2025年宇宙飛行士選抜試験受験者
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「宇宙兄弟」の記事における「2025年宇宙飛行士選抜試験受験者」の解説
古谷 やすし(ふるや やすし) 声 - 内藤玲 、少年時代 - 長田美雪 / 演 - 濱田岳 通称「やっさん」。閉鎖環境試験で六太・せりか・新田・福田らと同じA班に所属。京都大学で霊長類の研究をしている京都出身の男。京都弁のきつい関西訛が特徴で、歯に衣着せぬ物言いをするが、あくまで正直なだけであり、性格は悪くない。非常に小柄で、「小さい」という言葉に敏感な反応を示す。 小学生の頃に福引きで当てた宇宙服の下敷きからすっかり宇宙飛行士に魅入られ、小学校の卒業文集にも将来の職業は宇宙飛行士という夢を描き続けた。身長制限から宇宙飛行士の夢が絶たれそうになったが、過去に同じ悔しさを味わい、それをバネに低身長用の宇宙服を開発した馬場広人教授を慕うようになり、彼と交流することになった。 2025年JAXA宇宙飛行士選抜試験を受け、選抜2次試験(閉鎖環境試験)の終わり頃から六太と友達になる。選抜には落選したが、京大霊長類研究所を辞職し、敬愛するJAXAの馬場教授の下で働く。2028年、スイングバイの民間宇宙飛行士選抜試験に応募し入社、民間宇宙飛行士として再び宇宙を目指すこととなるが、工業系の経験は全く無い。寿限無の一席を小三で覚えるほどの記憶力の持ち主で、頭の中で将棋対局もこなせるほど空間把握能力にも長けている。カルピス牛乳割りが好物。 実写映画では閉鎖環境試験で登場。他の班が描写されず、六太・ケンジ・せりか・福田・溝口と同じ班となる。溝口と性格が合わず、激しく衝突した。 手島 有利(てしま ゆうり) 声 - 永田昌康 宇宙飛行士選抜試験受験生。閉鎖環境試験でB班に所属。大学講師。父・手島勇吉(声 - 枝折努)の意に沿うため宇宙飛行士選抜試験を受けるが、本来は宇宙に存在するであろう未確認生物の研究に強い興味があり、同試験で好成績を収めながらも最終試験を辞退。名はユーリ・ガガーリンに因む。 福田 直人(ふくだ なおと) 声 - 坂東尚樹 / 演 - 塩見三省 宇宙飛行士選抜試験受験生。閉鎖環境試験でA班に所属。ロケット開発に携わってきた男。受験生中最年長(54歳)で2008年には星加正と共に試験を受けていた。妻子持ちであったが、ロケット開発の成果が上がらないことで妻子から見放された過去がある。宇宙飛行士選抜試験後、ロケット開発に関する高い見識を買われスイングバイ社に再就職。笑川・門村・来栖と並んでスイングバイ社の重要な屋台骨的存在となる。 実写映画では閉鎖環境試験で登場。 新田 零次(にった れいじ) 声 - 星野貴紀 筑波大学でスポーツ医学を専攻してきた長身の男性。剣道やヨガを嗜んでおり、集中力や冷静さに長ける一方で、細かい事項を気にかけ続けるなど神経質な性格もある。また、若い頃はけっこう短気で粗暴であったが、現在では冷静になり自分をコントロールできるようになっている。携帯電話の待ち受け画面が猫という一面もある。 姉と弟がおり、25歳の弟・カズヤ(声 - 徳本英一郎、少年時代 - 恒松あゆみ)が大学中退後に二年間引きこもっている現状を人知れず気にかけている。そんな経緯からか、優秀な弟(日々人)を持った六太のことを羨み、お兄ちゃんと呼んでいたこともある。 宇宙飛行士の資格を得た後、月面訓練を受ける事になる。2028年から無重力訓練を中心に訓練をしていたが2028年末に小惑星「314225AN41」への探査ミッションにケンジとともに選抜される。 北村 絵名(きたむら えな) 声 - 三瓶由布子 五人兄弟の長女であり一番上で、下に3人の弟(直樹(声 - 大羽武士)、キクオ(声 - 川原慶久)、オースケ(声 - 布施川一寛))と1人の妹(ケイ(声 - 岡本ナミ))がいる。出身はさいたま市。 宇宙飛行士候補者になった頃から伊東せりかと仲が良い。幼少時より四人の弟・妹の面倒を見ており家事を手伝っていたためしっかり者である。茄子田理事長に「元気がある」と評された。選抜試験の閉鎖棟にいた時はケンジと同じB班に所属していたが、他の同棟の四人(ケンジ、辞退した手島、落選した溝口・富井)の方が目立っており、最も存在感を見せていなかったが、合格後に一段と活躍が増えた。初期は頭脳明晰な女性という設定であったが、合格後以降は元気な印象のあるキャラクターへと変わっていく。 宇宙飛行士の資格を得た後、ISSの訓練を受けていた。ロボットアームの操作を集中的に訓練しており、飛び抜けて精度の高い操作技術を身につける。ロボットアームの腕前を認められ、2027年にISSのサブクルーの指名を受ける。後に前述の伊東せりかと共に「セリエナ」と呼ばれ人気を博す。 溝口 大和(みぞぐち やまと) 声 - 浅沼晋太郎 / 演 - 新井浩文 宇宙飛行士選抜試験受験生。学生時代から学業・行動力ともに優秀で、何事も自分で陣頭指揮を執り、物事を解決してきた。それゆえに唯我独尊な性格で対抗心が強くチームワークの能力に欠ける。協調性があり日々人を弟に持つ六太やリーダーシップに優れる真壁ケンジを疎ましく思っていた。アメリカの食事を嫌いワインを好む。 宇宙飛行士選抜の閉鎖環境試験で、ケンジ・絵名・手島・富井らと同じB班に所属。他メンバーを競争相手としか見ておらず、協調を訴えるケンジに対して「ならば協調のために試験を辞退しろ」と言い放つなど、他のメンバーと過剰なまでに衝突した。仲間に頼ろうとしない姿勢をJAXAに見咎められ、宇宙飛行士選抜試験に落選してしまう。その後は六太の挨拶に訪れただけで、本編に絡まなくなった。 実写映画では閉鎖環境試験で登場。原作ほど露骨ではないものの他メンバーとの仲は険悪であった。最終日に六太の話にほだされ、ジョン・ハーシェル・グレンを例に福田を励ます言葉をかけた。 富井 竜之介(とみい りゅうのすけ) 宇宙飛行士選抜試験受験生。閉鎖環境試験でB班に所属。普段から寡黙でルービックキューブを常にいじっているが、一度口を開くと、宇宙への想いを、哲学的思想を兼ねて朗々と語り出す一面も持つ。第三次選考で落選。 森嶋 茂雄(もりしま しげお) 宇宙飛行士選抜試験受験生。閉鎖環境試験で清水・増田らと同じC班に所属。お喋りで、身のない会話を唐突に繰り出す癖がある。実力はあるようで、C班の推薦メンバーに選ばれており、最終選考まで進んでいる。 清水 早苗(しみず さなえ) / 増田 大貴(ますだ だいき) / 丸宮 純(まるみや じゅん)/ 山下 剛(やました つよし) 宇宙飛行士選抜試験受験生。閉鎖環境試験で森嶋と同じC班に所属。 清水は最終選考まで進んでおり、溝口・森嶋とともに合格者の記者会見場で六太に挨拶に来ている。
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