キャンディが旅先で出会う人物たち
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「キャンディ・キャンディ」の記事における「キャンディが旅先で出会う人物たち」の解説
メリー・ジェーン校長 声 - 麻生美代子 キャンディがポニーの家を出て初めて知り合った老女。当初はその不調な動きや性格でキャンディから病人と思われていたが、看護学校の面接で彼女がメリー・ジェーン校長であることを知る。出会った当初は何も知らないキャンディが空腹時や暇な時など彼女に対して積極的に接したことから看護婦試験を合格させた、というのはアニメ版の設定。原作では、面接からすんなりと看護生になっている。そそっかしいキャンディのことを「おっちょこちょい」と呼んで罵るが、それが愛嬌。ポニー先生とは旧知の仲。 フラニー・ハミルトン 声 - 山口奈々 キャンディがメリー・ジェーン看護学校で知り合った優秀な看護生。おしゃべりとおせっかいが大嫌いなため、キャンディとは反りが合わない。職務に対して非常に真剣であり、どんな理由があろうと私事を仕事より優先させることはないと思われ、夜勤をさぼったキャンディを厳しく非難したが、最後は、キャンディのことを苦手と思いつつも、立派な看護婦の素質はあると結果的には認める。過去、酒癖の悪い父親からの暴力やその他兄弟や母親との確執があり、家庭的には恵まれていないため、「自分の力」しか頼ろうとせず他人の力を極端に嫌っている。後に従軍看護婦として戦場に就く事となり、異常に多忙な日々を過ごす。 原作では、家族についてはフラニー本人の口から語られるだけだが、アニメ版では、キャンディが直接接触を図るシーンがあった。あと、原作ではキャンディのことをキャンディスさんと呼ぶが、アニメ版ではキャンディと呼んでいる。小説版の後日談では無事に帰還、表彰されている。 ジュディ / ナタリー / エリナ メリー・ジェーン看護学校での三人の看護生。優等生のフラニーを頼っており、最初はフラニーと反りが合わないキャンディをフラニーと共に非難する。原作では最後まで非難し冷たい視線を向けたままだったが、アニメ版ではキャンディをテリィに会わせない為にイライザが病院に乗り込みナタリーに賄賂を渡して夜勤を代わるのを阻止しようとすると逆にナタリーがイライザに憤慨して、キャンディの夜勤を代わるという設定や(ちなみに原作では誰にも夜勤を代わってもらえずキャンディがやむなく脱走するという設定)、テリィの偽者をイライザがテリィと思い込み病院で看護する際、ナタリーだけでなく、ジュディやエリナにも八つ当たりをし、彼女らもイライザに反発して次第にキャンディに好意的になるといった具合に変更されている。 スザナ・マーロウ 声 - 菊池紘子 ブロードウェーの新進である「ストラスフォード劇団」の人気女優。大変美しく、気品がある。入団受験にきたテリィに一目ぼれし、ついには告白するがキャンディと相思相愛だったテリィに拒絶される。舞台稽古中の事故でテリィをかばって照明の下敷きになり、片足切断という再起不能の大怪我を負う。キャンディとテリィの仲を知ってもテリィを諦めきれず、自分が生きていては、キャンディを愛するテリィを苦しめるだけと考え、投身自殺しようとしたところをキャンディに諭され思いとどまる。その結果、キャンディとテリィを離れ離れにさせてしまった。 ロバート・ハサウェイ テリィとスザナが所属するストラスフォード劇団の団長。テリィの役者として、また人生としての師匠でもある。 カレン・クライス 声 - 川島千代子 大怪我をしたスザナの代役でジュリエットを演じる。原作ではそれだけの登場だが、アニメ版では、聖ヨアンナ病院のクライス院長(アニメ版のみ登場)の親戚という設定で、キャンディと看護婦と患者の関係になり、スザナへの愚痴をキャンディにこぼしたり、ニールがキャンディのチケットを破くという妨害で劇場に入れなかったキャンディを助けたりもしている。