ええじゃないかとは? わかりやすく解説

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ええじゃないか

ええじゃないかとは、1867年8月頃から1868年4月頃(慶応3~4年)にかけて起こった民衆運動のこと。江戸以西東海道筋、東海畿内中心に運動全国的な広がり見せた

伊勢神宮御札天から降り「これは慶事兆候だ」と、民衆たちが狂喜乱舞。「ええじゃないか(いいことではないか)」と歌い踊りながら町や練り歩いたことから、この運動を「ええじゃないか」と呼ぶようになった歴史的に民衆運動ひとつとして分類されているが、実態は、祝福ムード満ちた中での行き過ぎた騒動」であり、地主商人たち屋敷や店に入り込んで物品酒食強要強奪するような事件相次いだ

幕末だった当時は、士農工商呼ばれる身分制度確立していた。また、財政力軍事力によって各地大名支配していた幕府強大な力を持っており、「武士庶民」「幕府中央)と地方」と、その格差には著しいものがあった。 当時民衆鬱積していた格差社会への不満を晴らすべく、この慶事きっかけお祭りムードとなり、それが暴動破壊行為へと繋がっていったのである

実際に御札降ったかどうか定かではなく、「御札降ったらしいぞ」という噂話伝聞によって運動盛り上がっていたという説もあれば、幕府在り方に不満を持った討幕派たちが御札降らせて意図的に討幕運動への機運高めていったという説もある。 

ええじゃ‐ないか〔ええぢや‐〕


ええじゃないか


ええじゃないか

作者眞舩灑

収載図書短編集 泥鰌反乱
出版社日本文学館
刊行年月2006.11
シリーズ名ノベル倶楽部


ええじゃないか

作者宇江佐真理

収載図書夕映え
出版社角川春樹事務所
刊行年月2007.10


ええじゃないか

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/13 13:51 UTC 版)

「ええじゃないか」騒動に興じる人々

ええじゃないかは、日本江戸時代末期の慶応3年(1867年)8月から12月にかけて、近畿、四国、東海地方などで発生した騒動。「天から御札(神符)が降ってくる、これは慶事の前触れだ」という話が広まるとともに、民衆が仮装するなどして囃子言葉の「ええじゃないか」等を連呼し、集団で町を練り歩きながら熱狂的に踊った。大政奉還王政復古の大号令の時期である。

伊勢神宮の御札が降るおかげ参りと違い、ええじゃないかの御札は地域で信仰されている社寺の御札が降ったため、現地で祭祀が行われる事が多かった[1]。降札があると、藩に届け出た上で屏風を置く、笹竹で家を飾る、酒や肴を供えるなどして町全体で札を祀った。名古屋の場合、降札後の祭事は7日間に及び、その間は日常生活が麻痺した。

目的・性格

その目的や性格を巡っては、様々な議論がなされてきた。囃子言葉と共に政治情勢が歌われたことから、世直しを訴える民衆運動であったと一般的には解釈されている。これに対し、倒幕派が国内を混乱させるために引き起こした陽動作戦だったという噂を紹介するものもある[2]羽仁五郎は、ええじゃないかの混乱の中で王政復古のクーデターが行われたことに注目し、背景に西郷隆盛の策謀があるとの説を提示した。結果としてええじゃないかは王政復古の煙幕の役割を演じさせられた、としてマルクス主義の観点からその意義を低く評価した[3]。こうした見解は遠山茂樹らにも受け継がれたが、同じマルクス主義者である井上清は「封建制の矛盾の鬱積により民衆が起こした行動」に倒幕派が乗じることで、結果的に権力側を麻痺させた、として唯物史観の観点からその性格を捉え、積極的に評価した[4]

歌詞

岩倉具視の『岩倉公実記』によると、京の都下において、神符がまかれ、ヨイジャナイカ、エイジャナイカ、エイジャーナカトと叫んだという。八月下旬に始まり十二月九日王政復古の大号令発令の日に至て止む、とあり、明治維新直前の大衆騒動だったことがわかる。また、ええじゃないか、の語源は、京の都下で叫ばれた言葉であったようだ。

