右翼 東アジア

右翼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/19 14:28 UTC 版)

東アジア

日本

昭和期の戦前・戦中右翼は「観念右翼」と「革新右翼」の二つに大別される。また、戦後右翼は「反共右翼」と「民族派右翼」に区別される。

日本の右翼思想の源流は、南北朝時代楠木正成に代表される尊皇討幕の精神であり、江戸時代を通じて水戸学を通して醸熟され、幕末の勤皇の志士らに多大な影響を与えた。国学者が標榜した国粋主義皇国史観平野国臣らなどが挙げられる[18][19]

板垣退助

明治6年(1873年)、書契事件などに代表される朝鮮王朝の横暴に憤慨し征韓論を唱え、「明治6年の政変」で下野した板垣退助は、翌年(1874年1月12日、「愛国公党」を組織し、1月17日、政府に『民撰議院設立建白書』を提出した[20]。これが日本で最初に「愛国」の名を冠した団体であり、政権批判を行った政治結社である[20]

皇室を厚く敬戴し、「愛国」を標榜し、時の政権を批判し、社会主義の台頭に警鐘を鳴らし、演説を行い機関紙を発行するというスタイルは、板垣退助自由民権運動によって確立されたもので、当時の自由民権運動は、爆弾を作って政府転覆を図ったり、高知の立志社のように、自前の軍隊組織を持つなど、後の右翼のような穏健な活動ばかりではなかった。自由民権における「政府転覆」とは、天皇を奉戴して、政府内にいる奸賊を取り除き、第二の維新回天を断行することにあった。頭山満向陽社(玄洋社の前身)も、この系統を引き自由民権運動の結社として結成された[20]板垣退助大アジア主義を唱え[21]、更に『社會主義の脅威』を著して、日本に左翼思想が蔓延することに抗戦した[22]。板垣退助の死後、原内閣内務大臣床次竹二郎立憲政友会)は、社会主義の台頭を憂慮し全国的な右翼団体を創設するべく発起。これを基に立憲政友会の米田穣代議士をまとめ役として、10月4日、博徒等関西壮士の大親分36人を東京に呼び寄せて会合を開き、大アジア主義を掲げた玄洋社頭山満を顧問に迎えて大日本國粹会を組織した[23]。同会は、東宮侍講・杉浦重剛仁侠精神と尊皇主義を兼ね備えた綱領を起草。「我國古來の温情主義による勞資間の美風良俗(国体精神文化)を守るべく左翼運動を實力で粉碎し得る團體」であることが指向された博徒や土建業者系の壮士を中心とする全国的規模の右翼団体であり、そのため、超党派的純国家主義思想団体として、皇室中心主義、大アジア主義等や伝統の侠客道を根本信条として行動することを原則とした[24]。創立当時、総裁は伯爵大木遠吉貴族院議員帝国公道会の設立に深く関与。翌年、原内閣司法大臣)、会長は自由民権家村野常右衛門(立憲政友会幹事長)、理事長は中安信三郎が務め、会員数60万と称した[20]大正昭和期にかけて戦前の代表的な右翼団体は皆これらの薫陶を受けたものから派生し、対露主戦論や日韓合邦論を主張した黒龍会、また天皇親政を掲げた昭和維新運動などがある。これらを松本健一は「自身では右翼では無く民族派運動である」と称した[25]

警察庁は、昭和35年(1960年)の安保闘争による共産主義革命への危機感を背景に行動右翼団体が誕生したとしている[26](任侠系のいわゆる「反共抜刀隊」である)。同庁は、平成11年(1999年)の調査で、街宣活動を行っている右翼は約900団体約1万人とみなしている。『知恵蔵』平成2年(1990年)版には、右翼・民族派団体は1988年時点で約840団体12万5000人、うち警察の情報収集対象になっているのは約50団体2万2000人と記されている[27]。ただし、右翼の看板を掲げているだけで実際に活動をしていない暴力団の存在や所在不明な右翼団体、1人で複数の団体を名乗ったり逆に1人で複数の団体に加盟したりで、公安当局が右翼の正確な数字を把握していないとの指摘がある[28]。さらに当局は一度右翼として記録したら、右翼活動をやめても資料から抹消されないことも指摘されている[29]

日本の右翼の街宣車の例(2006年5月)

街宣車で街宣活動を始めた右翼の元祖は、戦前には国会議員も務めた大日本愛国党総裁の赤尾敏とされている[30]

自ら「新右翼」を名乗った「一水会」の代表を務めた鈴木邦男は、右翼なら必ず街宣車を持ち、街宣活動を行なうとしている[要出典]。右翼団体数の900団体はほぼ街宣車の数と一致する[31]。なお、民族派右翼の流れを組む維新政党・新風なども街宣活動を行なっている。