感情起伏の激しい面を持つ。 カーソンさん アメリカへ渡る途中でキャンディが出会った中年男性。妻を手術の失敗で失ったことから医者の他、多くの人間を嫌っていた。最初はキャンディをよく思っていなかったが、熱を出した愛娘を救われてからは和解した。旅立つ際に旧知の仲であるニーブンさんの船に乗ることを勧めた。 ニーブン船長 キャンディがアメリカへ渡る際に密航した船の船長。原作ではアンソニーの父親のような優しい紳士風だがアニメ版では厳格な性格に描かれていた。 クッキー キャンディが密航した際に知り合った少年。船乗り志願。 ウィリアム・マクレガー キャンディが最初に働いた「ヨゼフ病院」の患者。ミーナというセントバーナード犬だけを愛する天涯孤独の老人。キャンディは最初、名前の「ウィリアム」としか聞いていなかったため、“アードレー一族のウィリアム大おじ様”だと思い込んでいた。偏屈屋で我侭であったが、キャンディの介護によって次第に本来持っていた穏やかな心を開いていく。しかしその頃には余命は既に短くなり、キャンディと病院前の公園を散歩する中、キャンディと打ち解けて間もなく静かに息を引き取る。愛犬のミーナは後にポニーの家で引き取られる。 ボブソン先生 アニメ版のみ登場。キャンディが働くシカゴの医療施設の先生。頑固者だが、職務に対する責任感は強く、根は穏やか。 チャーリー アニメ版のみ登場。テリィの旧友。地元では悪さばかり繰り返しており、精神的に荒んだ一面も見せる。未成年者の施設に連行されることを恐れて電車から飛び降り負傷する。キャンディの病院に運ばれた時、「テリィ」の名を語ってその場をごまかした。過去の悪事を清算するために軍人になろうと考えていることをキャンディに明かす。正体を見抜いたイライザの策略によって一時は逮捕されかけたが、ボブソン先生によって救われる。後に別の医療施設へ移される。 マイケル アニメ版のみ登場。フランス人の軍医。休暇を利用してニールとイライザが主催するパーティに参加した。ラガン兄弟の意地悪に負けずに健気なキャンディの努力を認めた。彼の職務への熱意がステアが志願兵になる決意を強める事となる。 レナード副院長 聖ヨアンナ病院の副院長。時に厳しく時に優しい信頼の厚い人物だが、ラガン婦人に頭が上がらず婦人の命令でキャンディのクビを防げなかった。原作では、特に優しく信頼の厚い人物ではない。 マーチン先生 失業したキャンディを雇った「ハッピー診療所」の医師。記憶喪失になったアルバートを治すことに協力したキャンディの恩人でもある。酒豪。知恵の輪が趣味。 デイジー・ディルマン アメリカの資産家の娘で、ラガン家のパーティでニールに一目ぼれして、イライザもキャンディを苦しめる同志が欲しいがためにデイジーを応援する。だが、その頃はニールはキャンディに夢中になっていたので、結局はニールに相手にされなかった。 ハーディ・シュニッツェル ドイツ軍の優秀な兵士。空中戦で機体の不良で危機に陥り死を悟ったが、騎士道精神を重んじるステアによって救われる。ステアに感謝し、空の上で「また会おう」と別れた直後、友軍がステアを後から撃墜したところを見て衝撃を受ける。ちなみにドミィを撃った張本人であることが、ドミィとステアの最後の会話やステアと上官との会話から窺われる。 ドミール・ロアン 志願兵になったステアの戦友で愛称「ドミィ」。ステアと同じく志願兵で階級は少尉。マルヌ会戦で家族を失っており、残った恋人を守るために戦争に参加した。後に戦場から帰還したが、致命傷を負って満身創痍の身で飛行機を降りた際にステアに「好きな人を悲しませるな」と言い遺して息絶えた。
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キャンディが旅先で出会う人物たち
