網状流路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/06 01:12 UTC 版)
例
網状流路が見られる河川としては、次のような例がある。
- イタリア半島の北東部を流れるタリアメント川の中流域の一部。
- ポーランドの北東部を流れるナレフ川の一部。
- 北アメリカ大陸の中央部を流れるプラット川のうち、アメリカ合衆国のネブラスカ州を流れる部分の一部。
- ユーラシア大陸のヒマラヤ山脈の南側を流れるブラマプトラ川やジャムナ川の一部。
これらのうち、ブラマプトラ川は網状流路が見られる河川の典型例の1つとされる[2]。 なお、以上が全ての例ではなく、他にも網状流路を形成している河川が存在することを付言しておく。
他の河川の流れ方との関係
河川の流量が同じである場合は、河川の蛇行が起こっている時と比べて、河川が網状流路を形成している時の方が、その場所の勾配はより急であることが明らかにされている[3]。
脚注
出典
参考文献
- Catling, David (1992) (英語). Rice in deep water. Manila, Philippines: International Rice Research Institute. ISBN 978-971-22-0005-2
- Susan Mayhew 編 編、田辺裕監 訳 『オックスフォード 地理学辞典』朝倉書店、2003年11月1日。ISBN 978-4-254-16339-1。
- 地学団体研究会編 編 『地学事典』(新版)平凡社、1996年10月1日。ISBN 978-4-582-11506-2。
- ^ 地学団体研究会 1996, p. 1090.
- ^ Catling 1992, p. 177.
- ^ Mayhew 2003, pp. 179, 309.
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