「ソルティ・ロード」の登場キャラクター
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「蒼き鋼のアルペジオ」の記事における「「ソルティ・ロード」の登場キャラクター」の解説
本作は、本編から離れ“霧”の重巡洋艦・タカオが「青樹タカオ」として横須賀に潜入中の姿を描いたトリビュートコミックとなっている。 タカオ / 青樹タカオ “霧”の重巡洋艦。「青樹タカオ」として横須賀・海洋技術総合学院に潜入、在学中。 「人間を知るには人間に関わるのが一番」として様々な人たちと接触しており、トキオやケイ、リンコらと仲良くなってからは楽器も勉強している模様。 口より手を出すのが早く「ソルティ・ロードのタカオは切れやすいと言われる」のを自覚しているが、「またやってしまった」と反省はするものの、全編通して暴力に訴える傾向は改められていない。 炎天下に暑がらない不自然さを他者に指摘され、不快指数シミュレーションを実行した結果、日本の夏に負けそうになったり、女を磨くため、道場破りを実行したり、行動はやや突飛である。 第16話でメンタルモデル同士で身体を入れ替える性格入れ替わり作戦を実行し、402の身体に入るが、家事だけで一日が潰れる大変さを思い知る。 ズイカクフェス打ち上げで酔っ払いをシミュレートすると、「艦長」と叫んで泣き上戸となり、その後、二日酔いに苦しめられる。 タカオが他人向けに説明する霧の三隻の関係は「お母さん」(402)、「長女」(タカオ)、次女(ズイカク)である。 詳細は「#タカオ」を参照 イ402 “霧”の巡航潜水艦。 本編でイオナの行動ロジックを流用したためか、表情の変化は少ないものの本編以上に人間らしい行動を見せ、最終的には「コロコロ表情が変わる」と400に指摘されるまでになる(「人間の中に潜入するのに、表情のない鉄面皮では違和感を与えてしまう」と402が説明している)。 普段は炊事・洗濯・掃除といった家事全般をこなしており、タカオたちの生活をサポートしている。 早起きして朝食を作ったり、風呂を沸かしてあげたりと甲斐甲斐しく働くためか、ズイカクからは早くに「お母さん」呼ばわりされており、タカオも後にそう呼び始めたため、着実に「お母さん」が愛称として定着しつつある。なお、本人は大分嫌がっている様子。タカオからは「メンタルモデルとして手に入れた個性が、母性じゃないのか」と分析されている。 艦隊関係者以外の他者からは、「よんちゃん」と呼ばれている。 性格入れ替わりではタカオの身体に入るが、母親をうっとうしがる学園生徒達に「貴様らに母親の何がわかる」と激怒してしまう。 酩酊をシミュレートすると「娘達が自分の気持ちを分かってくれない」と泣き上戸になって、翌日は二日酔いに苦しめられる。 402が他人向けに説明する霧の三隻の関係は「長女」(タカオ)、「次女」(402)、三女(ズイカク)である。 詳細は「#イ402」を参照 ズイカク “霧”の海域強襲制圧艦。 タカオやイ402と同居しているが、タカオと違い任務は持っておらず主に釣りなどをしている。テンパると一人称が「ズイ」となる。 タコの「パウルくん」をペットとして飼っており、大きな金魚鉢に入れたり頭の上に乗せたりして連れ歩き、並々ならぬ愛情を注いでいる。一度パウルくんが行方不明になった際は、人間をよく知るタカオに「その人間的思考を一回捨てなさい」と言わせるほど人間らしい焦りを見せた。 ハンには「問屋の師匠」と呼ばれており、彼女に武術を教えている。また、マキシマには海鮮出汁を卸している。 海技の文化祭に対抗して独自に「ズイカクフェス」なる催しを立ち上げるが、これが後にタカオ達のライブ会場として役立った。 性格入れ替わりでは400の身体に入るが、外見そっくりな402と間違われ、ハンに「なぜ師匠と同じ気の流れがするんだ」と問われ、面倒くさがる。 