システムアナリストとは? わかりやすく解説

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システム‐アナリスト【system analyst】

読み方:しすてむあなりすと

企業経営戦略業務内容分析し最適なコンピューターシステム構築導入を図る技術者


システムアナリスト

資格区分 国家資格
資格概要取得方法 情報戦略は各企業にとって重要な経営課題1つです。そこでシステムアナリストは、経営的視点から情報戦略立てその後どのような情報システムどのように導入すればよいか、企画立案していきますこのような役割を担うためには、経営全般に関す知識経営上の問題点解決する能力、そして情報システムについての高度な知識経験求められます。これらを身に付けている証となるのが、情報処理技術者のシステムアナリストです。 情報処理技術者の中では最もマネジメント的なセンスが必要とされる資格の一つです。企業競争力高めるために情報戦略推進していく上で、システムアナリストは必要不可欠職種と言えます。有資格者ソフトウエア会社のほか、システム系コンサルティング会社などで活躍している人が多いようです。 なお、情報処理技術者試験プロジェクトマネージャアプリケーションエンジニア合格者受験する場合試験科目一部免除されます。いずれかにまず合格してから、システムアナリストを目指すのが効率的でしょう
受験資格 制限なし
受験料 5100円(税込み
合格率 8.1%(2004年秋期
試験日程 1回実施10月第3日曜日秋期試験
試験会場 全国主要都市実施
問い合わせ先 情報処理技術者試験センター( http://www.jitec.jp/)

システムアナリスト

読み方:システムアナリスト

概要解説 システムプランナー、システムデザイナーなどと称されることもありますSE仕事をさらに細分化した、ソフトウエア技術者統括する職種です。コンピュータシステム設計担当するのがSE仕事ですが、複雑なシステム構築するにあたっては、その基幹となる概略設計構築部分と、それ以降詳細なプログラム作成部分分割してしまったほうが、より効率的いえますコンピュータ導入希望する企業が、どの部分コンピュータ化し、どのようなシステム導入すればいいのか、クライアントに代わって分析・判断するのがシステムアナリストの仕事です。既存システム大幅に変更する場合も、現在のシステムのどこをどう変えればいいかを入念にチェックしSEとともにシステム構築着手します。中規模以下のシステムであれば、すべてをSE担当し一人処理してしまうことも可能ですが、システム規模大きくなればなるほど、複数プロジェクト分割してしまったほうが効率上げることができます。この場合、システムアナリストは、分業化善し悪し判断し全体統制調整管理することになります。いわばソフトウエア関連職種においては最上位位置する職種といっていいでしょう就職した後も、日々先端技術親しみ不断の努力続けて行く姿勢が大切です。SE以上に高度な知識技術が必要とされる職種であるだけに、プログラマーSE段階踏んで、ようやくこの仕事に就くことができるようになります必要な能力資格など 関連する職業

システムアナリスト試験

(システムアナリスト から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/18 03:58 UTC 版)

システムアナリスト試験
英名 Systems Analyst Examination
略称 アナリスト
実施国 日本
資格種類 国家資格
分野 コンピュータ・情報処理
試験形式 筆記
認定団体 経済産業省
認定開始年月日 1994年(平成6年)
認定終了年月日 2008年(平成20年)
根拠法令 情報処理の促進に関する法律
公式サイト https://www.jitec.ipa.go.jp/
特記事項 実施は情報処理技術者試験センターが担当
ウィキプロジェクト 資格
ウィキポータル 資格
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システムアナリスト試験(しすてむあなりすとしけん、Systems Analyst Examination、略称アナリスト、略号AN)は、かつて情報処理技術者試験にあった区分である。当時の高度情報処理技術者試験で最高のスキルレベル5[1]の区分の一つであり、情報処理技術者試験制度の頂点に君臨する区分として名高かった。

概要

この試験が対象とするのは、企業組織経営戦略に基づいて情報戦略を立案し、情報システム開発においては全体計画、個別計画の立案、策定を行い、その開発・導入プロジェクトを支援し、同時に業務のシステム化を監督監修する立場の人間である。システム開発における最上流の担当者であり、能動的にシステム開発計画を提案する者である。合格率は例年6~8%程度と非常に低いものであった。