一口に「右翼団体」と言っても数多の組織が存在し、そのすべてが「極端な愛国思想」、「暴力団の隠れ蓑」等であると一括りにはできない。街宣右翼の主張は千差万別であり、中露はもちろんアメリカとの安保体制すらも一切認めないという極端な孤立主義[要出典]から、過去の侵略を反省し、中韓両国との友好が重要であるという主張[要出典]まで数多く存在するが、街宣する際のスタイル自体にはあまり違いは見られず共通している。

戦前の日本からの保守・右翼は敗戦被占領期にあって連合国軍最高司令官総司令部(GHQ/SCAP)により公職追放を受けた。しかし、朝鮮戦争の発生に伴い日本を“反共主義封じ込めの防壁”化するために政策が転換された、いわゆる逆コースに伴い、旧軍人や元活動家を中心に右翼運動が復活した。

現在の日本における右翼のイメージは、旧日本軍軍歌等を大音量で流しながら黒塗りの街宣車で街宣活動を行う、任侠右翼に代表される。これらの任侠右翼を「暴力団の隠れ蓑か営利組織であり本来の右翼ではない」という否定的ニュアンスで「右翼標榜暴力団」「似非(えせ)右翼」と呼称する場合もある。日本社会で伝統的に差別されてきている在日朝鮮人在日中国人同和民(被差別部落民)(差別集落か被差別集落なのかが問題、部落という語自体は同和民とは別物である。)などの出自をもつ人がヤクザのなかに多いとThe Japan TimesのEric Johnstonは指摘し、このために排外的・差別的傾向のある右翼とヤクザとは相容れない関係にあると述べた[32]。また近年ではマスメディアによって"街宣右翼は在日韓国・朝鮮人が多く、一般市民に対して、日本国旗天皇自衛隊等へ対する嫌悪感を植えつけるのが目的”という主張も見られるようになった[33]

警察白書では「公安の維持」として左翼勢力に次いで「右翼」の動向を掲載している[34]。今日では街宣活動や示威活動を専門に行う右翼がおり、暴力団まがいの活動を行い、あるいは暴力団が政治団体として右翼と称している事例も多い[35]。警察学のなかで語られる右翼は基本的に「民族主義的で排外主義的な主張にもとづく市民活動」であり攻撃対象を執拗につけまわし徘徊し、あるいはテロリズムの元凶として公安警察の情報収集対象になっている。また、同様に公安調査庁の情報収集対象にもなっている。

中国

反右派闘争のパレード

極左政党である中国共産党による支配が確立している中国においては、体制に批判的な勢力や人物が右翼と呼ばれる。

1957年に毛沢東が発動した「反右派闘争」と呼ばれる反体制狩りで、55万人の知識人が弾圧を受けた。

韓国

第二次世界大戦後長らく南北分断による北朝鮮の脅威に対抗するため、反共主義という共通目標から日本の右翼と親しい関係にあった[注 4]。また1990年代以降は反日親北の強い左翼勢力が拡大し右翼は迫害される一方となった。2000年代にニューライトと呼ばれる新右翼が誕生し、アメリカ、日本寄りの姿勢を強めている。

現在は親日派の右翼も存在する一方、愛国主義を過激に持つ排外的な右翼も増え続けている。主に攻撃対象は北朝鮮日本人中国人全羅道民、障害者外国人である[36]

また、韓国の右翼は同性愛に非常に否定的である[37][38]。韓国の主要右派政治家であり、自由韓国党前代表の洪準杓(ホン・ジュンピョ)は「同性愛は天の意思に反する犯罪」、「同性愛を禁止するだけでなく厳罰しなければならない」と発言した[39]。実際、韓国の右派政治家の多くは同性愛など性的少数者の問題に非常に強く反対し、同性愛を近親相姦小児性愛と比較したり、性的少数者の存在が社会秩序を崩壊させると罵倒したりもする[40]

北朝鮮

極左政党である朝鮮労働党の一党独裁政権下にある北朝鮮は外部からは不明な点が多く、政府に独断で愛国活動を行う右翼勢力の存在は確認されていないが、2002年に北朝鮮政府が日本人拉致を認めた際には「一部の英雄主義者」の犯行として処理したことがある。ただ、西欧の一部の学者は、北朝鮮の軍事基盤全体主義体制と人種差別が過去の日本帝国の姿に似ているとし、北朝鮮を実質的に極左ではなく極右的国家と見る見方もある。むろん、このような見解は論議の余地がある[41][42]

