アオバ自転車店の常連客
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 00:50 UTC 版)
「並木橋通りアオバ自転車店」の記事における「アオバ自転車店の常連客」の解説
小林 モリオ(こばやし モリオ) 一般に「程度が低い」と笑われる男子高に通う高校生。バイクを買うため、親に「電車通学する」と嘘をつき自転車通学をして金を浮かしていた。ふとしたきっかけで通学途中のヒルクライムをエリート女子高に通っているナギサと競うことになる。電気自転車に乗るナギサに毎回負け続けるが、結果アオバに乗せられて貯めた金を中古の1993年製アオバ・ロードレーサーにつぎ込んでしまう。しかし以降、自転車の魅力にハマり、フレームについて「男はクロモリ!」「ホリゾンタルって決めてんだ!!」とまで語り、勝負や特訓にこだわる「古典的自転車バカ」になる。また、アオバによる自転車の説明に助っ人として携わることも多い。その一方で単なる勝負バカやスピード狂ではなく、公道上での無茶な運転は決して行わない。子どもを轢きかけ信号無視を犯したノーブレーキピストを見かけたときには、そのドライバーを捕まえて「他人を巻き込んでいい(他人に迷惑をかけていい)かっこよさなんかあるか!」と一喝している。自身とは対照的に知的な(少々頭の固い)弟・リュウジがおり、ロード以前に乗っていた自転車(もとはスーパーで購入した安物)を譲っているが、のちにハジメが廃業した地方の自転車店から仕入れた84年式の「ナショナル B-12Pパーフェクト・ステンレス」に乗り換える。 番外編であるケイリンチャレンジ編では主人公として競輪選手を目指すこととなる。そのため本編でも愛車が今までのロードから改造したピスト仕様(公道用)。そしてトラック練習用に工一製作の「TP」(トウゲ・ピスト)になった。 大磯 ナギサ(おおいそ ナギサ) お嬢様学校に通う女子高生。元々はホンダ・ラクーン(電動アシスト自転車)に乗っていた高飛車お嬢様だったが、モリオとのヒルクライム勝負でロードレーサーに興味を持ち、乗り換えることに。また、この勝負を通じてモリオとライバルとなり、友達以上恋人未満の関係で付き合うようになった。愛車は「ビアンキ・ツール・ド・フランスレプリカ」(パンターニレプリカ)。料理は非常に下手。 柳 ミホ(やなぎ ミホ) 機械オンチで「トロくさい」OL。広告代理店・報画堂に勤務している。会社でスムーズに仕事ができないことに苦悩し、機械があることを悲しんでいた。追い打ちをかけるように駐輪場の使用更新手続きを忘れてさらに落ち込むが、アオバ自転車店にて簡単な折りたたみ自転車に巡りあい「自分らしさ」を取り戻すことに。長岡とは順調に交際を進め、第2期17巻7話で結婚した。愛車は「ブリヂストン ワンタッチピクニカDX」「パナソニック LALA5」。 長岡 タツロウ(ながおか タツロウ) 駐輪場争いが縁でミホと知り合うことになった会社員。「ツバメ・システムサービス」に勤務するOAエンジニア。後に「ストライダ2」を購入し、ミホと輪行仲間として付き合いはじめ、数話のエピソードののち第2期17巻7話で結婚した。 坂本 ナツキ(さかもと ナツキ) 身長138センチと小柄な女子高生。登場当初は高1の15歳だがのちに高2になっている。中学時代は陸上部だったが、4年前に母親を亡くした後は家の切り盛りとアルバイトに明け暮れる日々を送っている。全員180オーバーで8頭身の父親・ノボル(身長200センチ)とアキヒコ・フユヒコ・ハルヒコという中高生の弟3人(一つ下で195センチのアキヒコを筆頭に5センチずつ違いで各1学年違い)の家族がおり、育ち盛りで食費がかさむため倹約を貫いている。アオバ16インチミニベロが気に入るも高額で諦めたが、ホワイトデーのお返しとして家族から贈られて並木橋通りの名物になる。なおバイト先の蕎麦屋の名前は「ひかり庵」である。弟用にもフレームのみをオーダーし市販の28インチシティサイクル車の部品をそっくり移植して予算を押さえたアオバ・シティサイクルがある(アキヒコと接触事故を起こしたマサから事故の慰謝料として貰った10万円を元手に足りない分をアキヒコの新聞配達のバイトでカバーした)。 エリザベス・フィーバー アメリカ、フィーバーコーポレーションの社長令嬢。年齢は17歳前後であり、ナツキと同じ高校に留学し坂本家にホームステイをする。日本びいきで庶民の生活に興味を持っているが、日本の「伝統」文化について勘違いが見られる。故郷アリゾナの女子MTBチャンプであり、愛車は2000年製「スペシャライズド P-3」。とある出来事が原因で自転車が日常と密接な関係にある日本社会とママチャリの存在に感銘を受け、その感動ぶりはもはや信者の域と化している。 身長183センチと準レギュラー女性陣一の長身にスタイルも良く、美人だがアメリカンにあけっぴろげで濃い性格からか、男性陣からの受けは今一つ。 父親であるアーノルド・フィーバーと共に何かとイベントを催すお祭り好き。 楠木 ケンタ(くすき ケンタ) 高校の夏休みに友人に乗せられて市営こどもプールの監視員のアルバイト中、溺れたアオバを助けたことでチヅルと知り合う。チヅルの興味を引くために、たまたまアオバ自転車店に入荷していた復刻版チョッパー「シュウィン スティングレイ オレンジクレイト」を買う。 チヅルを追いかけて並木橋大学雑学部に入学するが、バックアップサークルと称する応援団に強制入部させられ、チヅルと交際していることもあって先輩からは理不尽なシゴキを受ける日々を送る。第1期17巻6話でバレンタインの夜にチヅルに呼び出されることを受け、妄想でチハルの裸のサービスカットや「今夜、オレは男になる!」というモノローグで初体験を伺わせる描写があるが、最後のコマでアオバが「ナイショ。」と締めている。
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