カルバペネム系とは? わかりやすく解説

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カルバペネム系抗生物質

(カルバペネム系 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/27 17:27 UTC 版)

カルバペネム系抗生物質(カルバペネムけいこうせいぶっしつ)とは、β-ラクタム系抗生物質に通常存在する硫黄炭素に置換された骨格をもつ抗菌薬である。β-ラクタム系抗生物質と同様に細胞壁構築阻害作用があり殺菌的に働くとされている。その特徴は多くの細菌に対して効果があり、広域であるという点である。カルバペネム骨格はペネム骨格に比べさらに化学的に不安定なため、臨床的には必ずしも細菌作用が強く表れない。また広域であるが細胞壁構築阻害である以上、細胞壁のないマイコプラズマや、ペプチドグリカンを持たないクラミジアには効果はなく、腸球菌にも静菌的に働く。




「カルバペネム系抗生物質」の続きの解説一覧

カルバペネム系

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 04:58 UTC 版)

抗菌薬」の記事における「カルバペネム系」の解説

イミペネム英語版) - ただし、イミペネム・シラスタチン合剤(IPM/CS、チエナム)として用いられるパニペネム英語版) - ただし、パニペネム・ベタミプロン合剤(PAPM/BP、カルベニン)として用いられるメロペネム(MEPM メロペン) ビアペネムBIPM オメガシン) ドリペネムDRPM フィニバックステビペネム(TBPM オラペネム)

※この「カルバペネム系」の解説は、「抗菌薬」の解説の一部です。
「カルバペネム系」を含む「抗菌薬」の記事については、「抗菌薬」の概要を参照ください。

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