4代目 ND系とは? わかりやすく解説

4代目 ND系(2015年-)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 14:53 UTC 版)

マツダ・ロードスター」の記事における「4代目 ND系(2015年-)」の解説

開発主査先代までの貴島に代わり山本修弘が、チーフデザイナー中山雅担当した4代目は「SKYACTIV TECHNOLOGY」とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面採用した新世代車種第6弾となる。 フロントオーバーハング短く低くして、人を中心に配置したコンパクトキャビンと合わせて乗る人の姿が引き立つプロポーションとし、低くワイドな台形フォルムとなる。ボディアルミ高張力鋼板超高張力鋼板の使用比率3代目58%から71%に引き上げ剛性確保しながら軽量な構造追求したことで大幅な軽量化達成し、「S」は初代NA8C型のMT車同等の990kgを実現した重量剛性さることながら人馬一体をキーワードにエンジンボディーサスペンションなどがすべてベストな状態になるよう開発され気持ち良いハンドリング加速実現している。また、室内小物入れ脱着式ドリンクホルダーを装備しトランク機内持込対応サイズスーツケースを2個積載できる容量確保するなど利便性にも配慮された。 日本仕様車では3代目からダウンサイジングされた直噴1.5LガソリンエンジンSKYACTIV-G 1.5」のみを設定。このエンジンフロントミッドシップ搭載し前後重量配分50:50設定トランスミッションMT車6速直結にして構造シンプル化・小型化することで軽量化図ったFR6速MTSKYACTIV-MT」を採用AT車6速ATを改良し、スリップ・ロックアップ領域拡大によりダイレクト感向上しマニュアルモードDレンジダイレクトモードシフトダウンすると瞬時エンジン回転数上げて指定したギアにあったエンジン回転数とすることで、素早い変速シフトダウン時の減速時連続性応答性実現するブリッピング機能やシフトパネルのスイッチ操作アクセル操作対すトルク出方変更し、力強い加速得られる「ドライブセレクション」を追加したまた、マツダ車で初となるデュアルピニオンタイプの電動パワーステアリングシステムを採用したまた、6AT車にはアイドリングストップ機構i-stop」と減速エネルギー回生システムi-ELOOP」を標準装備した(6MT車で一部グレードメーカーオプションにて装備可能である)。 また、先進安全技術「i-ACTIVSENCE」も導入され車線変更時に側方後方から接近する車両を24GHz準ミリ波レーダーセンサーで検知しドアミラー内のインジケーターブザー音で警告する「ブラインド・スポット・モニタリングシステム(BSM)」、自動的にヘッドランプロービームハイビーム切り替える「ハイ・ビーム・コントロールシステム(HBC)」、カメラでレーンマーカーを検知し車線逸脱予測してドライバー警告する車線逸脱警報システムLDWS)」、ドライバーステアリング操作量クルマ速度からカーブの路形を予測してコーナーの先を照射するアダプティブ・フロントライティング・システムAFS)」、後退時接近する車両検知しドライバー警告する「リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)」の5つ構成される。ただし、発売当時衝突被害軽減ブレーキ搭載されておらず、ユーロNCAP安全性テスト5星中4星しか取れなかったが、2018年6月商品改良により、衝突被害軽減ブレーキにあたる「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)」と「スマート・シティ・ブレーキ・サポート[後退時](SCBS R)」が新たに標準装備された。 グレード構成発売当初、インテリジェント・ドライブ・マスター(i-DM)、セグメント液晶オーディオディスプレイ、脱着カップホルダー(1個)などを装備したMT専用ベーシックモデル「S」、7インチWVGAセンターディスプレイ、コマンダーコントロール、フルオートエアコンなどを装備するとともにMT車 にはトルクセンシング式スーパーLSD、AT車にはi-stopそれぞれ装備し前述の「i-ACTIVSENCE」の装備オプション設定したハイグレードモデル「S Special Package」、ガラスリアウインドーソフトトップ(クロス・インシュレーター付)を装備しシート背もたれ前面サイドサポート部内側・シート座面ヘッドレスト前面本革使用前述の「i-ACTIVSENCE」の装備をすべて標準装備した最上位モデル「S Leather Package」の3種類を設定2015年9月にはパーティレース(JAF公認行われるナンバー車両使用したワンメイクレース)への参加などサーキット走行想定したMT専用モータースポーツ向けベースモデルNR-A」を追加(他のグレード同様、ナンバー取得して公道走行が可能)。ベーシックモデル「S」から、タイヤディフレクター(リア)、トルクセンシング式スーパーLSD、リアスタビライザー、車高調機能ビルシュタインダンパー、トンネルブレースバー、フロントサスタワーバーを追加装備し、ラジエーター大容量化、ブレーキ大径化することで冷却性と耐久性高めた一方本革シフトノブ/パーキングブレーキレバー省き、ハイマウントストップランプカバー・シートバックガーニッシュ・プッシュブタンスタートシステムのリングブラックに、シフトノブブーツリング・本革ステアリングのベゼル・インナードアハンドル・16インチアルミホイールの塗装シルバーそれぞれ変更した。その翌月にはMT専用最上位グレードRS」も追加。「NR-A同様にビルシュタインダンパー(「NR-A」とは異なり車高調機能はなし)、フロントサスタワーバー、大径ブレーキ標準装備したほか、RECARO社との共同開発によるアルカンターラとナッパレザーの専用シート採用しエンジン持ち味を更に強調するためにインダクションサウンドエンハンサーも標準装備。さらに、「S Leather Package同様に前述の「i-ACTIVSENCE」の装備全て標準装備し、BOSEサウンドシステム(AUDIOPILOT2)+9スピーカー、CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナーフルセグ)も標準装備した。 2016年に、フィアットとの技術協力協定により、同車ベースとした「フィアット・124スパイダー」が発売された。また、同年4月からはマツダオートザム店でも取り扱い開始した

※この「4代目 ND系(2015年-)」の解説は、「マツダ・ロードスター」の解説の一部です。
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