やまざきかずおとは? わかりやすく解説

やまざきかずお

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/11 15:52 UTC 版)

やまざき かずお1949年2月12日[1] - )は、日本のアニメ監督アニメーターアニメーション演出家。東京都文京区出身[1]。アニメーターとしては、本名である漢字表記の「山崎和男」名義も使用。スタジオディーンサンライズマッドハウス[1]に所属していた。

人物

当初はSF関係の出版社に入社するつもりだったが、面接までの間に偶然見た新聞の求人広告の“絵の好きな人なら素人も可”の言葉に惹かれ、アニメ業界へ入る。

初期は『超電磁マシーン ボルテスV』や『無敵超人ザンボット3』、『無敵鋼人ダイターン3』、『機動戦士ガンダム』などの作画、絵コンテ、演出を担当。

1981年、所属するスタジオディーンが『うる星やつら』の作画をグロス請けしたのに伴い、作画監督を務める。丁寧な作画技術は監督の押井守からも評価されており、劇場版の『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』でも作画監督(もりやまゆうじと連名)をテレビシリーズから抜ける形で務めている。その後、1984年4月放映分より押井の後任として、同作のチーフ・ディレクターを担当。劇場版二作の監督も務めた。

当初、あまり演出業に乗り気ではなかったとされるが、やがて演出を本業とする。

1986年に『うる星やつら』の放映が終了すると、後番組となった『めぞん一刻』のチーフ・ディレクターに引き続き就任。しかし、半年後にやまざきを含めたメインスタッフが交代することとなり、退任している。その後は、主にサンライズマッドハウスの作品で活動。

2011年、妻の出身国であるフィリピンに移住。永住を考えていたが、2013年に糖尿病で体調を崩し、右足の膝から下を切断。以降は妻と共に日本へ帰国し、群馬県の老人ホームで暮らしているという。

仕事で気をつけていることには、迷惑をかけないことを挙げている[1]

好きな映画は、フェデリコ・フェリーニの『[1]。好きな小説は、いとうせいこうの『ノーライフキング』。

主な参加作品

テレビアニメ

劇場アニメ

OVA

ゲーム

脚注

  1. ^ a b c d e FILE No.006 やまざき かずお”. マッドハウス在校生・卒業生ファイル. マッドハウス. 2022年11月23日閲覧。
  2. ^ フウムーン”. 手塚治虫公式サイト. 2016年5月20日閲覧。
  3. ^ シティーハンタースペシャル グッド・バイ・マイ・スイート・ハート”. サンライズ. 2022年11月23日閲覧。

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「やまざきかずお」の関連用語

やまざきかずおのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



やまざきかずおのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのやまざきかずお (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS