テテュスとは? わかりやすく解説

テーテュース

(テテュス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/25 06:44 UTC 版)

テーテュース
Τηθύς
ローマ時代モザイクに描かれたテーテュース
ハタイ考古学博物館英語版所蔵
位置づけ ティーターン
配偶神 オーケアノス
ウーラノス, ガイア
兄弟 クロノス, オーケアノス, コイオス, クレイオス, ヒュペリーオーン, イーアペトス, テイア, レアー, テミス, ムネーモシュネー, ポイベー, キュクロープス, ヘカトンケイル, ギガース, メリアス, アプロディーテー, エリーニュス
子供 ポタモイ, オーケアニデスステュクス, メーティス, エウリュノメー, ディオーネー, ペイトー, アシアー, テュケー,クリュメネー, カリロエー
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テーテュース古希: Τηθύς古代ギリシア語ラテン翻字: Tēthū́s: Tethys)とは、ギリシア神話女神である。長母音を省略してテテュスとも表記される。

土星の第3衛星テティスの由来である。

神話

ウーラノスガイアの娘で、ティーターン神族の1人。オーケアノスコイオスクレイオスヒュペリーオーンイーアペトスクロノステイアーレアーテミスムネーモシュネーポイベーと兄弟[1]。またオーケアノスの妻で、3,000人の河神の息子と、オーケアニデスと総称される3,000人の海や泉、地下水の女神の母である[2][3][4]

ホメーロスによれば彼女の住まいは大地の果てにあるとされる。またテーテュースとオーケアノスはヘーラークロノスから匿って育てたが、オーケアノスと喧嘩をして以来、両者は離れて暮らしているといわれる[5][6]ヒュギーヌスもテーテュースをヘーラーの乳母と呼んでいる。ヒュギーヌスによると星座になったカリストーおおぐま座)が海に沈むのを禁じたのはテーテュースである[7]

なお、ギリシア神話にはテーテュース(Tethys)とは別にテティス(Thetis)という名前のニュンペーが登場する。

脚注

  1. ^ ヘーシオドス、133行-138行。
  2. ^ ヘーシオドス、337行-368行。
  3. ^ アポロドーロス、1巻2・2。
  4. ^ ヒュギーヌス、序文。
  5. ^ 『イーリアス』14巻197行-210行。
  6. ^ 『イーリアス』14巻300行以下。
  7. ^ ヒュギーヌス、177話。

参考文献

関連項目

自然科学の分野にはテーテュース神に因む呼称があり、「テティス」「テチス」「テテュス」などと呼ばれる。

外部リンク


テテュス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/05 10:24 UTC 版)

聖闘士星矢EPISODE.G」の記事における「テテュス」の解説

刻ノ迷宮と共に蘇ったティターン女神大槌楚真纏うオケアノスの妻。アイオリア攻撃クロノス小宇宙吹き飛ばそうとする刹那、他のティターン女神と共に地上へ現れ小宇宙防御壁張り王を護る15巻および最終巻のポントス言葉から、レア同じく生きたまま石像とされ神力奪われ模様

※この「テテュス」の解説は、「聖闘士星矢EPISODE.G」の解説の一部です。
「テテュス」を含む「聖闘士星矢EPISODE.G」の記事については、「聖闘士星矢EPISODE.G」の概要を参照ください。

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