歌詞は各地で作られ、例えば「今年は世直りええじゃないか」(淡路)、「日本国の世直りはええじゃないか、豊年踊はお目出たい」(阿波)といった世直しの訴えのほか、「御かげでよいじゃないか、何んでもよいじゃないか、おまこに紙張れ、へげたら又はれ、よいじゃないか」(淡路)という性の解放、「長州がのぼた、物が安うなる、えじゃないか」(西宮)、「長州さんの御登り、えじゃないか、長と醍と、えじゃないか」(備後)の政治情勢を語るもの、などがあった。

島崎藤村夜明け前』では以下の例が記述されている[5]

ええじゃないか、ええじゃないか
挽いておくれよ一番挽きを
二番挽きにはわしが挽く
ええじゃないか、ええじゃないか

ええじゃないか、ええじゃないか
臼の軽さよ相手のよさよ
相手かわるなあすの夜も
ええじゃないか、ええじゃないか

ええじゃないか、ええじゃないか
こよい摺る臼はもう知れたもの
婆々さ夜食の鍋かけろ
ええじゃないか、ええじゃないか

お蔭参り

お蔭参りとは、お札が降るなど神異のうわさをきっかけにして庶民が奉公先から抜け出し、伊勢参りに出かける人が急増する現象のことで、江戸時代には元和3年(1617年)、慶安年間(1648年 - 1652年)、宝永2年(1705年)、明和8年(1771年)、文政13年・天保元年(1830年)というように約60年周期で自然発生的に繰り返された。いずれも期間は3か月から5か月で終わっている。明和のお陰参りの記録では300 - 400万人が伊勢に殺到した。十代将軍徳川家治の時代であり、享保年間の日本の人口統計では当時の人口は約2200万人であった。文政13年のお蔭参りは3か月で約500万人が伊勢に押しかけたと記されている。お蔭参りに参加する者に対しては、大商人があって、店舗や屋敷の開放、弁当・草鞋の配布を行った。

研究の時系列

最も古い研究文献は山口吉一の『阿波えゝぢやないか』(徳島土俗芸術研究所、1931年)であり、世直しの願望について触れている。

次に、藤谷俊雄『「おかげまいり」と「ええじゃないか」』(岩波書店1968年)があげられる。同書では慶応3年8月 尾張が最初であると指摘されている。おかげまいりとの関連を指摘する。

京阪発祥説 (京都発祥説)

京阪発祥説は、岩倉具視福地源一郎などの同時代人の証言や西宮市史などの近畿地方の史料に基づく。

  • 『岩倉公実記』の記述。八月下旬に始まり十二月九日王政復古発令の日に至て止む。
  • 1897年、福地源一郎(幕臣・ジャーナリスト)の「懐往事談」の記述。慶応3年11月29日に大坂でええじゃないかを目撃し「或は云ふ。此御札降りは京都方の人々が人心を騒擾せしむる為に施したる計略かりと。其の果して然るや否やを知ざれども」と、原因に関する噂についても記述している。
  • 『西宮市史』では、京都に始まり、大坂に移動と記述。
  • 1933年、中山太郎『日本民俗学辞典』 、オフダガフル、慶応2年 - 慶応3年の現象。西宮説と伊勢説の両説あり。伊勢説は見聞録による。当代記に、文禄のころに、伊勢神宮の御札が降ったのが最初。
  • 1937年、国書刊行会『静岡県鄉土研究』』第 9 - 11 巻(1937年)、「御札降は京坂に始まり関西各地に波及し、東海道は遠江,駿河,伊豆の北部まで及んだ。」という記述がある。
  • 1937年、大口喜六『国史上より観たる豊橋地方』、豊橋発祥説の主張見られず。 御蔭参り=御札降り=よいぢゃないか を同一視する。御蔭参りが8月 - 12月と記述。曲尺手、船町、札木の名前はあるが、牟呂と羽田の名前はない。京都方の策動によるものと指摘。
  • 1939年 、『一宮市史』第3巻(1939年)では、慶応3年9月11日頃、三河国吉田付近で始まり、次に名古屋に移った、ただし、8月より京阪地方で始まるという説もあるという紹介がなされている。

