カミングアウトと結婚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:15 UTC 版)
「ジョージ・タケイ」の記事における「カミングアウトと結婚」の解説
2005年10月26日に発売されたロサンゼルスのゲイ・レズビアンのコミュニティ誌『フロンティアズ』にて、自身が同性愛者であるとカミングアウトした。パートナーであるブラッド・アルトマンとは20年来の付き合いであり、2008年5月に婚約を発表し、9月14日ロサンゼルスの全米日系人博物館 (Japanese American National Museum) で挙式した。自らゲイであると公表した主な理由として、同性愛について社会的な議論を喚起したい巻き起こしたいからと述べた。また、日系人収容所に収容されたがゆえの体験から、自分の人種と性的指向について、恥の意識を持ちながら育ったと述べたが、同性愛者への偏見は人種差別と同じだとし、「アメリカの価値観に反している」と語っている。 冷戦のただ中に制作され不動の人気を誇った「スター・トレック」は、当時の白人中心主義的なハリウッドにおいて多様性を反映し、アフリカ系女性、アジア系、ロシア系を含む画期的な配役でスタートした。しかし、タケイが長い間カミングアウトできなかった背景として、当時、スタートレックで黒人と白人のキスシーンを使ったところ、異人種間結婚を規制する州法すら存在した南部の諸州では放送ができなかったため、大きく視聴率が低下したことに言及し、根強いホモフォビアがある社会で、俳優の道を歩むためには、ゲイであることを隠すしかなかった、と述べている。タケイは主演のウィリアム・シャトナーと不仲であったことを公言している。
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