モンゴル

モンゴルは歴史的に何度も中国からの侵略を受け、特に清朝末期から中華民国時代にかけての中国人による蛮行、さらに中国共産党による内モンゴルへの弾圧などを背景に、モンゴルでの反中意識が強く、中国に対する激しい敵対心を抱いており、中国人がモンゴルで襲われるほどである[43]。中国人だと思って殴っていたら日本人だとわかって「ごめんなさい」と謝罪するケースもあり[44]、2005年頃から中国人や中華料理店が襲撃される事件が頻繁に起きており[45]、産業法規を無視するような「やりたい放題」の中国資本、後を絶たない不法入国、衛生観念の欠落、地元女性をほしいままにする素行の悪さなど「日々の新聞の見出しになるほど」であり[46]、近年モンゴルでは中国人労働者と観光客が目立つようになり、だからこそ、モンゴルの極右団体が中国人らしい人物を見つけては、無差別に鬱憤晴らしの嫌がらせをしている[47]

2005年末、ダヤル・モンゴル英語版と名乗る極右団体が中国系のスーパーホテルを襲撃した。中国人韓国人に対する嫌がらせや脅迫は個別的には起きていたが、集団としては新しい現象だった。彼らは広告や看板に漢字ハングルを使用させず、見つけた場合は看板を取り外し、店を破壊すると宣言している。かつてウランバートルには漢字やハングルが溢れていたが、店主たちは襲撃を避けるために、看板を自主的にモンゴル語に塗り替えたという[48]

モンゴルの極右団体が極端な反中国運動を展開しており、「中国人の男と寝た」との理由で、複数のモンゴル人女性の頭髪を丸刈りにしたり、中国と関係が深かったモンゴル人を殺害する事件も起きている。モンゴル首都のウランバートルにはハーケンクロイツのマークとともに「中国人を射殺せよ」とする落書きも多くみられる。代表的な極右団体としてはフフ・モンゴルなどがあり、構成員は数千人とされるが、人口270万人のモンゴルでは相当な人数である[43][49]。2006年11月にダヤル・モンゴル及びフフ・モンゴルグループは中国・韓国系の店を襲撃した[43]

ネオナチ団体も存在し、ツァガーン・カズ(Tsagaan Khass)は「白」を意味する団体名で、中国人などの外国人犯罪から一般市民を守るために創設され、ヒトラーを崇拝する[50]。指導者の一人は「我々はヒトラーの極端な主張や第二次世界大戦の開始には同意しないし、殺生には反対するが、国民のアイデンティティを維持する彼のイデオロギーには賛同すると述べている[50].

モンゴルでは、3団体が極右団体に指定され、これらの極右団体が掲げる第1の敵は中国であり、経済文化などあらゆる面で外国の影響を拒絶している[51]。鉱山開発や建設事業で中国の影響力が増したことも、モンゴルの排外的民族主義を強める一因だと指摘する専門家もいる[51]。200年にわたって満洲民族に支配された歴史をもつモンゴル人の中には、中国マネーがもたらす新たな繁栄への期待よりも、中国の野心に対する警戒心のほうが強いという見方もある[51]モンゴル科学アカデミー英語版のショルフー・ドルジは、「モンゴルに来る外国人、主に中国人の違法行為に対する彼らの自警団的活動は、モンゴル全体の支持を得る可能性がある。それこそ真の脅威だ」と指摘している[51]。2008年5月20日には、ダヤル・モンゴル運動代表及びフフ・モンゴルグループ代表が、伝統統一党から国家大会議総選挙に立候補することを発表した[43]

アメリカ合衆国国務省は2010年の春以降、ウランバートルなどで「外国籍の人間に対する排外主義的襲撃事件が増加しており、ナショナリズム団体がアジア系アメリカ人中国人韓国人だと誤解し、突然襲撃することが多いとの渡航情報を出している[51][52][53]

インド

ヒンドゥー至上主義者団体が存在する(ヒンドゥー・ナショナリズムの項目も参照)。2008年にはオリッサ州においてキリスト教徒に対する暴動が発生している[54]

2009年には熱狂的なヒンドゥー至上主義者団体が「インドの文化に反する」という理由でバレンタインデーを祝う人々へ襲撃予告を出したことがある[55]

ミャンマー

2010年の民政移管後に969運動などの仏教過激派・民族主義団体が目立つようになっている。また2021年のクーデターで、軍部政権を握ったため、現在のミャンマーは右翼国家である。


注釈

  1. ^ 東欧社民主義政党やドイツザーラ・ワーゲンクネヒト同盟インドインド国民会議ように、右派とは対極に位置する左派政党が保守主義を掲げることもある。また、穏健保守の立場は左派に分類されることもある。[1][2]
  2. ^ 日本民社党など反共の中道左派政党も存在する
  3. ^ 議会の議場は一般に四つに分類されイギリス型・フランス型・北欧型・ドイツ型がある。与野党いずれになるかに関わらず右翼に保守、左翼に革新が陣取るのがフランス型の特徴であり欧州大陸に広く存在する形である。日本の国会はドイツ型であり、正面に議員席より高い位置に閣僚席が置かれ、議員と対峙するところに特徴がある。これは議会を宰相の協賛機関とする外形的立憲主義を表象したものと評される。「議場の比較研究(1)日本の国会議事堂と議場」清水唯一朗(SFC研究所日本研究プラットフォームラボ)[1]。なお日本の国会では議員の座席は議長が定めるが(衆議院規則第14条第1項、参議院規則第14 条第1項)、席順は慣例上、会派の所属議員数により、衆議院では議長から見て右側から左側に向かって大会派順に、参議院では議席の中央を大会派、左右に小会派が位置している。本会議場の議員の席は決まっているのですか - 参議院
  4. ^ 岸信介国際勝共連合が日本に橋頭堡を築くのに助力し、自民党の一部議員は選挙で世界基督教統一神霊協会信徒の支援を受けた。彼らは「勝共議員」と呼ばれる。光州事件について非難の声を上げたのは左翼である。