ズイカクが他人向けに説明する霧の三隻の関係はタカオと同じである。 詳細は「#ズイカク」を参照 イ400 “霧”の巡航潜水艦。 第15話まで本編に登場することはなかったが、402達のアップロードする情報に不審な物(タカオ「青春」。ズイカク「武術とタコ」。402「母性」)が多いために、視察役として登場する。 性格はタカオら曰く「小姑」。402以上に堅物で真面目。ただし、性格入れ替わり作戦に参加するなど考えは柔軟。 ズイカクの身体に入り、普段の行動が謎すぎる彼女のミステリーに挑むが、山中で熊と遭遇して酒を酌み交わし、相撲を取るカオスな羽目に陥る。 詳細は「#イ400」を参照 キジマ トキオ クジラを愛する少年。 暴力を嫌い、人の言うことをすぐ信じてしまう。 クジラを一目見たいがために海へ飛び込もうとしたところをタカオに止められる。 両親からはぞんざいに扱われ、不良からお金をせびられるなど酷い目にあっているが、それでも笑顔を絶やさず、クジラを見ることを支えに生きている。 海洋技術総合学院の生徒会長・リンコとは幼馴染。 マキシマ ジョージ チンピラのような風貌をした元マフィアの男。 怪しげなトランクを抱えて黒服の男(組織の追手だった)たちから逃げていたところでタカオと遭遇、ひょんなことからタカオにトランクを託す。 タカオの活躍でハンと和解、ラーメン屋を始めた。味の評点は散々で、食べてもらうたびに点数が下がっている。ただし、ハンの好物であるメンマだけは評判が良い。 ハン マキシマと一緒に行動するオカッパの少女。マキシマの娘。 父であるマキシマを「暴力ジジイ」と呼び、あまり仲の良い雰囲気ではなかったが、タカオの活躍で和解した。 キド ケイ 海洋技術総合学院の生徒。ギターを弾き平和の歌を唄う少女。 平和の歌を反戦歌とする生徒会に目を付けられ、ギターを破壊されたことですべてを諦めかけていたが、タカオに助けられてからは友人となる。 後にギターを破壊した張本人であるリンコともタカオを通じて知り合い、バンドを結成するに至っている。 トキオと、食パンをくわえた状態で曲がり角でぶつかるという漫画的な出会いを果たして以降は、トキオのことが気になっている様子。 サメジマ リンコ 海洋技術総合学院の生徒会長。規律を重んじる律儀な性格の一方、音楽を愛する心を持った少女。 親や先生のご機嫌取りのために規律を順守しており、世間で言う反戦歌を唄うケイとは一時衝突した。 本当はエレキベースを弾くのが楽しみで、タカオにその姿を見られたことがきっかけでトキオに相談、タカオを通じてケイと和解し現在はバンドを組むに至っている。 トキオとは幼馴染で、本心を話せる唯一の存在であると同時に、気になる存在でもある。 スガヌマ コーイチ 生徒会の一員で現代に生きる忍者の子孫。リンコに片想いしている。 異常な運動神経。そして炎天下に汗一つかかず、水も補給せず、さらに学校の壁をも破壊するタカオを普通の人間ではないと怪しみ、サイボーグ忍者ではないかと思い込んで調査する。 調査の途中、ズイカクと互角に渡り合うほどの実力を見せるが、ズイカクが(タカオを含めて)「姉妹の正体はサイボーグ忍者」であるのを認めたために幕引きとなった。 ハルナ、キリシマ、マヤ、刑部 蒔絵 “霧”の派遣艦隊とデザインチャイルド。 最終回に登場。第四施設事件を調べに横須賀へやってくる。そのためにタカオ達は『ソルティ・ロード』での生活を終了することになるはずだった。 タカオが最初に思い浮かべたキリシマはメンタルモデル姿だった(本編ではヨタロウ)。 詳細は「#ハルナ」を参照 詳細は「#キリシマ」を参照 詳細は「#マヤ」を参照 詳細は「#刑部 蒔絵」を参照
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