キオス島とは? わかりやすく解説

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キオス‐とう〔‐タウ〕【キオス島】

読み方:きおすとう

Chios/Χίος》⇒ヒオス島


ヒオス島

(キオス島 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/10 04:03 UTC 版)

ヒオス島
Χίος
地理
座標 北緯38度25分 東経26度00分 / 北緯38.417度 東経26.000度 / 38.417; 26.000
面積 842.5 km2
行政
ギリシャ
地方 北エーゲ
ヒオス県
中心地 ヒオス
統計
人口 50,361人 (2021年現在)
人口密度 60 /km2

ヒオス島(ヒオスとう、ギリシア語: Χίος / Khíos)は、エーゲ海東部に位置するギリシャ領の島。中心都市はヒオスキオス島とも表記される[1]トルコ語ではサクズ島Sakız Adası)と呼ばれる。

古くより交易の島として栄えた。11世紀に建設されたネア・モニ修道院は、他の2つの修道院とともにユネスコ世界遺産に登録されている。

キオス島の虐殺』の舞台として有名である。

地理

ヒオス島の衛星写真

エーゲ海の東部に位置する。幅約7kmのヒオス海峡 (Chios Straitトルコ領(アナトリア半島)と向かい合う。

南北の長さは約50km、東西の幅は最も広い地点で約29km。面積は842km2で、ギリシャでは5番目に大きな島である。この島でのみ栽培される、ガムのような樹液がとれるマスティハの木がある[2]

行政区画

ヒオス
Χίος
所在地
ヒオス
座標 北緯38度25分 東経26度0分 / 北緯38.417度 東経26.000度 / 38.417; 26.000座標: 北緯38度25分 東経26度0分 / 北緯38.417度 東経26.000度 / 38.417; 26.000
域内の位置
行政
国: ギリシャ
地方: 北エーゲ
: ヒオス県
ディモス: ヒオス
人口統計 (2021年)
ディモス
 - 人口: 50,361 人
 - 面積: 842.5 km2
 - 人口密度: 60 人/km2
その他
標準時: EET/EEST (UTC+2/3)

自治体(ディモス)

ヒオス市Δήμος Χίου)は、北エーゲ地方ヒオス県に属する基礎自治体ディモス)である。ヒオス島全体をその市域とする。

現在のヒオス市は、カリクラティス改革(2011年1月施行)にともない、旧ヒオス市をはじめとするヒオス島の自治体が合併して発足した。旧自治体は、新自治体を構成する行政区(ディモティキ・エノティタ)となっている。

下表の番号は、下に掲げた「旧自治体」地図の番号に相当する。下表の「旧自治体名」欄は、無印がディモス(市)、※印がキノティタ(村)の名を示す。

旧自治体 綴り 政庁所在地 面積 km2 人口
1 ヒオス Χίος ヒオス 22.8 23,779
2 アイオス・ミナス英語版 Άγιος Μηνάς ティミアナ  (el 13.0 2,686
3 アマニ英語版 Αμανή ヴォリソス  (el 158.4 2,668
4 イオニア英語版 Ιωνία カリマシア  (el 48.3 4,650
5 カンポホラ英語版 Καμπόχωρα ハルキオ 50.6 3,154
6 カルダミラ英語版 Καρδάμυλα カルダミラ 182.5 2,920
7 マスティホホリア英語版 Μαστιχοχώρια ピルギ  (el 211.7 4,744
9 オミルポリ英語版 Ομηρούπολη ヴロンタドス  (el 155.0 7,335

著名な出身者・居住者

古代

中世

近現代

脚注

  1. ^ 亀長洋子『イタリアの中世都市』山川出版社、2011年、49頁。ISBN 978-4-634-34944-5 
  2. ^ 心と身体にやさしいマスティハとは”. (株)マルトク. 2025年6月18日閲覧。

関連項目

外部リンク

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