4代目 RM1/4型(2011年 - 2018年(日本向けは2011年 - 2016年で前期型のみ存在) )
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「ホンダ・CR-V」の記事における「4代目 RM1/4型(2011年 - 2018年(日本向けは2011年 - 2016年で前期型のみ存在) )」の解説
2011年11月16日-11月27日に行われるロサンゼルスオートショーにおいて、フルモデルチェンジとなる4代目CR-Vが発表された。 日本国内向けにもティーザーサイトがオープンされ、2.0Lモデルの追加や新開発4WDシステムの採用が告知された。その後、11月28日にフルモデルチェンジが正式発表された(販売は12月2日)。 外観は、フロントバンパーが空力性能を考慮した形状となり、テールゲートガラスが広い荷室と躍動感を生み出すために曲率を大きくするなど、強さと機能性を表現したもととなった。インテリアは、利便性と快適性をもたらす「センターディスプレイ(Hondaインターナビとセットでメーカーオプション設定)」を採用するなど、運転に集中していても走行状況が把握しやすく、スムーズな操作を可能としている。3代目に比べ、ボディサイズは若干小さくなっているが、室内長を225mm、荷室容量を65Lそれぞれ拡大し、扱いやすさや使いやすさを向上した。 エンジンは、2代目後期で日本では廃止となっていた2.0L仕様を復活させた。その理由は「お膝元(生産拠点)である日本国内でも売れて欲しい」というメーカー自身の願望からである。低速域から力強いトルク特性と低燃費を両立したR20A型となり、エンジン性能を最大限に引き出すため、CR-Vでは初採用となるトルクコンバーター付CVTが搭載された。3代目と同等の発進・加速性能を発揮するとともに各部の低フリクション化を徹底したため、JC08モードで14.4km/Lの低燃費を実現した。また、2.4L仕様も圧縮比などを高めたことで3代目に比べ出力を20PS(15kW)向上するとともに、2.0L仕様と同じく徹底的に各部の低フリクション化を行ったことで燃費を向上した。なお、燃費向上により2.0L仕様は「平成27年度燃費基準」、2.4L仕様は「平成22年度燃費基準+15%」をそれぞれ達成した。さらに、2.4L仕様には電子制御によって後輪の駆動力を緻密でかつ素早くコントロールして、雪道での発進やコーナリング、登坂における安定性を高めた、新開発の四輪駆動システム「REAL TIME AWD(インテリジェント・コントロール・システム)」を搭載した。この種の電子制御四輪駆動システムは、他社製のSUVやミニバンでは、既に10年以上前から採用されていたものであるが、当該システムの採用により、CR-Vは4代目にして他社製SUVと比較し得るラフロード性能を獲得した。欧州やオセアニア市場向けには、先代同様MT仕様車も設定されている。 荷室については、サイドライニング部のレバーやシートクッションサイド部のストラップを引くだけで、シートクッションが持ち上がると同時にシートバックとヘッドレストが格納され、簡単に荷室を広くすることができるほか、低床・フラット設計により開口部地上高が低くなり、荷物の出し入れもしやすくなっている。グレード体系は「20G」と「24G」の2グレードで、駆動方式は「20G」がFF、「24G」が4WDとなる。 2011年12月20日に韓国市場にて発表・発売開始した。駆動方式は日本国内仕様同様に2WD(FF)と4WDが設定されるが、エンジンは2.4Lのみとなる。 2012年2月22日に中国市場にて発表・発売開始した。 2012年10月11日、一部改良を行なった。新たに前席用i-サイドエアバッグシステム(助手席乗員姿勢検知機能付)+サイドカーテンエアバッグシステム(前席/後席対応)を標準装備した。ボディカラーには「オブシダンブルー・パール」を追加した。併せて、本革シート<運転席&助手席シートヒーター付>+運転席8ウェイパワーシート(スライド/リクライニング/ハイト前・後)+運転席ランバーサポートとHonda インターナビ+リンクアップフリー+センターディスプレイ+ETC車載器(ナビゲーション連動)を標準装備した「20G・レザーパッケージ」、「24G・レザーパッケージ」を追加した。 2016年7月31日に日本国内向けはマイナーチェンジを受けることなく、大ヒットとなったヴェゼルに吸収されるかたちでオーダーストップ・生産終了が決定。7月以降は在庫対応のみとなり、8月にHP上から削除された。 このモデルは海外での販売実績において3代目以上の成功を収めており、2012年は約62万台、2013年は約69万台、2014年は約68万台と、発売の翌年に毎年60万台以上が生産された。 前期型フロント 前期型リヤ
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