ゴーカイオー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:39 UTC 版)
「海賊戦隊ゴーカイジャー」の記事における「ゴーカイオー」の解説
5機のゴーカイマシンが海賊合体したゴーカイジャーの主力戦闘用ロボ。非常に高い運動能力・機動力を備え、合体前と同様に宇宙空間での活動が可能。吸収したプラズマや地磁気をエネルギーにする。武器は腰に帯びた2本のサーベルゴーカイケンと胴体ハッチに格納されている巨大な主砲ゴーカイホー。両腕脚のハッチにはゴーカイホーのエネルギー砲弾が格納されており、ゴーカイホー発砲時にはこれらのハッチから随時砲弾が供給・装填される。両肩には4対8門のキャノン砲、両腕にはパワーエネルギー砲、頭部にはバルカン砲などを搭載。背面にはハッチを開くためのダイヤルゴーカイダイヤルが存在し、基本的にレンジャーキーをセットすると同時に自動で回転するが、敵が誤ってダイヤルを回してしまった場合もハッチは展開される。また、首の部分・腹の部分に隠し扉がある。コックピットには、緊急時に備えてのパイロット脱出機能も備えている。 必殺技はゴーカイホーから砲弾を全弾一斉発射するゴーカイスターバースト。第14話ではゴーカイ激走切りを使用。 大いなる力による技は、ゲキレンジャーのキーで発動し5体のゲキビーストのエネルギー体が敵に突撃するゴーカイ大激激獣、ゴセイジャーのキーで発動し14体のゴセイヘッダーが敵に突撃するゴーカイオールヘッダー大進撃、ボウケンジャーキーで発動し出現したダイボウケンから受け取った轟轟剣で袈裟懸けに敵を円月斬りにするゴーカイアドベンチャードライブ、ゴーゴーファイブのキーで発動しゴーカイオーのハッチから出現する巨大な消火ホースからの強力な放水により消火活動を行うビクトリースプラッシュ、ゴーゴーファイブのキーで発動しゴーカイケンで炎の円を描きゴーゴーファイブのマークを浮かび上がらせX字に敵を斬り裂くゴーカイプロミネンス、ライブマンのキーで発動し召喚したスーパーライブロボの胸部と両肩から複数のエネルギー弾を放つスーパービッグバースト、チェンジマンのキーによって発動しゴーカイオーの胸部ハッチから展開したゴーカイホーからアースフォースの砲弾を発射するゴーカイパワーバズーカ、マスクマンのキーによって発動し手刀にオーラパワーを込めて敵を切り裂くゴーカイオーラギャラクシーなどがある。 また豪獣神との合体技として、ダイレンジャーのキーによって発動しゴーカイオーが発生させた気力による炎を豪獣神に纏い豪獣神の右腕のドリルを構えてゴーカイオーと共に敵に突撃するゴーカイ豪獣気力ボンバーを用いる。 戦闘以外でもたびたび合体して活動しており、所有しているレンジャーキーに大いなる力が秘められているか試したり、情報収集のため町の住人に聞き込みを行うために出撃したこともある。 『ゴーバスターズVSゴーカイジャー』ではダイボウケンキーを用いてダイボウケンに変身した。 海賊帽のようなヘルメットを取り外した頭部はバンダナのようなディテールとなっている。ハッチオープンのギミックは、宝箱やびっくり箱をイメージしている。元々はレンジャーキーを格納することを想定していたものであったが、玩具での安全性やプロポーションなどの問題からこの案は不採用となった。強化パーツを内部に収納するというアイデアは、後発のロボットが追加されてもゴーカイオー自体が1年間画面に登場し続けられるよう意図されている。ゴーカイマシンをボディの中に入れる関係から、全高30cmと歴代の1号ロボとしてはかなり大型のものとなった。レンジャーキーを背中に差し込むことで解放ギミックが発動する案もあったが、それでは大きくなってしまうことからダイヤルを回すギミックとなった。 マジゴーカイオー ゴーカイオーとマジドラゴンが合体した魔法戦闘形態。マジドラゴンの翼によって空中を飛翔し、灼熱の炎・荒ぶる竜巻といった魔法攻撃が使用可能。 必殺技は分離したマジドラゴンが発生させた魔法陣で敵を拘束し、5色のエネルギーを降り注がせて粉砕するゴーカイマジバインド。びっくり箱のようなギミックのインパクトを見せるため、首と翼が飛び出すドラゴンが最初の合体形態となった。 デカゴーカイオー ゴーカイオーとパトストライカーが合体した特捜戦闘形態。両手足に装備されたガトリング砲・パトストライカーを分離させた二挺拳銃を使用した銃撃戦を得意とする。