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「キャンディ♡キャンディ」の記事における「キャンディが旅先で出会う人物たち」の解説
メリー・ジェーン校長 声 - 麻生美代子 キャンディがポニーの家を出て初めて知り合った老女。当初はその不調な動きや性格でキャンディから病人と思われていたが、看護学校の面接で彼女がメリー・ジェーン校長であることを知る。出会った当初は何も知らないキャンディが空腹時や暇な時など彼女に対して積極的に接したことから看護婦試験を合格させた、というのはアニメ版の設定。原作では、面接からすんなりと看護生になっている。そそっかしいキャンディのことを「おっちょこちょい」と呼んで罵るが、それが愛嬌。ポニー先生とは旧知の仲。 フラニー・ハミルトン 声 - 山口奈々 キャンディがメリー・ジェーン看護学校で知り合った優秀な看護生。おしゃべりとおせっかいが大嫌いなため、キャンディとは反りが合わない。職務に対して非常に真剣であり、どんな理由があろうと私事を仕事より優先させることはないと思われ、夜勤をさぼったキャンディを厳しく非難したが、最後は、キャンディのことを苦手と思いつつも、立派な看護婦の素質はあると結果的には認める。過去、酒癖の悪い父親からの暴力やその他兄弟や母親との確執があり、家庭的には恵まれていないため、「自分の力」しか頼ろうとせず他人の力を極端に嫌っている。後に従軍看護婦として戦場に就く事となり、異常に多忙な日々を過ごす。 原作では、家族についてはフラニー本人の口から語られるだけだが、アニメ版では、キャンディが直接接触を図るシーンがあった。また、原作ではキャンディのことをキャンディスさんと呼ぶが、アニメ版ではキャンディと呼んでいる。小説版の後日談では無事に帰還、表彰されている。 ジュディ / ナタリー / エリナ メリー・ジェーン看護学校での三人の看護生。優等生のフラニーを頼っており、最初はフラニーと反りが合わないキャンディをフラニーと共に非難する。原作では最後まで非難し冷たい視線を向けたままだったが、アニメ版ではキャンディをテリィに会わせない為にイライザが病院に乗り込みナタリーに賄賂を渡して夜勤を代わるのを阻止しようとすると逆にナタリーがイライザに憤慨して、キャンディの夜勤を代わるという設定や(ちなみに原作では誰にも夜勤を代わってもらえずキャンディがやむなく脱走するという設定)、テリィの偽者をイライザがテリィと思い込み病院で看護する際、ナタリーだけでなく、ジュディやエリナにも八つ当たりをし、彼女らもイライザに反発して次第にキャンディに好意的になるといった具合に変更されている。 スザナ・マーロウ 声 - 菊池紘子 ブロードウェーの新進である「ストラスフォード劇団」の人気女優。大変美しく、気品がある。入団受験にきたテリィに一目ぼれし、ついには告白するがキャンディと相思相愛だったテリィに拒絶される。舞台稽古中の事故でテリィをかばって照明の下敷きになり、片足切断という再起不能の大怪我を負う。キャンディとテリィの仲を知ってもテリィを諦めきれず、自分が生きていては、キャンディを愛するテリィを苦しめるだけと考え、投身自殺しようとしたところをキャンディに諭され思いとどまる。その結果、キャンディとテリィを離れ離れにさせてしまった。 ロバート・ハサウェイ テリィとスザナが所属するストラスフォード劇団の団長。テリィの役者として、また人生としての師匠でもある。 カレン・クライス 声 - 川島千代子 大怪我をしたスザナの代役でジュリエットを演じる。原作ではそれだけの登場だが、アニメ版では、聖ヨアンナ病院のクライス院長(アニメ版のみ登場)の親戚という設定で、キャンディと看護婦と患者の関係になり、スザナへの愚痴をキャンディにこぼしたり、ニールがキャンディのチケットを破くという妨害で劇場に入れなかったキャンディを助けたりもしている。