合格者は弁護士公認会計士医師技術士等と並び、厚生労働大臣によって「専門的知識等を有する労働者」に指定されており、労働基準法において特例扱いの対象となっていた。これは当時、IT系の資格では唯一のものであり、後身のITストラテジスト試験にもこの制度が引き継がれている。

1994年(平成6年)の情報処理技術者試験の大規模改定期に導入された。2000年(平成12年)までは受験に年齢制限(受験する年の4月1日時点で満27歳以上であること)があり、さらに受験に際し業務経歴書の提出を行う必要があった。2001年(平成13年)に行われた情報処理技術者試験の大規模改訂で、年齢や業務経歴書の提出といった必要事項は廃止されている(これはシステム監査技術者試験プロジェクトマネージャ試験など他の高度区分も同様である。)。

2008年(平成20年)の試験を最後に廃止。2009年(平成21年)より利用者側の高度区分である上級システムアドミニストレータ試験と統合し、ITストラテジスト試験が新設された。

沿革

  • 平成6年 (1994年)秋期より年一回実施、年齢制限は受験する年の4月1日時点で27歳以上、受験に際し業務経歴書(経歴の無い者は「業務経歴なし」と記した書類)の提出を要した。
  • 平成13年(2001年)制度改正に伴い年齢制限と業務経歴書の提出を撤廃、午前の試験時間短縮及び出題数減少。
  • 平成17年(2005年)午前の試験時間延長及び出題数増加。
  • 平成20年(2008年)秋期を最後に廃止、後身は上級システムアドミニストレータ試験と統合されたITストラテジスト試験

形式

午前

試験時間100分。四肢択一式(マークシート使用)で55問出題され、全問解答。IRT(項目応答理論)によって、最低200点~最高800点の5点刻みで採点され、600点以上で合格(午前試験通過)である。

  • 当初から平成12年(2000年)までは、試験時間150分、80問出題。
  • 平成13年(2001年)から平成16年(2004年)までは、試験時間90分、50問出題。
午後I

試験時間90分。情報処理システムの監査及び評価に関する主題の設定となる文章とそれに対するいくつかの小問からなる大問が4問出題され3問を選択し解答。素点採点で、最低200点~最高800点の5点刻みで採点され、600点以上で合格(午後I試験通過)である。ただし、午前試験が600点に満たなかった者は採点されない。

午後II

試験時間120分。3題出題され1題を選択し解答。業務経験を踏まえて小論文(2400字以上4000字以下)を書く。採点はA,B,C,Dの4段階で評価され、Aのみ最終的に合格となる。ただし、午後I試験が600点に満たなかった者は採点されない。

科目免除

平成13年(2001年)よりソフトウェア開発技術者試験、プロジェクトマネージャ試験アプリケーションエンジニア試験のいずれかに合格すればその年の初めから2年間、午前の科目免除が受けられた。

合格者の特典

  • 合格者は、合格の年の初めから2年間、平成13年(2001年)からはプロジェクトマネージャ試験、アプリケーションエンジニア試験の午前の科目免除が、平成21年(2009年)からは高度情報処理技術者試験の午前Iの科目免除が受けられた。
  • 科目免除又は任用資格

その他

区分 受験者数(人) 合格者数(人) 合格率(%)
システムアナリスト 1994年度~2000年度 26,161 1,783 6.8
2001年度~2008年度 25,744 2,485 9.7
累計 51,905 4,268 8.2

統計資料の応募者・受験者・合格者の推移表[2]において、本試験にかかる数値は上級システムアドミニストレータ試験の数値と合算してITストラテジスト試験に計上されている。

脚注

  1. ^ 現在の最高は4である。
  2. ^ 情報処理技術者試験 推移表 (PDF) (IT人材育成センター国家資格・試験部)

関連項目

外部リンク


「システムアナリスト」の例文・使い方・用例・文例

  • システムアナリストという職業
  • システムアナリストという職業の人
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