ギア・バーラー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/22 09:57 UTC 版)
「ゼノギアスのギア及び機械兵器の一覧」の記事における「ギア・バーラー」の解説
簡単に言えば、「特別なギア」のこと。スレイブジェネレーターだけではなく「アニマの器」が関わったことにより、エネルギー系に大きな変化を及ぼしている。そのほか操縦系、構造、構成材にも変化が起きている。「アニマの器」の数が限られているため、おのずとギア・バーラーの数も少ない。デザインは、アーサーが機械的であるのに対し、バーラーは有機的(「関節らしい関節がない」など)なものとなっている。ギア・バーラーに共通する外見的特徴として、装甲に瞳型の機関が多数ある。また、ごく一部の例外はあるがほとんどの機体が翼や羽状のパーツを備えている。最終盤におけるギア・バーラーは、一時アニマの器をデウスに吸収され可動不能に陥ったが,ロニ・ファティマの残したギア・バーラーのデータとゼノギアスから得られたデータを基にバルタザール、メルキオールの両賢者がギア技術とナノ技術の融合によりパワーアップされ復活している。なお、この措置により両者は厳密にはギア・バーラーではなくなった。(また、開発時はゼプツェンもクレスケンスもバーラー化する予定でデザインの準備稿も用意されていたが、本編設定ではマリアはアニマ同調率が74%しかないため同調できず、エメラダはアニムス因子がないため同調不可となっている)。 「E」は「エル(El)」と読む。 E・レグルス(ソフィアのギア・バーラー) 搭乗者:ソフィア、エリィ シェバトに保管されていた500年前の大戦でソフィアがアニマの器「ディナ」と同調したものの乗る事は無かったギア・バーラー(同調する以前にギアで戦っていたソフィアが負傷したというイベントはあるが、そのとき搭乗していたギアが同調したのかは不明)。シェバトに訪れた際にエリィが同調するが乗り換えはしなかった(同調する場面のイベントは無く、女王ゼファーへの報告のイベントのみである)。なお、プレイヤーが操作することは一度も出来ず、ただイベントを観るだけであり、名前も呼ばれることはない。エリィは対存在であるためアニマとの同調率が無限大であり、エーテル感応値も無限大である。イベントでは対存在としての力を発揮して、気絶しながらもナノマシンでいくらでも回復する人機融合ギア2体を破壊している。エリィもソフィアも搭乗を拒否したのは、「対存在」である自分と「アニマの器」との関係を無意識的に感じ取っていたため。キスレブのバトリングのミニゲームでは、一定のタイミングを経過すると本機が登録され、そのミニゲーム内でのみ動かすことが可能で、「E・レグルス」というのもその時はじめて表示される。デザインはヴィエルジェに似ている。 E・フェンリル 機体諸元E・フェンリル 搭乗者シタン 全高18.6シャール 基本重量17.2カーン 全装備重量20.4カーン ヘイムダルではなく、シタン本来の搭乗機。物語開始以前から所有していたが、諸々の都合でガスパールに預けてあった。生身最強の能力値であるシタンに恥ず事 のない、トップクラスのギア・バーラー。シタンはアニマとの同調率も98%を誇る。肩に特徴的な突起があるが、そのせいで頭が小さく見え、ヘイムダルに比べると地味な雰囲気のデザインになっている。剣を装備して戦闘を行う。同調してギアに組み込まれたアニマの器は「アシェル」。名前の由来は、北欧神話に登場する巨大な狼フェンリルから。 ゲーム上では出力係数が0.9と、ヘイムダルより低い数値だが、装備する剣の威力が非常に高いため、攻撃力はゼノギアス並。またスピードも11と高く、ゼノギアスに匹敵する唯一のギアといえる。主人公側では唯一翼の意匠のパーツがない。 E・アンドヴァリ 機体諸元E・アンドヴァリ 搭乗者ロニ(500年前)バルトマルー(起動時に搭乗していた) 全高18.3シャール 基本重量15.2カーン 全装備重量19.1カーン ファティマ王家に伝わるギア・バーラー。通称「ファティマの至宝」。500年前は先祖のロニ・ファティマがアニマの器「ダン」と同調して駆っていた。物語最初に登場するバーラーだけに、その印象は強烈。ブリガンディアは絵巻物に書かれたE・アンドヴァリを元に改修しているためデザインは似通った部分があり、武器も鞭である(開発上では、設定を勘違いした石垣純哉によりブリガンディアのパワーアップ版とした描かれた)。登場後しばらくは無類の強さを誇る。またギア・バーラーは、操縦桿による操作ではなく、イメージのフィードバック方式であることを認識させた。搭乗者であるバルトとアニマとの同調率は90%。 