ムササビとは? わかりやすく解説

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むささび【鼯鼠/鼺鼠】

読み方:むささび

古くは「むざさび」とも》リス科哺乳類リス似て体長40センチ尾長35センチ背面灰褐色で、目の上からほおにかけ白帯がある。森林にすみ、夜行性前後の足の間にある飛膜広げて木から木へ滑空し木の芽実・葉食べる。本州以南から朝鮮半島中国分布のぶすま。おかずき。《 冬》「—や夜霧吹き入る手打蕎麦秋桜子


鼯鼠

読み方:ムササビ(musasabi)

げっし目の


ムササビ

作者椎窓猛

収載図書ムササビ
出版社書院
刊行年月2004.9


ムササビ

作者福島

収載図書じいさんのいろり噺
出版社書房
刊行年月2006.1


ムササビ

和名:ムササビ
学名Petaurista leucogenys
    ネズミ目リス科
分布本州四国九州
 
写真(上):ムササビ成獣
説明
わが国固有種低地から亜高山帯までの主に天然林高齢二次林生息する夜間樹洞の巣から出て樹木間をグライダーのように滑空しながら移動し木の芽,花,果実種子などの植物採食する.こんもり茂った大きな木のある社寺林などで,夜間注意していると「グルルル,グルルル」という声が聞こえてくる.ムササビがこれから採食のために活動開始する合図である.ムササビの体には,首,前肢後肢の間,後肢と尾の間に薄い皮膜があり,滑空の時はこの皮膜広げ,また長い尾も使い,凧のようなかたちとなり,40mほど(最大160m)の距離の樹木間を音もなく滑空する着陸すべき樹木の距離を見誤り地上降り立ちネコ捕食されたり,家屋付近フェンスひっかかり絶命したり,高圧送電線の鉄塔着陸して感電死する場合がある.飛翔適応思わぬ落とし穴になった例である.ムササビにとって安心して生息できる少なくなったことが原因である.
ムササビ成獣


読み方:ムササビ(musasabi)

リス科哺乳動物

学名 Petaurista leucogenys


読み方:ムササビ(musasabi)

リス科哺乳動物

学名 Petaurista leucogenys


鼯鼠

読み方:ムササビ(musasabi)

リス科哺乳動物

学名 Petaurista leucogenys


鼯鼠

読み方:ムササビ(musasabi)

リス科小動物で、肢間には皮膜があり、木から木へ滑空することができる

季節

分類 動物


ムササビ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/04 04:05 UTC 版)

ムササビ(鼯鼠、鼺鼠、学名:Petaurista leucogenys)は、ネズミ目(齧歯目)リス科リス亜科ムササビ属に属する哺乳類の一種である。ムササビ類の総称でもある。


  1. ^ Ishii, N. & Kaneko, Y. (2008). "Petaurista leucogenys". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2014.3. International Union for Conservation of Nature. 2015年3月16日閲覧
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  13. ^ “崇高な殺生<第3部 マタギの戦時史>3 戦地需要で戻された銃 - 奨励される狩り 二極化する里”. 読売新聞. オリジナルの2012年8月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120830145335/http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/kikaku/055/3.htm 2020年2月24日閲覧。 
  14. ^ 奈良筆ができるまで 筆の原料”. 株式会社あかしや. 2014年1月20日閲覧。
  15. ^ 鳥獣保護法について”. 株式会社防除研究所. 2014年1月20日閲覧。
  16. ^ 鈴木棠三 『日本俗信辞典 動物編』(角川ソフィア文庫、2020年) p.716.


「ムササビ」の続きの解説一覧

ムササビ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/28 23:52 UTC 版)

城山 (佐伯市西谷)」の記事における「ムササビ」の解説

2010年-2014年調査では、13-18頭のムササビが確認されている。独歩碑の道後述)でよく見られる

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ムササビ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 06:03 UTC 版)

謎の村雨城」の記事における「ムササビ」の解説

ムササビのように滑空する忍者素早く飛び回りながら手裏剣放つ

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ムササビ(空飛ぶ風呂敷)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 08:07 UTC 版)

ニッポン博物誌」の記事における「ムササビ(空飛ぶ風呂敷)」の解説

ムササビは夜行性であり、飛膜広げることでグライダーのように滑空しからへと飛び移ることができる。木のうろ中に住むムササビの番には3匹の仔が生まれる。猟師入り父親撃ち落される。母親猟師の顔に覆い被さり、猟師風呂敷巻かれるとはこのようなことかと子供に語る。

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ムササビ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 09:16 UTC 版)

タイムクライシス」の記事における「ムササビ」の解説

MOZ部下忍者部隊仮面胸当てをつけ、腕に巨大な鉄爪装備外見MOZ同じだが色が異なる。MOZ同様アクロバティック動き相手翻弄して鉄爪斬撃してくる。

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ムササビ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 07:06 UTC 版)

ニンジャウォーリアーズ」の記事における「ムササビ」の解説

ステージ3、4に登場ムササビの術を使う敵忍者画面上空から緩やかな軌道プレイヤー襲いかかり、反転して去っていく。手裏剣一発倒せる。

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ムササビ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 10:44 UTC 版)

名詞

むささび【鼯・鼺】※鼯鼠ももんがと同じ漢字

  1. リス科哺乳類成獣体長は40cm程度前足後足との間に飛膜呼ばれる膜があり、飛膜広げグライダーのように滑空し木の枝の間等を渡ることで知られる。(冬の季語)

翻訳


「 ムササビ」の例文・使い方・用例・文例

  • 新世界ムササビ
  • 大きいムササビ
  • ムササビのまねをして,子どもなどをおどかすこと
  • ムササビのまねをして,子どもなどをおどかすときに発する
  • ムササビやモモンガというリス
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