出典

  1. ^ "左翼". 世界大百科事典 第2版. コトバンクより2018年8月13日閲覧
  2. ^ 犬塚元 (2017年11月12日). “ひもとく - リベラルとは何か”. 朝日新聞: pp. 13 
  3. ^ ブリタニカ・ジャパン 2014, p. 「右翼」.
  4. ^ 平凡社 2019a, p. 「右翼」.
  5. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ) コトバンク. 2018年3月19日閲覧
  6. ^ The Architecture of Parliaments: Legislative Houses and Political Culture Charles T. Goodsell British Journal of Political Science, Vol. 18, No. 3 (Jul., 1988), pp. 287–302
  7. ^ Gerhard Linski, Current Issues and Research in Macrosociology, Brill Archive, 1984, pg; 59
  8. ^ Barry Clark, Political Economy: A Comparative Approach, Praeger Paperback, 1998, pgs; 33–34.
  9. ^ 斎藤信義 日本の政治が語れる常識・知識事典政治家がどこを向いているかわかる事典 月刊基礎知識2001年9月号もっと基礎知識
  10. ^ T. Alexander Smith, Raymond Tatalovich. Cultures at war: moral conflicts in western democracies. Toronto, Canada: Broadview Press, Ltd, 2003. Pp 30. "That viewpoint is held by contemporary sociologists, for whom 'right-wing movements' are conceptualized as 'social movements whose stated goals are to maintain structures of order, status, honor, or traditional social differences or values' as compared to left-wing movements which seek 'greater equality or political participation.' In other words, the sociological perspective sees preservationist politics as a right-wing attempt to defend privilege within the social hierarchy.
  11. ^ 平凡社 2019b, p. 「右翼」.
  12. ^ 三省堂『大辞林』 Archived 2013年5月2日, at the Wayback Machine.
  13. ^ 朝日新聞社刊『朝日現代用語知恵蔵』2006年、「日本政治」章、「左翼/右翼」項目
  14. ^ a b c d 浅羽通明「右翼」と「左翼」の違い、説明できますか?,2020.08.06 更新、幻冬舎plus.
  15. ^ 丸山真男「戦前における日本の右翼運動」/ 丸山眞男著『[新装版]現代政治の思想と行動』 未来社 2006年 191ページ
  16. ^ 西田毅 2019, p. 「右翼」.
  17. ^ a b c (村松惠二 2010)p85-86.
  18. ^ 堀幸雄『戦前の国家主義運動史』p3
  19. ^ 荒原牧水『大右翼史』p11
  20. ^ a b c d 『板垣精神 : 明治維新百五十年・板垣退助先生薨去百回忌記念』”. 一般社団法人 板垣退助先生顕彰会 (2019年2月11日). 2019年8月30日閲覧。
  21. ^ 白色人種有色人種を軽蔑してゐる。有色人種といえば劣等人種のように考えて、まさに奴隷の如くに扱ってゐる。これが、私は本当に残念でならない。有色人種が団結し、優秀な文明を発揮して白色人種と平等な地位に立たねばならぬ。しかし、今の東洋の教育水準では、白色人種の持つ知識や科学の程度に到底太刀打ち出来ない。そこで自分の考えでは、東洋の中心たる支那に一大学校を建設し、印度人でも、南洋人でも蒙古人でも、チベット人ペルシャ人までも包括して、どんどん教育を施し、有色人種をして将来世界を牽引出来得る文明人種に育てあげなければならない。これを行うには先づ日本人がアジアの盟主となり、率先して有色人種を指導せねばならぬ。どうだ一緒に行動しようではないか(板垣退助)」『板垣退助が大江卓と話せる言葉』(所収『板垣精神』)より。