出力係数が0.9とブリガンディアより強化されており、攻撃面が強化された。また、入手時にはかなり強力なパーツを装備しているため、しばらくは他のギアと一線を画した強さを誇る。 E・レンマーツォ 機体諸元E・レンマーツォ 搭乗者ビリー 全高18.8シャール 基本重量14.9カーン 全装備重量19.3カーン E・シューティア同様、ビリーのレンマーツォが、アニマの器と同調することで進化した機体。同調した器は「ヨセフ」もしくは「ガド」(どちらか不明)。マントがなくなり、昆虫のような有機的な羽が生えている。搭乗者であるビリーとアニマとの同調率は92%。 ゲーム的にレンマーツォと能力値の違いはないが、後のイベントにより範囲攻撃できる特殊装置「ジェシーバスター」が追加される。 E・シューティア 機体諸元E・シューティア 搭乗者リコ 全高19.2シャール 基本重量22.2カーン 全装備重量26.7カーン リコのシューティアが、アニマの器と同調することで進化した機体。同調した器は「ガド」もしくは「ヨセフ」(どちらか不明)。背後のブースターがなくなり、ライオンの鬣のようなものが生えている。搭乗者であるリコとアニマとの同調率は85%。 ゲーム的には、シューティアと能力値はまったく変わっていない。 ヴェンデッタ 搭乗者:ラムサス ラムサスのワイバーンがアニマの器「ゼブルン」と融合したギア・バーラー。ワイバーンと同じく黄金のボディに禍々しい表情の顔と悪魔を思わせる巨大な翼を持つ。ラムサスによってアニマの器の能力が100%発揮されている。初登場時は圧倒的な力を持ってヴェルトールを大破させるが、後にヴェルトールを改修・強化したヴェルトール2のシステムイドによりあっけなく撃破されてしまう。狂乱したような斬撃と特殊攻撃ギガンテック・フレアを使う。ヴェンデッタとは英語で「復讐」「怨念」「長期に渡る不和」の意。 アンフィスバエナ 搭乗者:カレルレン(500年前)ラムサス アニマの器「ユダ」を有するカレルレンのギア・バーラー。太い手足と尻尾があり、頭の上に一回り小さい胴体が生えている顔が2つで腕が4つあるデザイン。メルカバー内ではラムサスが搭乗した。入滅第三波動という攻撃を行う。 オリジナルヴェルトール(真ヴェルトール) "OR Weltall" 機体諸元ORヴェルトール 搭乗者ラカンワイズマングラーフ 全高19.6シャール 基本重量不明 全装備重量不明 サブジェネレーター出力無し メインジェネレーター係数20以上(計測不能) 稼働時間不明 フレーム耐久度不明 機体反応値0.3以下(計測不能) エーテル感応値不明 表層速度計測不能 飛翔速度計測不能 装備武器不明 500年前にラカンがアニマの器「ナフタリ」と同調して、搭乗するギアが進化したギア・バーラー「ヴェルトール」 が、ゾハルとの不完全接触によって更なる変異進化を遂げたギア。背後に2本のフィンがあり、広げるとコウモリの翼のようになる。搭乗者がワイズマンに切り替わったときは翼や突起がなくなり、白色のギア・バーラーのような機体になる。 フェイが乗るレプリカのヴェルトールと区別するためゲーム内では名称表示に「OR」(オリジナル)と付いている。レプリカであるヴェルトールがゼノギアスに変異進化してヴェルトールではなくなった際には、ORヴェルトールのゲーム内の名称表示は「真ヴェルトール」に変わった。 圧倒的な強さを誇り、ヴェルトール2とギア・バーラーによる3機掛かりでもまるで相手にならない程である。最終ボスすらも凌駕する本作最強の敵(ゲーム上でもいわゆる負けバトルになっているが、戦略を練って装備を整えれば勝つのは難しくない。ただし勝ってもレアアイテムを入手後ストーリー上では負けたことになる)。 ソラリスのギア・バーラー(4機中、オピオモルプス以外の3機の名称不明) 搭乗者:ガゼル法院(500年前)、ロニの仲間の若者数名(500年前)、ミァン(M0998) 500年前ソラリスによって発掘された4つのアニマの器「ルベン」「シメオン」「レビ」「イサカル」とガゼル法院12人中4人が同調したギア・バーラー4機。ガゼル4人は地上を蹂躙したが、同じくアニマの器を得たラカン達によって倒された。崩壊の日においては、ロニ達がソラリスから奪って若者数名が搭乗してグラーフと戦った。その後、4機ともソラリスに回収されている。 劇中に登場するのはオピオモルプスのみ。オピオモルプスは下半身が蛇のようになっている巨大なギアで、ソラリス潜入中のイベントで保管されている様子も見られる。エメラダを解析したカレルレンによってナノマシンによる再生能力が与えられ、ミァンが搭乗した。凶滅第四波動という攻撃を行う。
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