エクセレン・ブロウニング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 02:57 UTC 版)
「ATX計画」の記事における「エクセレン・ブロウニング」の解説
(Excellen Browning) 声優:水谷優子 ATXチームのメンバー。コールサインはアサルト2。女性。23歳。身長175cm。階級は少尉。シリーズ初登場は『COMPACT2』。声が付いたのはドラマCD「スーパーロボット大戦α オリジナルストーリーD-3」。 陽気で楽天的な性格。自己アピールが激しくノリも軽いため、何も考えていないように見えるが、実際は冷静で知的であり現実主義。ゼンガーも戦闘台詞で「キョウスケ以上の読みだ」と評価するなど、頭の回転は非常に速い。明るいノリで、若いパイロットをからかったり苦境に立たされた時も冗談を言うなどムードメーカーの役割を担っている。主にギャグシーンでの活躍が目立つが、本来の氷のような鋭さを覗かせる場面も存在する。どんな苦境も茶化してみせるその生き方のためか、自身が激しく傷付いていたり落ち込んでいても周囲はその態度に誤魔化され気が付けないことが多い。しかし漫画『Record of ATX』では落ち込んでいる姿をキョウスケに見られ、それを受け止められて安堵するシーンが存在。 キョウスケとは逆に接近戦を苦手とするが、高機動戦闘の名手。愛機ヴァイスリッターとの相性は抜群で、戦闘においてはその冷静さと判断力を生かし狙撃・射撃戦で活躍。『OG』(L5戦役)ではトップエースとして活躍した。『Record of ATX』においても量産型ゲシュペンストMk-IIで二丁拳銃のようにマシンガンを操ったり、滞空能力の低いゲシュペンストで滞空戦闘をこなすなど操縦技術は非常に高く、弾道ミサイルの狙撃にも成功している(弾道予測や出力調整も全て自分で行った)。 キョウスケが賭け好きなのに対し、彼女は酒豪で酒好き。いくら呑んでもほとんど酔わないので周りの酔っ払いを見て楽しんでいる。ハガネのダイテツ艦長とは呑み友達。性格的に似たところのあるガーネットとウマが合うらしく、二人してダイテツ達の飲み会に参加したりガーネットの退役後も水着を送ってもらう等の交友がある。日本の文化にもそれなりに詳しく、ブリットに故意に歪曲した知識を吹き込んで楽しんでいる。しかしその正確性には疑問符がつき、慣用句を間違って覚えていることも多い。ロボットアニメについてもリュウセイの言動を解説できる程度の知識を持ち、攻撃時に過去のSRW作品に登場したキャラの決めゼリフをアレンジして叫んだりもする。乗せ変えや武装変更でのネタ台詞が全キャラ中最も多い。 士官学校時代、搭乗していたスペースシャトルの墜落から生還した過去を持つ。これはキョウスケとエクセレンを除く全員が命を落とした大事故だが、実はエクセレンはこの事故で一度死亡しており、アインストにより身体を再生されていたことが後に明かされる(『OG』キョウスケ編で、彼女の肉体の80%以上がバルマーの技術でも解析不能な未知の細胞で構成されていることが判明)。以上の経緯からアインストの声が聞こえるが、キョウスケと同じように念動力などの特殊能力は持たない(『IMPACT』では敵対した際は予知能力を備えるが、正気を取り戻した後消滅する)。ただし『OG』キョウスケ編で「調整」や「幻覚」等に対する抵抗力や解け易さという体質が伏線として示唆されている。その身体の秘密ゆえに、後にアインストの意志に飲み込まれ駒として敵となるが、キョウスケの必死の呼びかけによって自身の意志を取り戻した。 キョウスケとは恋人同士。シリーズ初の明確な恋人関係における「年上の彼女」である。キョウスケより年上であることを多少気にしている模様(『IMPACT』で21歳とサバを読むシーンも存在する)。彼女としては燃えるような恋がしたいため、普段素っ気なく扱われることに不満を抱いているが、誰よりも彼を愛している。キョウスケのギャンブル癖には半ば呆れているのだが、そんな所にも惚れている模様。馴れ初めは作品ごとに多少異なる(キョウスケの項参照)。シャトル事故の際キョウスケに庇われており、このときの記憶が印象に残っていたのか『OG』でキョウスケと再会した時も彼のことをはっきりと覚えている描写がある。その軽いノリゆえ色恋沙汰には大胆に見え、また本人もお姉さんぶって行動するが、キョウスケの意外な一言で虚を突かれ赤面するなど意外と純な面がある。『OG2』のエンディングでは、双子の女の子が生まれたら名前はアルフィミィとレモンにするとキョウスケに約束させている。『COMPACT2』『IMPACT』では隠しステージにてキョウスケと戦後結婚した。なお、家事は苦手らしくカップ麺程度しか作ることができないとキョウスケに暴露されたことがあるが、『OG2』で料理の苦手なレオナに対し的確なアドバイスをしていたことがある(が、そのアドバイスとは「レオナが『美味しくない』という味付けをすればいい」というものだった)。 部隊での位置は各作品・世界ごとに異なる。『COMPACT2』『IMPACT』ではシャトル事故で生き残ったのが彼女ら2人だけという点が軍で疑問視され、結果2人は宇宙と地上の別部隊に配属された。エクセレンはテストパイロットとして宇宙の独立遊撃部隊ロンド・ベルに配属されている。隠しステージではキョウスケが「エクセレンは戦後前線を退いて後方で任務に当たっている」という旨の会話をしている。『OG』ではATXチームに最初期に配属され(エクセレン曰く「ボスとの付き合いは一番長い」)アサルト2となった。事故はメギロートがシャトルに衝突したと推測されたためか、2人と事故との関係は疑問視されていない。『OG』におけるもう一つの世界(シャドウミラーがいた「向こう側」)でのエクセレンはシャトル事故で死亡しており、キョウスケのパートナーとはなっていない。 アインストのアルフィミィ、シャドウミラーのレモン・ブロウニングは共に彼女に非常に近い存在である(それぞれの項参照)。 プロデューサーの寺田貴信は彼女を「基本はコメディ&ディープネタ&お色気担当だが、シリアスもこなせる(『OG』シリーズでは)貴重なキャラ」と表現している。 エクセレンが機動兵器のパイロットになったのは、父親が機動兵器関係に携わる人間でその影響を受けたため。 名前の由来はアメリカの銃器メーカーブローニング・アームズから。 乗機はヴァイスリッター、ライン・ヴァイスリッターなど。 専用BGMは「白銀の堕天使(ルシファー)」。北米版『OG2』での曲名は「Fallen White Angel」。アインストによる洗脳時は「揺れる心の錬金術師(アルケミスト)」。
※この「エクセレン・ブロウニング」の解説は、「ATX計画」の解説の一部です。
「エクセレン・ブロウニング」を含む「ATX計画」の記事については、「ATX計画」の概要を参照ください。
- エクセレン・ブロウニングのページへのリンク