日光菩薩とは? わかりやすく解説

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にっこう‐ぼさつ〔ニツクワウ‐〕【日光菩薩】

読み方:にっこうぼさつ

《(梵)Sūrya-prabhāの訳》薬師如来脇侍(きょうじ)。右の月光(がっこう)に対して左に配される彫像では薬師寺金堂三尊像や東大寺法華堂三月堂)の塑像が有名。


日光菩薩

作者佐合真弌

収載図書春荒
出版社高遠書房
刊行年月1998.2


日光菩薩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/18 17:08 UTC 版)

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日光菩薩像、中国廣東省汕頭市天壇花園

日光菩薩(にっこうぼさつ)は、仏教における薬師如来脇侍としての一尊であり、月光菩薩と共に薬師三尊を構成している菩薩のことである。日光遍照菩薩あるいは日光普照菩薩とも呼ばれ、薬師仏の左脇に侍する。

薬師経』に依れば、日光菩薩は、一千もの光明を発することによって広く天下を照らし、そのことで諸苦の根源たる無明の闇を滅尽するとされる[1]

造形上は、月光菩薩と対になるように、対称的に造形される。つまり、日光菩薩が右腕を上げ左腕を垂らす場合は、月光菩薩が左腕を上げて右腕を垂らすといった姿形がとられる。また、その上げた方の手の親指と人差指で輪を作る作例が多い。さらに、宝冠と持物に太陽を表す標幟を表現することも多い。

日本における作例としては、奈良市薬師寺金堂の薬師三尊像の脇侍立像(銅造、国宝)がよく知られる。奈良京都およびその周辺地に残る日光菩薩像は、飛鳥時代から奈良時代にかけて造立されたものも数多く残るが、関東に残るものは平安時代後期から鎌倉時代頃の作である。

注釈

  1. ^ 「日放千光 遍照天下 普破冥暗」による。

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