  22. ^ 「一君のもと萬民悉く平等にして、みな同一均等の機會を有し、その間すこしも階級特權の存在を許さゞるは、我國建國の體制なり。(中略)しかりと雖も予が茲に平等均一といふは政治上における權利の平等均一と指すものにして、決してかの社會主義者の唱ふるが如く、社會上における生活の平等均一を指せるにあらず。けだし社會の實情において權利は之を平等均一ならしむることを得べきも、生活は決して之を平等均一ならしむることを得べからず。何となれば人間の智愚、強弱、勇怯、勤惰等の差別ある以上、これより生ずる所の生活の現象は自から相異ならざるを得ざるを以て也。(中略)階級即ち華族制度の如きは、もと人爲に成れるものなるが故に、之を破壞することを得るも、(中略)人格の光よりして發する所の天爵(天賦の才能)は、自然に相異なる所ありて、何者の力を以てするも到底これを平等均一ならしめ得べきにあらず。(中略)しかるに社會主義は之に反して生活の平等均一を以て主義とする者にして、平等と共産を以てその前提と爲せり。けだし社會主義より平等主義と共産主義の二者を取り去れば、社會主義はその意義を爲さず。故にいやしくも社會主義と謂へば、同時に必ず平等主義、共産主義ならざる可らず。しかして生活上の平等主義は、即ち全然人間の個人性を沒却し、その智愚、強弱、勇怯、勤惰の別を撒せる所の絶對無差別主義にして、各個人は唯一の勞働を條件として社會に賴て生存し、すこしも世味辛酸を嘗めて其德器を成就し、もしくは切磋琢磨によりてその材能の長ずる所を發揮し、以て個人の發展を期するといふが如き競爭を必要とせざるが故に、また之を謂つて絶對無競爭主義と爲すことを得べく、共産主義とは即ち經濟の基礎を全然社會に置き、私有財産の制を廃して一切の資本を社會の有と爲し、この資本の社會化によりて、唯一の勞働を條件として社會萬民の生活を平等均一ならしむるを謂ふ。(中略)かくの如きは到底個人性ある人間の堪へ得る所にあらず。彼等は「勞働は神聖にして人間は悉く平等無差別に勞働の結果を収め、平等均一の生活を求むべきものなり」と説くも、今、試みに彼等の要求するが如く、悉く勞働の賃銀を一定し、これを平等に社會の各個人に頒つとせんか。勞働の多寡、勤惰の如何によりて之が報酬を異にする時は、各人の平等を破り、社會主義の根本思想に反するが故に、勢ひ之を差別すること無くして悉く一樣に其賃銀を支給せざるべからず。果して然りとせんか、元來安逸を貪り勞苦を厭ふは生物の自然の性情にして、特に人類に至つては最も然るものあるが故に、自ら好んで勞働に就くの愚を敢てする者無かるべく、もし萬一社會的義務の觀念よりして自から好んで勞働に從事する者ありとするも、かかる場合においてはその怠惰なる者は、自己の安逸を貪る能はざるが爲めに、却て勤勉なる者を抑制して、之をして勞働に從事せしめず、結局全社會を擧げて怠惰、貧弱、困窮に陷らしめずんばひるまず、しかもかくの如きは單に勤勉なる者と怠惰なる者との間においてのみしかるにあらず。智愚、強弱、勇怯の間、また皆なしかり。即ち茲に智者ありてその絶倫の才智を示す時は社會の智なき者、才なき者は、之を見て生活の平等を壞る者なりと爲し、相團結して之を除かずんばひるます、また、かの勇者強者に對するも、また皆なしかり。かくの如くにして彼等は生活の平等を行はんが爲めに、ただに貧富のみならず遂には智愚、強弱、勇怯をも之を平均せずんば滿足する能はざるに至るべし。これ則ち個人の競爭を杜絶し、強て生活の平等を實現せんと欲する社會主義の論理の、當然歸着すべき結論たらずんばあらず。かくの如く社會をして強て個人の競爭を杜絶し、生活上の平等を得せしめんと欲する結果は、政治上においては常に直與政體に基く所の愚論に陷り、社會上に於ては恰かも水の卑きに就くが如く、常に社會を愚、弱、怯、惰の低き平準に保つに至るが故に、到底個人の智德の向上發展を求むべからざるのみならず、かへつてその智識は日に日に退歩し、人々各々一時の安を偸み、國家を監督するの智識、經驗無く、行政官となるへき人材も之を得べからずして、隨つて官吏の私曲を矯正する能はず、文明の發展を阻み、社會の進歩を害し、遂に社會主義の桎梏の下に在て、人類の社會をしてたゞ生活の本能のみによりて動く所の禽獸の社會と相擇ふこと無からしむるに至らん。かつそれ社會主義においてはまた共産主義を前提と爲し、個人が資本を擁して自から事業を營むことを許さゞるか故に、その結果は單に機械といひ製造といふが如き生産問題にのみ偏して、財政を運用するの能力を養ふ能はず、爲めに事業に關する智識、經驗を缺き、その之を缺くの極、愚者は倍々愚となり、終に國家財政の監督を爲すの途を知らず、遂に社會主義の桎梏の下に在て、人類は社會の奴隷となり、呆然としてたゞ目前の生活に沒頭し、禽視獸息の已む無きに至る。(中略)社會主義によりて個人の競爭を絶ち、其個人性の發展を遏め、一切のものを社會化し、社會性に偏倚するの極は、遂に個人性の破壞、個人自由の撲滅となり、延て社會の壓制束縛となるは極めて覩易きの道理にして、予(板垣退助)が社會主義を以てそれ自身が既に一個の破壞主義なりと爲す所以は實に茲に在り。(中略)社會主義は無差別共産主義にして、單に勞働を以て唯一の條件と爲し、以て生活の平等均一を期するが故に、個人互に相競爭するの必要無く、隨つてまた資本運轉の智識經驗を積むの必要も無く、社會を組織する所の各個人は單に一大勞働軍の一兵卒として、多數と共に旅進旅退すれば足るのみ。然れども之と同時に各個人は自己の意志に反して勞働を強制せらるゝことを免れず。則ち社會主義の世界においては、勞働かしからずんば死か、この二者のうち一つを選擇せる可らざる場合、勞働が常に個人の上に來るべく、これが爲めに個人の自由を破壞し、その獨立自尊を傷け、その天爵(天性の才能)を認めず、人生を單に胃腑(胃袋)の問題に局限し、隨つて人智の退歩を來たし、社會の發展を阻み、人間の社會を變して禽獸の社會と爲すの虞あり。もし人間の社會にして個人の自由無からんか。かの自由衆異を生し、衆異眞理を生ずと言へるが如く、その個人敢爲の特性により、互に相反撥、競爭するが爲めに、その探求研磨の結果、遂に事物の眞理に到達する所の智識の源泉、向上の動機を失ひ、社會は遂にミイラの如きものと化さん。(中略)しいて、社會上における生活を平均せしめ、之を共有せしむるが如き社會主義は、我黨(自由党)の自由主義と相悖る(正反対である)所也」『社會主義の脅威』板垣退助著(所収『立國の大本』)
  23. ^ 池本淳一、「嘉納健治の「柔拳興行」と日本ボクシング史におけるその位置づけ」 『体育学研究』 2014年 59巻 2号 p.529-547, doi:10.5432/jjpehss.13107, 一般社団法人 日本体育学会
