カルバニオンとは? わかりやすく解説

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メタニド

分子式CH3
その他の名称Methaneide、Methanide、Carbanion
体系名:メタンイド、メタニド、カルバニオン


カルバニオン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/03 23:29 UTC 版)

カルバニオン (: carbanion) とは、有機化学であらわれる、炭素上に負電荷を有する有機化合物や化学種の総称である。有機合成において、炭素-炭素結合を作るための合成中間体として用いられる。

構造

アルキル炭素のカルバニオンは、孤立電子対を頂点の一つとした、sp3 混成型四面体構造をとる。孤立電子対とほかに3個の共有結合を持つことでオクテット則を満たす。

アルケニル炭素のカルバニオンは平面三角形型(sp2 混成型)、アルキニル炭素のカルバニオンは直線型(sp 混成型)をとる。

アリルアニオン、ベンジルアニオン、シクロペンタジエニルアニオンなどは、共鳴により安定化するため、共役系を含んだ平面構造をとる。

発生法

  • 酸塩基反応による発生法
    炭化水素に、充分に強い塩基を作用させればカルバニオンを発生させられる。比較的安定なアリールアニオン、アルキニルアニオンを得る際に有効である。B:塩基のとき、



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