4代目 R90W型(2022年 - )
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「トヨタ・ヴォクシー」の記事における「4代目 R90W型(2022年 - )」の解説
4代目はTNGAに基づいたGA-Cプラットフォームを採用。 パワートレインはハイブリッド車はエンジンは3代目から2ZR-FXE型を踏襲するものの、電動モジュールが刷新され、モーターやバッテリーの高出力化並びにシステムを高効率化。また、3代目では設定されていなかったハイブリッド車の四輪駆動モデルはリアモーターを搭載した電気式四輪駆動「E-Four」として新設定されたが、ヴォクシー用の「E-Four」はモーター出力の向上により4WD作動領域や後輪へのトルク配分が拡大され、コーナリング中の前後輪トルク配分を制御することで操縦安定性を高める改良型として採用された。ガソリン車はエンジンを2.0LダイナミックフォースエンジンであるM20A-FKS型に換装され、CVTは10速シーケンシャルシフトマチックを備えた「Direct Shift-CVT」に変更。なお、ガソリン車は排出ガス性能の向上により、「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)」認定が新たに取得された。 予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」は最新化され、プリクラッシュセーフティの検知範囲を自動二輪車(昼)にも拡大するとともに、トヨタ車で初となる交差点で交差する車両や自動二輪車も検知が可能となったほか、歩行者の横断や飛び出しの発生予知など、運転状況に応じたリスクの先読みを行うことで、歩行者・自転車・駐車車両に近づきすぎないようにステアリングやブレーキ操作をサポートするとともに、先行車両や前方のカーブに対して減速操作のサポートも行うトヨタ車初の「プロアクティブドライビングアシスト」を追加。障害物の有無にかかわらず、アクセルの踏み間違いを検知すると加速抑制を行う「プラスサポート」に対応した(販売店装着オプション)。さらに、高度運転支援技術「Toyota Teammate(トヨタ チームメイト)」が新たに導入(メーカーオプション設定)され、2代目アクアやヤリスに採用されている「アドバンストパーク」は前向き駐車にも対応した改良型となり、ハイブリッド車はドライバーがスマートキーを携帯時に車外から専用アプリをインストールしたスマートフォンを操作して駐車や出庫を可能にするリモート機能をトヨタ車で初搭載。併せて、自動車専用道路の運転において、渋滞時にレーダークルーズコントロールとレーントレーシングアシスト作動中にドライバーが前を向いているなど一定の条件を満たしたときに作動し、認知・判断・操作を支援することでより注意を払った安全運転を可能にするトヨタ車初の「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」が備わった。 乗降性も改善され、左右のBピラーにロングアシストグリップを備えるとともに、パワースライドドアの開閉と連動して助手席側ドアの下部からステップが展開・格納するユニバーサルステップがメーカーオプション設定されたほか、キーを携帯している状態であればフロント下部に足を出し入れするだけでスライドドアが自動開閉する「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」をパッケージオプションとして設定された。バックドアには、世界初となる任意の角度で停止を可能とする「フリーストップバックドア」が採用され、パワーバックドア装着車にはトヨタ車で初となる両側のリアクォーターパネル内にスイッチが設置され、車両の横に立った状態で開閉操作が可能となった。 トヨタでは2020年4月の販売チャネル統合以降、兄弟車を中心に車種整理が進んでおり、現にヴォクシーの祖先たるライトエースもタウンエースと統合されるなどしてきていたが、当代も引き続きノアとともにフルモデルチェンジを受ける形となった。デザインはノアのエアロモデルと差別化されており、薄くなったアッパー部と分厚いスクエア形状のロア部を組み合わせた立体構成のフロントフェイスとなり、フロントやリアのランプ類も特徴的なデザインとなった。当代ではノアの相当グレードに対し7万円高の価格設定になっている。 先代まで、ボディの基本は全幅1,700mm以内の5ナンバーサイズ(2代目、3代目のエアロ系グレードはエアロパーツの装着により3ナンバーサイズ)であったが、当代は歴代で初めて5ナンバーモデルが存在せず、全グレードが全幅1,730mmの3ナンバーサイズとなった。 福祉改造車両「ウェルキャブ」では、車いす仕様車、サイドリフトアップチルトシート装着車、助手席リフトアップチルトシート車の3種類を用意。このうち、車いす仕様車のタイプI及びタイプII(サードシート付)、サイドリフトアップチルトシート装着車は型式指定とすることで持ち込み登録の手間が省かれ、納車までの期間が短縮される。車いす仕様車は乗車から固定までの一連の動作をシンプル化する新機構が採用され、架装部分の価格見直しも行われた。タイプIIについては、型式指定のサードシート付に加え、新モデルとして助手席リフトアップチルトシートを標準装備した持ち込み登録のサードシート付+助手席リフトアップチルトシートが設定された。ベースグレードは型式登録車種・持ち込み登録車種共に「S-G」のみで、型式登録車種の「S-G"車いす仕様車タイプI(車いす1名仕様)"」と「S-G"サイドリフトアップチルトシート装着車"」にはハイブリッド車(2WDのみ)も設定される。なお、3代目ではノーマルタイプに設定されていたウェルジョインは本代では設定されず、ノアのみの設定となった。 モデリスタ仕様 モデリスタ仕様 リア
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4代目 R90W型(2022年 - )
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「トヨタ・ノア」の記事における「4代目 R90W型(2022年 - )」の解説