  24. ^ 日本社会運動通信附録』国立国会図書館デジタルコレクションコマ番号4/33
  25. ^ 松本健一『右翼・ナショナリズム伝説』p36-p40
  26. ^ 国内外の情勢に敏感に反応した右翼(警察庁)
  27. ^ 上田甚市郎(編)、1990、『知恵蔵1990』、朝日新聞社 p. 648
  28. ^ 別冊宝島編集部 1989, 猪野健治「戦後右翼四十四年の歩み」p22.
  29. ^ 鈴木邦男 1993, pp. 48–49
  30. ^ 鈴木邦男 1993, p. 27
  31. ^ 鈴木邦男 1993, p. 22
  32. ^ Eric Johnston, YAKUZA IN JAPAN: From rackets to real estate, yakuza multifaceted Feb 14, 2007 Japan Times
  33. ^ 原田信一、古橋健二「当世右翼の11大問題」 別冊宝島編集部『平成元年の右翼―右翼の未来はあるか?!』p71 JICC出版局、1989年
  34. ^ 警察白書(昭和48年) 第7章 公安の維持
  35. ^ 国内外の情勢に敏感に反応した右翼 警察庁『警備警察50年』
  36. ^ 전라도에 왜구혈통 많다? 혐오 표현 1등은 일베「全羅道に倭寇血統多い」嫌悪表現1位はイルベ 노컷뉴스 (2019年9月25日)
  37. ^ “동성애는 좌파”…목사님들과 보수우파는 왜 하나로 뭉쳤나?("同性愛は左派"...牧師たちと保守右派はなぜ一つに団結したのか?) 미디어스 (2015年10月23日)
  38. ^ 위기의 보수단체 ‘동성애 혐오’로 헤쳐모여(危機の保守団体、"同性愛嫌悪"で団結). 京郷新聞 (2017年10月14日)
  39. ^ 홍준표, "동성애, 하늘 뜻 거스러…엄벌에 처해야" 中央日報 (2017年4月27日)
  40. ^ 金二洙、イヤー、金命洙···。김이수 이어 김명수…보수야당 ‘동성애 혐오’ 새 색깔론 (保守野党"同性愛嫌悪"新色論) ハンギョレ (2017年9月15日)
  41. ^ Hitchens, Christopher (2010年2月1日). “A Nation of Racist Dwarfs”. Fighting Words (Slate). http://www.slate.com/id/2243112/ 2012年12月23日閲覧。 
  42. ^ Rank, Michael (2012年4月10日). “Lifting the cloak on North Korean secrecy: The Cleanest Race, How North Koreans See Themselves by B R Myers”. Asia Times. http://www.atimes.com/atimes/Korea/LD10Dg02.html 2012年12月13日閲覧。 
  43. ^ a b c d “モンゴ政務週間動向(2008.05.19-05.25)”. 在モンゴル日本国大使館. オリジナルの2021年6月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210602162205/https://www.mn.emb-japan.go.jp/news/jp563.html 
  44. ^ “習近平が「中国人嫌い」な“あの国”を訪問した意図とは?”. 日刊SPA!. (2014年8月29日). オリジナルの2014年8月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140829030548/http://nikkan-spa.jp/705426 
  45. ^ 宮家邦彦 (2011年3月18日). “中国とモンゴル:中国を毛嫌いするモンゴル人 DNAに記録された蛮行の歴史~中国株式会社の研究(102)”. JBpress (日本ビジネスプレス). オリジナルの2011年3月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110322201720/http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5667?page=2 
  46. ^ 姫田小夏 (2011年11月29日). “モンゴルでますます高まる嫌中ムード 「やりたい放題」に資源を獲得し、土地の不法占拠も”. JBpress (日本ビジネスプレス). オリジナルの2011年12月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20111202110743/http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/30549?page=3 
  47. ^ 宮家邦彦 (2011年3月18日). “中国とモンゴル:中国を毛嫌いするモンゴル人DNAに記録された蛮行の歴史~中国株式会社の研究(102)”. JBpress (日本ビジネスプレス). オリジナルの2011年3月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110323015038/http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5667?page=3 
  48. ^ 前川愛 (2007年10月16日). “朝青龍問題 ナショナリズム高揚の反映 現代のモンゴルを読み解く”. エコノミスト (毎日新聞出版): p. 44-46 
