カミングアウト
coming out
「here's」とは
「here's」は英語の短縮形で、「here is」または「here has」の意味を持つ。一般的には「ここにある」や「これが」などの意味で使われる。文脈により意味が変わることもあるが、基本的には所有や存在を示す表現である。「here's」の発音・読み方
「here's」の発音は、国際音声記号(IPA)で /hɪərz/ と表記される。日本語のカタカナ表記では「ヒアーズ」となる。発音によって意味や品詞が変わる単語ではないため、特に注意は必要ない。「here's」の定義を英語で解説
「here's」は、"here is" or "here has"の短縮形である。通常、物事の存在や位置を示すために使用される。例えば、"Here's your coffee."という文では、「あなたのコーヒーです」という意味になる。「here's」の類語
「here's」の類語としては、「there's」がある。「there's」は「there is」または「there has」の短縮形で、「そこにある」や「それが」などの意味を持つ。「here's」に関連する用語・表現
「here's」に関連する表現としては、「here's to」がある。「here's to」は乾杯の際に使われ、「~に乾杯」という意味を持つ。例えば、"Here's to your health!"という文では、「あなたの健康に乾杯!」という意味になる。「here's」の例文
1. "Here's your ticket."(あなたのチケットです)2. "Here's the book you were looking for."(探していた本です)
3. "Here's my phone number."(私の電話番号です)
4. "Here's a little something for your birthday."(誕生日の小さなプレゼントです)
5. "Here's the plan."(計画です)
6. "Here's what we know so far."(これまでに知っていることです)
7. "Here's to a successful partnership."(成功するパートナーシップに乾杯)
8. "Here's the key to your room."(部屋の鍵です)
9. "Here's how you do it."(やり方です)
10. "Here's a map of the city."(都市の地図です)
カミングアウト
カミングアウトとは?意味・使い方
日本においては単に秘密にしていたことを打ち明けるという意味合いで使われることもあるが、英語でも「coming out」と言う場合は、ほとんどの場合は、レズビアンやゲイが自分の性的志向を周囲の人々に打ち明けることを指すことが多い。カミングアウトの本来の意味・語源
カミングアウトは「出る」「出てくる」といった意味合いの英語である「come out」の動名詞形である。これは元々、欧米において性的志向を周囲の人に打ち明けられずに悩んでいる心理状態を「押入れに閉じこもっている」という風に例えていたという背景があり、そこから転じてそうした状態を脱出して打ち明けることを「coming out of the closet(カミング・アウト・オブ・ザ・クローゼット)」(押入れから出る)という風に表現するようになり、「押入れ」の部分が短縮された結果「カミングアウト」となったとされている。よって前後の文脈によっては、性的志向を打ち明けることを「come out(カムアウト)」という風に、動詞としても用いられる。有名人や芸能人のカミングアウト
今日LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダ)といった性的志向や性自認を表明したり、打ち明けることを通じて、周囲の人々や世間一般の人々とより肯定的な関係を構築しようということは、一昔前と比較してかなり一般的になってきている。このため、氷川きよし、宇多田ヒカル、寺田真二郎、西岡健吾、カズレーザー、鳥居みゆき、長与千種といった有名人や芸能人がLGBTであることカミングアウトする例も見られる。カムアウトとカミングアウトの違い
カムアウト(come out)は「打ち明ける」「告白する」という行いのことで、カミングアウト(coming out)は行為そのものを意味する。よって日本語では、しばしば「カミングアウトする」という風に表現されることがあるが、この「カミングアウトする」にあたるのが「カムアウト」である。日本語としてのカミングアウト
なお、日本語でカミングアウトという場合は、LGBTにとどまらず、HIV感染者であることや、美容整形をしたことがあること、なども含めて、世間体の面において秘密にしてきた過去を打ち明けることを指す時に用いられる。カミングアウト【coming-out】
カミングアウト
【概要】 日本語にすると“名乗り出”か。昔、サンフランシスコ市のゲイ活動家、ハーベイ・ミルクが、ゲイ差別に抵抗して市議会議員に立候補した、かかげたスローガンが"Come out from the closet! (押入から出ようぜ!)"だったという。以来、マイノリティーで偏見や差別にあっている当事者が、はね返して名乗り出てくる時に使う言葉になった。
《参照》 差別

カミングアウト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/12 06:36 UTC 版)
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LGBT関連トピックの概略 |
LGBT |