4代目はTNGAに基づいたGA-Cプラットフォームを採用。 パワートレインはハイブリッド車はエンジンは3代目から2ZR-FXE型を踏襲するものの、電動モジュールが刷新され、モーターやバッテリーの高出力化並びにシステムを高効率化。また、3代目では設定されていなかったハイブリッド車の四輪駆動モデルはリアモーターを搭載した電気式四輪駆動「E-Four」として新設定されたが、ノア用の「E-Four」はモーター出力の向上により4WD作動領域や後輪へのトルク配分が拡大され、コーナリング中の前後輪トルク配分を制御することで操縦安定性を高める改良型として採用された。ガソリン車はエンジンを2.0LダイナミックフォースエンジンであるM20A-FKS型に換装され、CVTは10速シーケンシャルシフトマチックを備えた「Direct Shift-CVT」に変更。なお、ガソリン車は排出ガス性能の向上により、「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)」認定が新たに取得された。 予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」は最新化され、プリクラッシュセーフティの検知範囲を自動二輪車(昼)にも拡大するとともに、トヨタ車で初となる交差点で交差する車両や自動二輪車も検知が可能となったほか、歩行者の横断や飛び出しの発生予知など、運転状況に応じたリスクの先読みを行うことで、歩行者・自転車・駐車車両に近づきすぎないようにステアリングやブレーキ操作をサポートするとともに、先行車両や前方のカーブに対して減速操作のサポートも行うトヨタ車初の「プロアクティブドライビングアシスト」を追加。障害物の有無にかかわらず、アクセルの踏み間違いを検知すると加速抑制を行う「プラスサポート」に対応した(販売店装着オプション)。さらに、高度運転支援技術「Toyota Teammate(トヨタ チームメイト)」が新たに導入(「X」を除く全車にメーカーオプション)され、2代目アクアやヤリスに採用されている「アドバンストパーク」は前向き駐車にも対応した改良型となり、ハイブリッド車はドライバーがスマートキーを携帯時に車外から専用アプリをインストールしたスマートフォンを操作して駐車や出庫を可能にするリモート機能をトヨタ車で初搭載。併せて、自動車専用道路の運転において、渋滞時にレーダークルーズコントロールとレーントレーシングアシスト作動中にドライバーが前を向いているなど一定の条件を満たしたときに作動し、認知・判断・操作を支援することでより注意を払った安全運転を可能にするトヨタ車初の「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」が備わった。 乗降性も改善され、左右のBピラーにロングアシストグリップを備えるとともに、パワースライドドア装着車にはドア開閉と連動してドアの下部からステップが展開・格納するユニバーサルステップが設定(全車にメーカーオプション)されたほか、「X」を除く全車にはキーを携帯している状態であればフロント下部に足を出し入れするだけでスライドドアが自動開閉する「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」をパッケージオプションとして設定された。バックドアには、世界初となる任意の角度で停止を可能とする「フリーストップバックドア」が採用され、パワーバックドア装着車にはトヨタ車で初となる両側のリアクォーターパネル内にスイッチが設置され、車両の横に立った状態で開閉操作が可能となった。 トヨタでは2020年4月の販売チャネル統合以降、兄弟車を中心に車種整理が進んでおり、現にノアの祖先たるタウンエースもライトエースと統合されるなどしてきていたが、当代も引き続きヴォクシーとともにフルモデルチェンジを受ける形となった。デザインはヴォクシーと差別化されており、フロントフェイスは3代目の2017年7月マイナーチェンジモデルで採用されていた面形状のフロントグリルを新意匠に変更の上引き継ぎ、スタンダード仕様はカラード(ボディカラー同色)+メッキモールに、エアロモデルはスモークメッキ+メッキとなる。また、3代目まではフロントに「Noah」の頭文字「N」をモチーフにした専用エンブレムが装着されていたが、当代では前身のタウンエースノア以来となるCIエンブレムを採用している。 3代目まで、ボディの基本は全幅1,700mm以内の5ナンバーサイズ(2代目、3代目のエアロ系グレードはエアロパーツの装着により3ナンバーサイズ)であったが、当代は歴代で初めて全グレードが全幅1,730mmの3ナンバーサイズとなり、5ナンバーのグレードが消滅した。 福祉改造車両「ウェルキャブ」は車いす仕様車、サイドリフトアップチルトシート装着車、ウェルジョイン、助手席リフトアップチルトシート車、ウェルジョイン+助手席リフトアップチルトシートの5種類を設定。このうち、車いす仕様車のタイプI及びタイプIIのサードシート付、サイドリフトアップチルトシート装着車、ウェルジョインは型式指定とすることで持ち込み登録の手間が省かれ、納車までの期間を短縮。車いす仕様車は乗車から固定までの一連の動作をシンプル化する新機構が採用され、架装部分の価格が見直された。タイプIIは型式登録のサードシート付に加え、持ち込み登録車種として、新設定となるサードシート付+助手席リフトアップチルトシートや、8ナンバー(特種用途自動車)登録となるサードシート無も設定。ウェルジョインは前述のユニバーサルステップが標準装備される。ベースグレードは型式登録車種・持ち込み登録車種共に「X」が基本となるが、車いす仕様車、サイドリフトアップチルトシート装着車、助手席リフトアップチルトシート車は「G」と「S-G」(「G」の車いす仕様車はタイプI(車いす1名仕様)のみ、「G」のサイドリフトアップチルトシート装着車はハイブリッド車のみ)にもラインナップされており、型式登録車種の車いす仕様車タイプI(車いす1名仕様)、サイドリフトアップチルトシート装着車、ウェルジョインにはハイブリッド車(2WDのみ)も設定される。 S-G 2WD(7人乗り仕様) S-G 2WD(7人乗り仕様) リア モデリスタエアロ仕様(大阪オートメッセ2022出展車両) モデリスタエアロ仕様(大阪オートメッセ2022出展車両、リア)
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