感情起伏の激しい面を持つ。 カーソンさん アメリカへ渡る途中でキャンディが出会った中年男性。妻を手術の失敗で失ったことから医者の他、多くの人間を嫌っていた。最初はキャンディをよく思っていなかったが、熱を出した愛娘を救われてからは和解した。旅立つ際に旧知の仲であるニーブンさんの船に乗ることを勧めた。 ニーブン船長 キャンディがアメリカへ渡る際に密航した船の船長。原作ではアンソニーの父親のような優しい紳士風だがアニメ版では厳格な性格に描かれていた。 クッキー キャンディが密航した際に知り合った少年。船乗り志願。 ウィリアム・マクレガー キャンディが最初に働いた「ヨゼフ病院」の患者。ミーナというセントバーナード犬だけを愛する天涯孤独の老人。キャンディは最初、名前の「ウィリアム」としか聞いていなかったため、“アードレー一族のウィリアム大おじ様”だと思い込んでいた。偏屈屋で我侭であったが、キャンディの介護によって次第に本来持っていた穏やかな心を開いていく。しかしその頃には余命は既に短くなり、キャンディと病院前の公園を散歩する中、キャンディと打ち解けて間もなく静かに息を引き取る。愛犬のミーナは後にポニーの家で引き取られる。 ボブソン先生 アニメ版のみ登場。キャンディが働くシカゴの医療施設の先生。頑固者だが、職務に対する責任感は強く、根は穏やか。 チャーリー アニメ版のみ登場。テリィの旧友。地元では悪さばかり繰り返しており、精神的に荒んだ一面も見せる。未成年者の施設に連行されることを恐れて電車から飛び降り負傷する。キャンディの病院に運ばれた時、「テリィ」の名を語ってその場をごまかした。過去の悪事を清算するために軍人になろうと考えていることをキャンディに明かす。正体を見抜いたイライザの策略によって一時は逮捕されかけたが、ボブソン先生によって救われる。後に別の医療施設へ移される。 マイケル アニメ版のみ登場。フランス人の軍医。休暇を利用してニールとイライザが主催するパーティに参加した。ラガン兄弟の意地悪に負けずに健気なキャンディの努力を認めた。彼の職務への熱意がステアが志願兵になる決意を強める事となる。 レナード副院長 聖ヨアンナ病院の副院長。時に厳しく時に優しい信頼の厚い人物だが、ラガン婦人に頭が上がらず婦人の命令でキャンディのクビを防げなかった。原作では、特に優しく信頼の厚い人物ではない。 マーチン先生 失業したキャンディを雇った「ハッピー診療所」の医師。記憶喪失になったアルバートを治すことに協力したキャンディの恩人でもある。酒豪。知恵の輪が趣味。 デイジー・ディルマン アメリカの資産家の娘で、ラガン家のパーティでニールに一目ぼれして、イライザもキャンディを苦しめる同志が欲しいがためにデイジーを応援する。だが、その頃はニールはキャンディに夢中になっていたので、結局はニールに相手にされなかった。 ハーディ・シュニッツェル ドイツ軍の優秀な兵士。空中戦で機体の不良で危機に陥り死を悟ったが、騎士道精神を重んじるステアによって救われる。ステアに感謝し、空の上で「また会おう」と別れた直後、友軍がステアを後から撃墜したところを見て衝撃を受ける。ちなみにドミィを撃った張本人であることが、ドミィとステアの最後の会話やステアと上官との会話から窺われる。 ドミール・ロアン 志願兵になったステアの戦友で愛称「ドミィ」。ステアと同じく志願兵で階級は少尉。マルヌ会戦で家族を失っており、残った恋人を守るために戦争に参加した。後に戦場から帰還したが、致命傷を負って満身創痍の身で飛行機を降りた際にステアに「好きな人を悲しませるな」と言い遺して息絶えた。
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