よたろう〔ヨタラウ〕【与太郎】
与太郎【ヨタロウ】(果樹)
登録番号 | 第4727号 | |
登録年月日 | 1995年 9月 14日 | |
農林水産植物の種類 | うめ | |
登録品種の名称及びその読み | 与太郎 よみ:ヨタロウ | |
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 9月 17日 | |
品種登録者の名称 | 大竹繁男 | |
品種登録者の住所 | 新潟県中蒲原郡横越村二本木4457 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 石田耕一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「白加賀」,「養老」等の混植園で発見された偶発実生で,果形が短楕円,果重が14g程度の育成地(岩手県江刺市)において7月20日前後に収穫できる晩生種である。 樹姿は中間,樹の大きさは中,樹勢は弱である。枝梢の太さは細,節間長は短,葉身の形は楕円,葉の大きさは小,幼葉の色が淡紅緑である。花形は一重,花の大きさは大,花弁の色は白,花粉の多少は中である。果実の外観は楕円,果頂部の形は平,果頂の凹みは無,梗あの深さは浅,広さは中,赤道部縫合線の深さは浅,扁肉果の多少は少である。果実の大きさは中(14g程度),果肉の厚さは薄,粗密は中である。核と果肉の粘離は粘核,核の形は短楕円,大きさは小である。成熟期は晩,育成地においては7月20日前後,自家結実性は強,結果量は多,果実の着色の難易は難である。 「白加賀」及び「鴬宿」と比較して,樹勢が弱いこと,枝梢の太さが細いこと,葉の大きさが小さいこと,果実の大きさが小さいこと,核の大きさが小さいこと等で,「梅郷」と比較して,樹勢が弱いこと,枝梢の太さが細いこと,葉の大きさが小さいこと,扁肉果が少ないこと,果実の大きさが小さいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,育成者が「白加賀」,「養老」等を植栽した自園(岩手県江刺市)において昭和60年頃に多数の果実を着けた偶発実生を発見し,63年から苗木を育成し,以後,増殖を行うとともに,特性の調査・確認を行って育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「南部梅」であった。 |
- ヨタロウのページへのリンク