カルバライヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 08:02 UTC 版)
ナバロフ・ベクタラン カルバライヤの国家主席、名前のみの登場。アーヴェスト宙域で勝手に国境線を決めた(これによってネージリンスの星がカルバライヤに取り込まれてしまった)ため、アーヴェストの戦いがさらに激化してしまった。 ジョッパ・ジェイ・ジャプス 男性、59歳。通称「JJJ(トリプルジェイ)」。 カルバライヤ軍の提督で階級は大将、アーヴェスト戦役では総司令官として参戦。常に前線に立って戦うことに意義を見出す職業軍人で、謀略を企むデオドラ政治委員とは反りが合わない。 デオドラ・エル・ヴェイン 男性、54歳。 カルバライヤの政治的中枢である人民委員会の政治委員。恰幅のいい老人。軍人の家系に生まれ、軍人教育を叩き込まれてきたため心底からネージリンスを憎んでいる。 アーヴェスト戦役では政治権力を振るって司令官から指揮権を奪おうとするが失敗、独断でネージリンスの秘密兵器がある惑星ナヴァラに衛星モアを落とそうとするがこれも失敗。その後、違法行為があったとして拘束された。 シーバット・イグ・ノーズ 男性、43歳。 カルバライヤ宙域保安局の幹部で階級は二等宙佐。独善的な面はあるが、職務への忠勤は誰もが認めるところ。バリオとウィンネルの上司。 キャロ・ランバースが乗っていた客船の海賊襲撃に端を発するゼーペンストの暗躍を追いかけるが、領主バハシュールとの交渉中に口封じ(または遊び半分)のために殺される。家族と、買ったばかりの家があった。 ズッティ・ガイン・ゲイル 男性、29〜39歳。 カルバライヤ国防軍大尉で、士官学校を優秀な成績で卒業したヤング・エリートでもある。ユーリと面識を得たのはアーヴェスト戦役(存在だけなら、グアッシュ海賊団討伐前に登場している)で、ユーリのような傭兵艦の統括および小規模艦隊指揮官となっていた。JJJ同様デオドラ政治委員の動向に疑念を抱いており、あえて反抗的な言動を用いた。 ヤッハバッハによる小マゼラン制圧後はヤッハバッハ軍内に組み込まれ中佐に昇進、ゼーペンスト領の警備を命じられる。そこで偵察に来たユーリと再開し、あくまでヤッハバッハの士官として戦闘し敗北、敗戦時のカルバライヤの悲惨な状況を吐露しつつヤッハバッハへの備えを訴え、沈み行く艦と運命を共にした。ユーリに自らの艦の敵味方識別装置を土産として残した。 バリオ・ジル・バリオ 男性、29〜39歳。 カルバライヤ宙域保安局員で階級は二等宙尉。軽い性格で女好き。しかし職務については誠実である。グアッシュ海賊団の勢力強化とゼーペンスト自治領の暗躍を食い止めるために活動するが、上司であるシーバット宙佐が殺されて活動権限を失う。しかし保安局を辞めて「単なる一個人」としてゼーペンストに赴き、ユーリの助けもあってキャロ嬢の救助に成功した。 アーヴェスト戦役にてカルバライヤを選ぶとユーリに合流、仲間として共に戦うこととなる。 ウィンネル・デア・デイン 男性、28歳。 カルバライヤ宙域保安局員で階級は三等宙尉。生真面目かつ融通の利かない性格。これは、ネージリンスとの友好を願って合同事業を興したもののネージリンスの裏切りによって破綻し自殺した父が深く関係している。ネージリンス人を「卑劣で狡猾で油断ならない」と言い切っている。 その後、アーヴェスト戦役に際しては軍への配置転換を願い出て軍属となり、傭兵として参戦したユーリの艦にお目付け役兼アルカンシエル計画調査役として乗艦、職務への忠実さを超えて捕虜を虐待するなど、ユーリたちを呆れさせる言動を繰り返した。 しかしモアのナヴァラ落としを知って翻意。バリオと協力してネージリンス人を守るために活躍、死亡する。 ロブズ・ザン・バジヤ 男性、36歳。 青年編より登場。元カルバライヤ軍人で艦船の操舵手を務めていた。ヤッハバッハに制圧されたカルバライヤを守るためにレジスタンスを続けていたが、賞金稼ぎのバランガに捕らえられ惑星ゼーペンストに収監されていた。後にユーリによって救出され、以降ともに戦うことになる。
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