アクト・ザク(MSD版)
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『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の『MSV』的企画『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN MSD(Mobile Suit Discovery) 』に登場。 基本的に従来の設定を踏襲しており、さらに「関節駆動系にフィールド・モーターが採用されている」という設定が明文化されている。また、プレミアムバンダイより発売されたプラモデルでは、ランドセルのメイン・スラスターが従来の四角形のものと、円錐形のもの2発との選択式になっている。 武装はブルパップ・ガンとヒート・ホークのほか、ビーム・サーベルが改めて設定され、ゲルググのビーム・ナギナタを片刃にしたような形状の柄のものを腰部背面のラッチに2基装備する。また、ハイザックやマラサイと同型のビーム・ライフルは、一年戦争時にジオン軍が開発したものと設定されている。 なお、『MSD』では本機は急ピッチで開発が進められたものの完成には至らず、実際に配備されたのはテスト・タイプであるキシリア部隊機のみとされている。 漫画『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN MSD ククルス・ドアンの島』では、ア・バオア・クー防衛戦でヴァシリー・ボッシュ准尉が搭乗。記録には残っていないが、完成した1機がア・バオア・クーに持ち込まれ、実験部隊であるY-02小隊に配備されたとされる。ビーム・ライフルとゲルググのシールドを携行、腰部背面にビーム・サーベル2基を装備、補給時には腰部側面にヒート・ホークを1基ずつ追加装備する。スラスターは円錐形2発。
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アクト・ザク(キシリア部隊機)
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「ペズン計画」の記事における「アクト・ザク(キシリア部隊機)」の解説
『MSD』に登場。 キシリア・ザビが指揮する親衛隊に配備されたテスト・タイプ(型式番号:YMS-11)。親衛隊所属を示す頭部の鶏冠(クレスト)状の突起と、アッシュ・パープルの機体色が特徴。搭載予定の融合炉と新型スラスターの開発の遅れからザクIIのランドセルを代用しており、両肩もザクIIと同型のシールドとスパイク・アーマーを装着している。武装は「MS-X」と同様の4連装マシンガン(従来設定のプルバップ・ガン)と大型ヒート・ホークだが、ビーム兵器は装備していない。型式番号の「YMS-11」は後年与えられたもので、本来のナンバーは不明。 漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD ククルス・ドアンの島』では、ア・バオア・クー防衛戦でキシリア派の機体として登場。2機が要塞内部でギレン派のザクIIと交戦する。ベルト給弾式MS用マシンガンを携行している。
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アクト・ザク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/07 09:33 UTC 版)
ザクIIの設計をベースに、ザク系の正常進化というコンセプトから生まれた機体。 ザク・シリーズをブラッシュアップし、総合的な運動性の向上を主眼に置いて開発されている。生産性の高い設計が導入されており、統合整備計画を見据えていたのではないかともいわれる。ガンダムに対抗するため、駆動部にマグネット・コーティングが施され、運動性は格段に向上しており、テストでも優秀な性能を示し技術部を大いに沸かせたという(このことから、本機の駆動システムはジオン公国軍で主流だった流体内パルス方式ではなく、モーター方式を採用しているらしいとする説もある)。ただし、当時のMSのOSでは機体の機動に追従できなかったとされる。また、ジェネレーターも強化され、ビーム兵器を運用可能となっている。MS-11という型式番号はもともとゲルググに与えられていたが、同機の開発遅延などから本機に譲られている。しかし、本機は総合的にゲルググに劣らない性能を発揮したという。 一年戦争末期に数機の試作機が開発されるが、終戦後は地球連邦軍に接収され、ハイザックなどの開発ベースとなったあとは地球で実戦投入されている。さらにその優秀さが買われ、押収した生産施設で量産化もされている。コックピットは一般用の全天周囲モニター・リニアシートに換装されている。 武装 4連装ブルパップ・ガンと専用ヒート・ホークのほか、アルバート社製の専用ビーム・ライフルを携行。このライフルはハイザックとマラサイ共用のボウワ社製BR-87Aビーム・ライフルに技術継承されたという説もあり、グリプス戦役時の本機はこのBR-87Aおよび、ザク・マシンガン改も携行している。また、0087年に運用された機体がビーム・サーベルを2基装備したとする資料もあるが詳細不明。 カラーリング 塗装は青と白を基調に、一部ダーク・グレーで塗られている。『コミックボンボン』での「MS-X」初公開時には、同じく青と白を基調としながら塗り分けが大きく異なるパターンのイラストが掲載された。 地球連邦軍所属機、および後述のマレット・サンギーヌ搭乗機は紫と青を基調とする。 劇中での活躍 アニメ『機動戦士Ζガンダム』第14話で地球連邦軍の所属機として登場。ロザミア・バダムが搭乗するギャプランとともにオーガスタ研究所からベースジャバーに乗って6機が発進、ティターンズのスードリとの合流前にエゥーゴのアウドムラを捕捉し、奇襲をかける。クワトロ・バジーナの乗る百式によって2機の撃墜が確認できるが、撤退時に残っていたのは3機であった。 小説および漫画『機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…』では、一年戦争末期に実戦投入されたという描写で登場する。グラナダ特戦隊を率いるマレット・サンギーヌが搭乗。グラナダ海域でノルド艦隊指令の命令を無視して出撃しガンダム5号機に撃墜される。頭部にブレード・アンテナを設置し、ハイザックやマラサイ用のものに類似したビーム・ライフル、ゲルググと同型のシールドを装備する。また、フルスペックのアクト・ザクは機動性が高すぎるために通常の人間にはまともな操縦ができず、リミッターを設けて対応していたが、マレットは神経系統を強化する薬物を投与することで、本来の機体性能を発揮することに成功する。 漫画『アウターガンダム』では、一年戦争中に実戦投入されたという設定のもと登場。ソロモン戦に参加していた機体がカタールと接触している。この機体はオリジナルデザインの銃器を携行している。 スマートフォンゲームアプリ『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』のイベント「0079 真紅の稲妻」内のムービーでは、一年戦争終結直前のキマイラ隊の巨大プラント船「ミナレット」に1機が搭載されているのが確認できる。 漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』では、宇宙世紀0090年に新生ネオ・ジオン所属の機体として登場する。チベ級ティベ型巡洋艦「ティカル」に3機が搭載され、ザンジバル改級機動巡洋艦「キマイラ」との交戦の際に艦隊の防衛に回る。 マイナーバージョン アクト・ザク(狙撃装備) オンラインゲーム『機動戦士ガンダム オンライン』に登場。 ゲルググJ用の大型ビーム・マシンガン(連射強化型ビーム・マシンガン)だけでなく、チャージ・ビーム・スナイパーライフルなどの他の狙撃用武装も携行することが可能。
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