  49. ^ “モンゴルの極右勢力が過激な「反中」運動を展開―中国紙”. サーチナ. (2009年7月21日). オリジナルの2012年7月21日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/Axj8 
  50. ^ a b Tania Branigan,Mongolian neo-Nazis: Anti-Chinese sentiment fuels rise of ultra-nationalism,Mon 2 Aug 2010,16:13BST.The Guardian.
  51. ^ a b c d e “極右化するモンゴルの反中感情、強まる警戒感”. AFP. (2010年9月1日). オリジナルの2021年2月19日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210219043038/https://www.afpbb.com/articles/-/2752486 
  52. ^ 宮家邦彦 (2011年3月18日). “中国とモンゴル:中国を毛嫌いするモンゴル人 DNAに記録された蛮行の歴史~中国株式会社の研究(102)”. JBpress (日本ビジネスプレス). オリジナルの2011年3月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110321105305/http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5667 
  53. ^ アメリカ合衆国国務省ウェブサイト(アーカイブ)October 14, 2010,「Since the spring of 2010, an increased number of xenophobic attacks against foreign nationals in Ulaanbaatar were reported to the U.S. Embassy. A number of these attacks occurred without provocation, and robbery was not the motive. Attackers targeted the victim(s) based solely on their ethnicity or perceived foreign nationality. Some of these attacks were directed against U.S. citizens.Additionally, nationalist groups frequently mistake Asian-Americans for ethnic Chinese or Koreans and may attack without warning or provocation. Asian-Americans should exercise caution walking the streets of Ulaanbaatar at all times.」 
  54. ^ http://www.christiantoday.co.jp/articles/13950/20140829/never-again-kandhamal-6-year.htm
  55. ^ http://timesofindia.indiatimes.com/India/Renuka_warns_Karnataka_govt_as_Ram_Sena_renews_V-Day_threat/rssarticleshow/4077223.cms
  56. ^ [2],[3]
  57. ^ https://www.politico.eu/article/far-right-leader-giorgia-meloni-brothers-of-italy-rejects-idea-of-emma-bonino-as-pm/
  58. ^ Veneziani, Marcello.(1995) Sinistra e destra. Risposta a Norberto Bobbio, Vallecchi.
  59. ^ 中村勝己「1990年代イタリア左翼の再定義論争における敵対性と平等主義-ボッビオ『右翼と左翼―政治的区別の理由と意義』をめぐる論議を中心に」『年報政治学2006-Ⅰ 平等と政治』日本政治学会編、2006年11月、pp213
  60. ^ a b 「脱悪魔化」で抵抗感低下 仏極右、若者の支持拡大―フランス大統領選 2021年04月25日07時20分時事ドットコム、時事通信社
  61. ^ イギリス極右政党党主非難を浴びる Archived 2011年11月3日, at the Wayback Machine.ロンドン共同通信、2009年10月23日[リンク切れ]
  62. ^ [「EUは政治モンスター」 欧州右翼、離脱メリット語る]朝日新聞2020年2月1日 18時00分
  63. ^ https://www.asahi.com/articles/ASP3L3QFZP3LUHBI003.html
  64. ^ 『大イスラエル』構想 - Greater Israel - について
  65. ^ 産経新聞が「幸福の科学」の広報紙に? 大量広告、関係者の連載、露骨なヨイショ記事…”. 本と雑誌のニュースサイト/リテラ. 2024年5月13日閲覧。
  66. ^ 旧統一教会と日本会議、「野合」の運動史…歴史認識が対立しても「とりあえず共闘」の打算:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 2024年5月13日閲覧。
  67. ^ エホバ二世が証言…宗教にハマった母の「洗脳を解く」決め手となったもの(佐藤 典雅) @gendai_biz”. 現代ビジネス (2021年1月21日). 2024年5月13日閲覧。
