キオッジャの戦いとは? わかりやすく解説

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キオッジャの戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/22 08:16 UTC 版)

キオッジャの海戦 (イタリア語:Battaglia di Chioggia)は、キオッジャ戦争終盤の1380年6月24日までにヴェネツィア・ラグーン南端のキオッジャで行われた、ヴェネツィア共和国ジェノヴァ共和国との間の戦い。[4]


  1. ^ Sanderson, Michael W. B. Sea Battles: a Reference Guide. 1st American ed. Middletown, Conn., Wesleyan University Press, 1975, p. 140.
  2. ^ Lane, Frederic Chapin. Venice, a Maritime Republic. Baltimore, Johns Hopkins University Press, 1973, pp. 193–194
  3. ^ a b c Sanderson, Michael W. B. Sea Battles: a Reference Guide. 1st American ed. Middletown, Conn., Wesleyan University Press, 1975, p. 51.
  4. ^ a b c "Carlo Zeno".
  5. ^ a b c d e Pemsel, Helmut. A History of War At Sea : an Atlas and Chronology of Conflict At Sea From Earliest Times to the Present. [1st English language ed., fully rev.] [Annapolis, Md.]: Naval Institute Press, 1977.
  6. ^ a b c d e Hattendorf, John B, and Richard W. Unger.
  7. ^ a b c d e Guilmartin, John Francis.
  8. ^ a b c McNeill, William Hardy.
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t Lane, Frederic C. VENICE, A MARITIME REPUBLIC.
  10. ^ Dotson, John E. "Merchant and Naval Influences on Galley Design." Ed. Craig L. Symonds. New Aspects of Naval History : Selected Papers Presented At the Fourth Naval History Symposium, United States Naval Academy, 25–26 October 1979 (1981): 20-31. Print.
  11. ^ Reynolds, Clark G. Navies In History. Annapolis, Md.: Naval Institute Press, 1998.
  12. ^ Braudel, The Perspective of the World (1984), p. 118
  13. ^ Potter, E. B, Roger Fredland, and Henry Hitch Adams. Sea Power : a Naval History. 2nd ed. Annapolis, Md.: Naval Institute Press, 1981.
  14. ^ Brockey, Liam Matthew.


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キオッジャの戦い(1379年8月 – 1380年6月)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/10 02:37 UTC 版)

キオッジャ戦争」の記事における「キオッジャの戦い(1379年8月1380年6月)」の解説

「キオッジャの戦い」も参照 この広範囲にわたる戦いは、3000人のヴェネツィア兵が立てこもったキオッジャの名がつけられている。ハンガリー軍パドヴァ軍の合流力を得たジェノヴァ軍はラグーン南方から奇襲をかけ、運河突入した連合軍8月16日キオッジャ占領し8月半ばまでには連合軍によるヴェネツィア包囲完成したヴェネツィア元老院講和求めたが、ジェノヴァ司令官ピエトロ・ドシアから「聖マルコの馬にハミ頭絡をかけるまでは平和は無い」と告げられたため、ヴェネツィア人最後まで抵抗することに決めた民衆投獄されていたヴェットール・ピサニを釈放させた。 1379年12月22日ヴェネツィアのドージェアンドレア・コンタリーニとピサニは夜陰紛れてキオッジャ封鎖し、ここを占領していたパドヴァ軍とジェノヴァ軍の連絡絶った。この陽動作戦の後、ヴェネツィア軍はあらゆる運河障害物沈めジェノヴァ軍がキオッジャクルドサックから逃れるのを阻止した1380年1月1日地中海で活動していたカーロ・ジーノがヴェネツィアガレー艦隊主力率いてブロンドロ島に現れた。彼はティレニア海エーゲ海荒らしまわってベイルートロードス島拠点を置くジェノヴァ交易網を脅かしていたが、情報伝達艦隊集結手間取りヴェネツィア本国での戦闘遅参したのだった。カーロ・ジーノの艦隊参戦により、今やキオッジャ包囲されているのはジェノヴァ軍の側となった今やヴェネツィア軍は息を吹き返した。激し攻撃さらされるジェノヴァ軍にとって、本国からの救援最後頼みの綱だった。数か月にわたる包囲戦の中で、ジェノヴァ軍は運河バリケード取り払おうとしたりヴェネツィア側の傭兵破ろうとしたりしたが、いずれもヴェネツィア軍に阻まれた。またジェノヴァ海軍大型船は、浅く航路複雑なヴェネツィア浅瀬の中で身動き取れなくなっていた。こうした状況作った後、ピサニは夜襲仕掛け、石を満載した船を、ヴェネツィア本島に向かう運河のみならずキオッジャやブロンドロから外海へ出る運河にも沈めた。これにより、もはやジェノヴァ軍の自力での脱出不可能になった。さらにピサニはアドリア海ガレー船団を停泊させ、数か月わたって外から救援試みジェノヴァ海軍遮断し続けた。この作戦ヴェネツィア人にも多大な苦労を強いるものだったが、ドージェアンドレア・コンタリーニ始めとした貴族たちは「キオッジャ奪回するまではヴェネツィア帰らない」と誓い立てて海軍司令官労苦を共に背負い市民に範を示した。 この戦いでヴェネツィアは、水陸両用作戦への支援ジェノヴァ艦隊との戦闘のために初め大砲艦載して戦闘使用したジェノヴァ本国でも、既に海に出ていた船舶艤装していく負担大きくなってきていた。またその時期も遅れがちになり、マテオ・マルッフォがジェノヴァ援軍率いてブロンドロに現れ時にはもう1380年5月12日になっていた。この時すでにブロンドロ島はヴェネツィアの手落ちており、要塞化した港も陥落していた。そのためマルッフォの艦隊は何も手立てを打つことが出来ず6月24日キオッジャジェノヴァ軍は降伏した同日ヴェネツィアラグーン行われたキオッジャ海戦は、ヴェネツィア勝利終わったジェノヴァ兵糧攻め屈して降伏しヴェネツィアアドリア海制海権取り戻した

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