ガトリング砲はデカレンジャーロボ・フルブラストカスタムのブラストランチャーを模している。 必殺技は両手足のハッチのガトリング砲で一斉射撃を行うゴーカイフルブラストと分離したパトストライカーが回転しながら全方位にパトストライカーの巨大ガトリング砲からエネルギー光弾を乱射するゴーカイパトストライク。マジゴーカイオーがギミック重視であったことから、ゴーカイオーのシルエットはほとんど変えず、オリジナルのデカレンジャーロボと同様のライトサウンドギミックが重視された。初登場した第5話での夜間戦闘は映画『特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE フルブラスト・アクション』を意識したものである。 ガオゴーカイオー ゴーカイオーから両脚を分離し、空いた下半身にガオライオンが合体した百獣戦闘形態。デザインは原典に登場したガオケンタウロスを彷彿とさせるものになっている。ガオライオンの機動力を活かし、ゴーカイケンやガオライオンの爪を用いる接近戦を得意とする。 必殺技はガオライオンの口内から放つエネルギービームとゴーカイケンでの交差切りで敵を粉砕するゴーカイアニマルハート。マジゴーカイオーとデカゴーカイオーで展開ギミックをアピールできたことから、ギミックにこだわらないはみ出した形態となった。 シンケンゴーカイオー ガオゴーカイオーからガオライオンの頭部・後ろ足・尻尾(兜)が分離し、それぞれ胸部・腕部・頭部に合体した侍戦闘形態。兜には志葉家の家紋が、胸・両肩・両膝には主軸折神のエンブレムがそれぞれ配されている。ゴーカイケンとガオライオンのジェットパーツを合体させた両刃薙刀ゴーカイナギナタとガオライオンの胴体が変形した烈火大斬刀を武器とし、回転斬りによる衝撃波・逆袈裟のX字斬りなど、多彩な剣戟戦を得意とする。また、原典でシンケンオーが使用していた獅子火炎哮(ししかえんこう)をガオライオンの口から放つ形で使用する。 必殺技は火のモヂカラによって1000℃を超える火炎を纏った巨大な烈火大斬刀で敵を一刀両断するゴーカイ侍斬り(ゴーカイさむらいぎり)。ガオライオンにボリュームがあるため、ケンタウロス形態とは別の形態として追加された。薙刀を振り回すアクションは、アニメ『機動戦士ガンダム』のゲルググをイメージしている。 ハリケンゴーカイオー ゴーカイオーと風雷丸が合体した忍風戦闘形態。両腕・両脚は手裏剣が飛び出た状態になる。風雷丸が乗っていた巨大な手裏剣を武器とし、鎖と繋げることで中距離攻撃が可能な手裏剣チェーン、全身のハッチから無数の手裏剣を連射するゴーカイ無限手裏剣(ゴーカイむげんしゅりけん)などのテクニカルな技で戦う。 必殺技は分離した風雷丸が桜吹雪の中で分身し、敵を翻弄しながら槍の先端にある巨大手裏剣を発射して斬り裂く必殺奥義・乱れ桜(ひっさつおうぎみだれざくら)を発動するゴーカイ風雷アタック。 原典に登場した轟雷旋風神と同様、合体完了時の名乗りはゴーカイジャーではなく、風雷丸が行う。合体時の口上は「海賊と忍者1つとなりて、天下御免の手裏剣装備!」。マスクは旋風神がモチーフとなっている。マスクの装着ギミックは、原典でのシュリケンジャーのフェイスチェンジをイメージしている。 ゴーオンゴーカイオー ゴーカイオーから両脚が分離し、空いた下半身に炎神マッハルコンが合体した炎神戦闘形態。炎神マッハルコンのスピードを活かした高速での接近戦を得意とし、タイヤを畳むことでホバーモードに変形し、飛行も可能。 必殺技はホバーモードに変形して走行スピードを上げて勢いよく離陸し、加速度的に破壊力を増幅させたゴーカイケンで敵を一刀両断するゴーカイゴーオングランプリ。 ゴレンゴーカイオー ゴーカイオーの背部にバリブルーンが合体した秘密戦闘形態。初出は『199ヒーロー大決戦』で、テレビシリーズでも第50話に登場。『199ヒーロー大決戦』の時とは異なり、『空飛ぶ幽霊船』と同様、バリブルーンはゴレンジャーのキーによってゴーカイオーの胸部ハッチから出現した。 この形態でダイナマンのキーによって発動し巨大な火球と化して敵に突撃するゴーカイスーパーダイナマイトと、ジェットマンのキーによって発動し火の鳥となって敵に突撃するゴーカイジェットフェニックスを用いた。
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