  68. ^ 顕正会(前編)強引な勧誘に全国の大学が警戒する日蓮正宗教団|検証 令和の新興宗教”. 日刊ゲンダイDIGITAL (2022年8月26日). 2024年5月13日閲覧。
  69. ^ 義浩, 杉江 (2015年8月12日). “安倍政権を操る最強の右翼団体『日本会議』の存在が不気味だ”. 杉江義浩OFFICIAL. 2024年5月13日閲覧。
  70. ^ いつの間にか日本政治の中枢に浸透した「宗教右派」の源流(島田 裕巳) @gendai_biz”. 現代ビジネス (2017年4月28日). 2024年5月13日閲覧。
  71. ^ 한겨레. “突進する安倍首相の同志…これが日本右翼の素顔”. japan.hani.co.kr. 2024年4月7日閲覧。
  72. ^ ほんこん、ブラマヨ、かまいたち山内…芸人が「保守寄り」になりがちな吉本の事情”. 日刊サイゾー (2021年3月2日). 2024年4月8日閲覧。
  73. ^ 百田尚樹と小林よしのり。「右派本のマーケット」をつくった2人の決定的な違い”. ハフポスト (2020年6月23日). 2024年4月8日閲覧。
  74. ^ 天才少年から肉体右翼へ。その裏にある一貫したストーリーを実力者が精確に描き出す! 『シリーズ・戦後思想のエッセンス 三島由紀夫 なぜ、死んでみせねばならなかったのか』が発売。”. prtimes. 2024年4月7日閲覧。
  75. ^ 国柱会”. コトバンク. 2024年4月8日閲覧。
  76. ^ ダンボとピンクの象”. insightnow. 2024年4月7日閲覧。
  77. ^ Profile: 'Living Saint' Mother Teresa”. BBC. 2024年4月8日閲覧。
  78. ^ ローマ法王/ヨハネ・パウロ2世”. imidas. 2024年4月8日閲覧。
  79. ^ ビートルズ、ジョン・レノンがポール・マッカートニーに書いた手紙がオークションに出品”. NME japan. 2024年4月8日閲覧。
  80. ^ ピーター・ティール、米右派のキングメーカーに”. axion. 2024年4月7日閲覧。
  81. ^ 保守主義――次代に何を伝えるのか”. imidas. 2024年4月7日閲覧。
  82. ^ 左派から右派へ、イーロン・マスクの政治思想20年の歴史 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)”. forbesjapan.com. 2024年4月8日閲覧。
  83. ^ 朝日新聞1972年3月22日夕刊11面
  84. ^ 正高, 近藤. “ご存知ですか? 3月23日は「児玉誉士夫邸にセスナ機墜落事故」の日です”. 文春オンライン. 2024年5月17日閲覧。
  85. ^ 静かに広がる「右翼テロ」の脅威―イスラーム過激派と何が違うか(六辻彰二) - エキスパート”. Yahoo!ニュース. 2024年5月17日閲覧。
  86. ^ Japan’s government tries to free its soldiers from pacifist shackles”. The Economist (2017年2月26日). 2020年6月12日閲覧。 ““We must respond to America first-ism with Japan first-ism,” says Masato Inui, executive editor of the Sankei Shimbun, a right-wing newspaper.”
  87. ^ 池上彰が解説「今さら聞けない新聞の読み方」”. 東洋経済オンライン (2019年11月15日). 2024年5月19日閲覧。
  88. ^ Burrett, Tina; Kingston, Jeff (2020). Press Freedom in Contemporary Asia. New York, NY: Routledge. ISBN 9781138584839 
  89. ^ Miri Moon (2019). International News Coverage and the Korean Conflict: The Challenges of Reporting Practices. Springer. p. 63. ISBN 9811362912. https://books.google.gr/books?id=es2NDwAAQBAJ&printsec=frontcover&hl=ko#v=onepage&q&f=false 
  90. ^ Fox News - Media Bias/Fact Check
  91. ^ a b c d JUNE 12, 2021 | THE LATEST FACT CHECKS CURATED BY MEDIA BIAS FACT CHECK 6/12/2021
  92. ^ Authoritarianism Goes Global. Baltimore: Johns Hopkins University Press. (2016). p. 180 





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「右翼」の関連用語

右翼のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



右翼のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの右翼 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS