クラッシャージョウとは? わかりやすく解説

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クラッシャージョウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 15:52 UTC 版)

クラッシャージョウ』は、高千穂遙による日本SF小説。イラストは安彦良和が担当している。ソノラマ文庫ハヤカワ文庫朝日ソノラマ早川書房)より1977年11月から刊行されている。第11回星雲賞日本短編部門賞受賞作品[2]。1970 - 1980年代の日本におけるスペースオペラ草分け的存在である[4]


注釈

  1. ^ 第1巻には、カラーごとに異なる波長の熱波を放射していて、追跡に利用できるという記述があるが、その後この設定は使用されていない。
  2. ^ マイクとケビンの兄弟チーム。『虹色の地獄』(ハヤカワ文庫版)p.124。
  3. ^ 『クラッシャージョウ大研究』(朝日ソノラマアニメ文庫23)の111ページの「酒乱」の解説には「王位継承権試験」とある。また、『連帯惑星ピザンの危機』には、「国王はリコールすることも可能」「国王は王位継承権試験をパスしたうえで、専門の教育を受けた人がなる」という記述もある。
  4. ^ クラッシャージョウの世界では17歳の誕生日から飲酒が許される。
  5. ^ 『連帯惑星ピザンの危機』216ページには、「体内に空気を溜めこんでおくことができる」「3時間近く呼吸を止めていることも可能」とある。また、映画版のノベライズ『虹色の地獄』99-100ページには「人工内臓になっているタロスは、いくら飲んでもほろ酔い以上にはならない」という記述もある。
  6. ^ 本人が言うところの「奥の手」。『連帯惑星ピザンの危機』244ページおよび『虹色の地獄』274ページ。映画版のアニメコミックでは第4巻13ページ。
  7. ^ ドレークはダンの引退後は自分でチームを立ち上げているが、『銀河帝国への野望』でジョウを追うためダンとチームを組み「アトラス」に乗船している。また、『人面魔獣の挑戦』にも登場している。
  8. ^ このエピソードは、細野版で描かれている。なお、ジョウはタロスとガンビーノからは「おやっさんの息子」と呼ばれている。
  9. ^ 映画版でもジョナ・マチュアが「知っている」と発言していることから、相当な知名度があることが窺える。
  10. ^ クラッシャー評議会は、議長以外に45名の評議員で構成される。映画版にはジョウの処分についてダンに対して意見を述べる評議員が、OVA版『氷結監獄の罠』にはジョウに仕事を依頼するバーニイ評議員が登場する。
  11. ^ 『銀河帝国への野望』でジョウを追うためダン、ドレークとチームを組み「アトラス」に乗船したタイラーに対し、「議長ではなく、おやっさんと呼ぶのだ」と窘めるシーンがある。
  12. ^ 早川書房版『連帯惑星ピザンの危機』の口絵より。ただし、同書104ページの本文イラストでは白。また、漫画『クラッシャージョウ REBIRTH』第5巻表紙ではカーキ色。
  13. ^ 宇宙巡洋艦コルドバは、原作では400メートル級だったが、映画版では1000メートル級に設定された。
  14. ^ エンドロールに、スペシャルデザインとして、次の作者の名前がある。クルップ アウチ…吾妻ひでお、ブーブー…いがらしゆみこ、最低人…いしいひさいち、アラクネ…大友克洋、アネッサ…高野文子、チャグ…高橋留美子、デートウェア…竹宮恵子、バグパイパー…とりみき、MAX31O…鳥山明、ナイトウォーカー…細野不二彦、ルドラ…御厨さと美、ゴビー…和田慎二。