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レズビアン ∙ ゲイ ∙ バイセクシュアル ∙ トランスジェンダー |
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カミングアウトは、自らの性的指向、恋愛的指向、性同一性を自己開示することを表す言葉であるカミングアウト・オブ・ザ・クローゼット(英: coming out of the closet)の省略形。カミング・アウトとも表記される。
「カミング・アウト(coming out)」は「外に出てくる、出かけてくる」「姿を現す」「新しい映画が公開される」などの「表に出ていない状態から表に出ている状態への移行」を意味するのにも用いられる[1]。ただし、ここでは「カミング・アウト・オブ・ザ・クローゼット」の略の意味のみについて記述する[2]。
動詞形では、「come out as 〜」として用いられる[1]。自身(当人)ではなく、他者がこれらを暴露することをアウティング(英: outing)という[3]。
歴史
現在では性的少数者が自身のマイノリティなアイデンティティを公にすることを意味する「カミングアウト」という言葉の原点は、上流階級の若い女性が社交の場に初めて顔を出すデビュタント(デビューする)に由来する[4]。1930年代から1950年代にかけて同性愛への迫害が強まった時期、「カミングアウト」は自分自身がゲイだと認識すること、もしくは他のゲイの人々にゲイだと認識してもらうことを意味し、広くそのアイデンティティを公にするという意味ではなかった[4]。当時は「ゲイ」という言葉もコード・ワードにすぎなかった[4]。
「カミングアウト」という言葉は、1969年のストーンウォールの反乱以降、より政治的な意味を持つようになった[4]。1960年代までには「カミングアウト」は「クローゼット」という言葉と対比されるようになり、異性愛者のふりをする性的少数者の人々は「クローゼットにいる(in the closet)」や「クローゼット・ケース(closet case)」と呼ばれた[4][5]。そして権利運動の中で、クローゼットに隠れて閉じこもることなく自由と人権を求めて活動するという政治姿勢が主流となっていった[4]。こうして「カミングアウト」という言葉は性的少数者が自身のマイノリティなアイデンティティを公にすることを意味するようになった。
1988年には「カミングアウトデー」が作られた[6]。これは1987年10月11日にゲイやレズビアンなど性的少数者の権利を求めてワシントン大行進が実施されたことに由来する[6]。
この「カミングアウト」という言葉を効果的に用いた政治運動の成功によって、「カミングアウト」という言葉は他の社会運動でも使われるようになっていった[4]。
カミングアウトにともなう差別
カミングアウトによって、受け手側から期待とは異なる反応が起きてしまうこともある[7]。「カミングアウト」の中でも、性的に好きな異性愛者へ、特に共通の知人・友人らがいる異性愛者へ性的に好き(恋愛感情)を伝える際、父母や子女など親族に伝える際、既婚時の配偶者や姻族に伝える際には、これらのケースだと人間関係に大きな変化を生む傾向にある[8]。アウティングなども起きうる[8][3]。例として、一橋大学アウティング事件などの問題も起きている[3]。
脚注
- ^ a b “傷つく覚悟で「ここにいます」三木那由他さんがほどくカミングアウト:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年9月1日). 2024年6月9日閲覧。
- ^ [1] 2022年10月12日閲覧。
- ^ a b c Watanabe, Kazuki (2016年9月2日). “一橋大ロースクール生「ゲイだ」とバラされ転落死 なぜ同級生は暴露したのか”. BuzzFeed. 2024年6月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g “The history of ‘coming out,’ from secret gay code to popular political protest”. The Conversation (2020年2月10日). 2024年10月12日閲覧。
- ^ “The History Behind Why We Say a Person ‘Came Out of the Closet’”. TIME (2017年10月11日). 2024年10月12日閲覧。
- ^ a b “The History of National Coming Out Day Contains Both Pride and Pain”. Them (2021年10月8日). 2024年10月12日閲覧。
- ^ 自分らしく働く LGBTの就活・転職の不安が解消する本 - 136 ページ 星賢人
- ^ a b 「カミングアウト」p108,砂川秀樹 · 2018
関連項目
カミングアウト(カムアウト)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 04:48 UTC 版)
「レズビアン用語」の記事における「カミングアウト(カムアウト)」の解説
自らのセクシャリティを周囲に公表・認知させること。"coming out of the closet" の略。→カミングアウト
※この「カミングアウト(カムアウト)」の解説は、「レズビアン用語」の解説の一部です。
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