャロを避けるような選択を続けることによって、ユーリが「自分を見捨てて大マゼランに逃げた」と考えるようになり、ユーリを憎むあまりヤッハバッハの指揮官となるルートに進む。この場合はライオスの副官的な立ち位置となり、化粧も濃く衣装も煽情的なものとなり、口調も汚く(設定資料集では「毒婦」と表現されている)、事あるごとにユーリの前に立ちはだかることとなる。皇帝への奇襲をかけるユーリへの壁の一つとなり、ロエンローグと刺し違える形で戦死する。 なお、このルートは死に際の言葉が「どちくしょう!」であることから、「どちくしょうルート」とも呼ばれる[誰に?]。 トゥキタ・ガリクソン 男性56〜66歳。 ランバース家の執事で、セグェン・ランバースの腹心。キャロに仕えることを職務としており、ユーリがゼーペンスト自治領に乗り込む際にはその艦に同乗した。 経理のみならず操艦にも優れるなど、並の0Gドッグよりよほど優秀。 ファルネリ・ネルネ 女性、27〜37歳。 セグェン・グラスチの秘書室長でゼーペンスト自治領に連れ去られたキャロを救出する人材を求める広告を出していた。広告に応じて立候補したユーリを若輩と侮って却下する。その後、単独でゼーペンスト自治領に挑むユーリの艦に乗艦して補佐をする。後にヤッハバッハの指揮官となったキャロを止めてくれるよう依頼、そのままユーリの配下となる。 経理のみならずレーダー操作に通じ、さらには調理もこなすなど、多才な女性。 命名は菓子のねるねるねるねに由来する。
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