出典

  1. ^ a b 『このライトノベルがすごい!2006』宝島社、2005年12月10日、103頁。ISBN 4-7966-5012-1 
  2. ^ a b 山中智省『『ドラゴンマガジン』創刊物語 ライトノベル史入門 狼煙を上げた先駆者たち』勉誠出版、2018年1月31日、111頁。ISBN 978-4-585-29149-7 
  3. ^ a b c “「クラッシャージョウ」コミカライズ始動、安彦良和が描いた壁紙を限定配信”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年9月12日). https://natalie.mu/comic/news/248392 2022年2月22日閲覧。 
  4. ^ a b c WORLD”. アニメ「クラッシャージョウ」HP. サンライズ (2017年8月22日). 2021年5月26日閲覧。
  5. ^ a b c クラッシャージョウ:人気SF小説がコミカライズ 「イブニング」で連載へ”. MANTANWEB. 毎日新聞 (2017年8月22日). 2021年5月26日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af クラッシャージョウ”. allcinema. 2023年8月26日閲覧。
  7. ^ 2020年12月23日発行『クラッシャージョウ REBIRTH』第4巻「scene38 重力崩壊」。
  8. ^ クルップについて、正確には、マーフィ・パイレーツのボス、ビッグ・マーフィがペットにつけた名前。生物としては「アズマジロ」と設定されている。『クラッシャージョウ大百科』(ケイブンシャの大百科147)221ページ参照。
  9. ^ 『クラッシャージョウ大研究』の118ページの「野外映画館」の解説より。
  10. ^ ケイが瑞原芽理、ユリが秋津ユリ。『クラッシャージョウ大百科』(ケイブンシャの大百科147)より。
  11. ^ 安彦良和(インタビュアー:安彦良和氏オフィシャルインタビュアー)「クラッシャージョウBD-BOX発売記念、安彦良和氏インタビュー」『アニメイトタイムズ』https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=14806642042021年3月14日閲覧 
  12. ^ GREAT MECHANICS 21
  13. ^ a b 古林英明(編)「安彦良和・板野一郎対談」『月刊ガンダムエース』2011年4月号、角川書店、2011年2月26日、28-29頁、雑誌 12401-04。 
  14. ^ a b 製作当時の『アニメージュ』の記事より。[要文献特定詳細情報]
  15. ^ 「邦画フリーブッキング配収ベスト作品」『キネマ旬報』1984年2月下旬号、キネマ旬報社、1984年、115頁。 
  16. ^ 『オリコン・チャートブック LP編 昭和45年-平成1年』オリジナル・コンフィデンス、1990年、333頁。ISBN 4-87131-025-6
  17. ^ 下野新聞縮刷版』下野新聞社、1984年4月3日。 同日付のテレビ欄より。
  18. ^ 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会』、1993年12月30日発行、庵野秀明・編、ハッピー興行新社、P61~62
  19. ^ a b c d e クラッシャージョウ”. キネマ旬報WEB. 2024年1月15日閲覧。
  20. ^ a b c d e f g h i j k l m n クラッシャージョウ - 氷結監獄の罠”. allcinema. 2023年8月26日閲覧。
  21. ^ a b c d e f g h i j k l m n クラッシャージョウ - 最終兵器アッシュ”. allcinema. 2023年8月26日閲覧。
  22. ^ a b “宇宙のなんでも屋描く新生「クラッシャージョウ」マンガ版1巻、安彦良和のコメントも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年9月21日). https://natalie.mu/comic/news/300714 2022年2月22日閲覧。 
  23. ^ 『クラッシャージョウ REBIRTH(1)』(針井 佑、高千穂 遙、安彦 良和)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年2月22日閲覧。
  24. ^ 『クラッシャージョウ REBIRTH(2)』(針井 佑、高千穂 遙、安彦 良和)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年2月22日閲覧。
  25. ^ 『クラッシャージョウ REBIRTH(3)』(針井 佑、高千穂 遙、安彦 良和)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年2月22日閲覧。
  26. ^ 『クラッシャージョウ REBIRTH(4)』(針井 佑、高千穂 遙、安彦 良和)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年2月22日閲覧。
  27. ^ 『クラッシャージョウ REBIRTH(5)』(針井 佑、高千穂 遙、安彦 良和)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年2月22日閲覧。


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