東海地方発祥説

東海地方発祥説は比較的新しい説である。

東海地方発祥説の研究の時系列は以下の通り。

文献 出版年 発生日時 発生場所
藤谷俊雄『「おかげまいり」と「ええじゃないか」(岩波書店)』 1968年(昭和43年) 慶応3年8月 尾張国
西垣晴次『ええじゃないか』(新人物往来社) 1973年(昭和48年) 慶応3年8月15日 遠江国見附宿(静岡県磐田市
『豊川市史』 1973年(昭和48年) 8月4日 三河国御油宿(愛知県豊川市
高木俊輔『ええじゃないか』(教育社) 1979年(昭和54年) 慶応3年7月22日以前 三河国吉田宿羽田八幡宮付近(愛知県豊橋市
田村貞雄『ええじゃないか始まる』(青木書店) 1987年(昭和62年) 慶応3年7月14日 三河国吉田宿牟呂八幡宮付近(愛知県豊橋市)

このように最新の研究ほど発生日時が早いと主張している。これらは『岩倉公実記』に見える京都・8月下旬より1か月以上早い。

また、尾張名古屋説発表以後、静岡県磐田市、愛知県豊川市、愛知県豊橋市と、近隣地域で、起源論争が始まっていることがわかる。

豊橋市説

戦後になって開示された「森田家文書」の影響が大きい。牟呂八幡宮神主森田光尋の慶応当時のメモ書きである「 留記 とめき」(豊橋市図書館所蔵)によると、慶応3年7月14日に「御祓い」と記載され、この御祓いが、伊勢神宮の札という説がある。1980年代に研究が進む[6][7]

名古屋市説

1983年(昭和58年)に製作されたアニメ『まんが日本史』では、幕末のええじゃないか騒動発祥は名古屋になっていた。1988年(昭和63年)発行の小学館日本国語大辞典でも名古屋が発祥となっている。

なお、田村貞雄『ええじゃないか始まる』には、1867年(慶応3年)の3月18日に名古屋で伊勢内宮の御札が降りた、という記述があり、伊那市史 歴史編においても、春のころからという説もあると紹介されている。

豊川市説

平凡社マイペディアでは、慶応3年8月4日(1867年9月1日)、東海道の御油宿(愛知県豊川市御油)に秋葉神社の火防の札が降下したのが最初という。

御札降りとええじゃないかと御蔭参り

もともと御札降り、ええじゃないか、御蔭参りはまったくの別個のものである。

近畿や四国などの西日本圏では、ええじゃないか、という掛け声が見られるものの、東海地方ではそうした掛け声はなく、御札降りのみ共通点が見られる。また、東海地方では、狂乱騒動を御鍬祭りや御蔭参り(伊勢神宮参拝)に結び付けて、共通点とするという解釈がなされている。

ええじゃないかという掛け声を要件とすれば、『岩倉公実記』の記述をもって、京都発祥説になる。福地源一郎の懐往事談においても、京都方の策動という噂があったが真偽のほどはわからないと記述されている。近畿・四国では、いずれも、よいじゃないか、ええじゃないか、という掛け声を伴う。

東海地方発祥説では御札降りや狂乱騒動を共通点とみなし、御蔭参りに関連するものとして、7月・8月発祥説を掲げるものの、ええじゃないかに相当する掛け声や世直しの願望については要件外にしている。

脚注

  1. ^ 福原敏男, 笹原亮二, 西岡陽子, 植木行宣, 早瀬輝美, 渡部典子, 相蘇一弘, 大塚活美, 亀川泰照, 武藤真, 稲城信子, 是沢博昭, 川添裕, 大門哲「武藤真「近世後期の名古屋の祭礼趣向と造り物・仮装」」『造り物の文化史 : 歴史・民俗・多様性』勉誠出版、2014年、334-340頁。ISBN 9784585230281全国書誌番号: 22480613 
  2. ^ ええじゃないか”. 富士山NET. 山梨日日新聞社 YBS山梨放送. 2012年9月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月3日閲覧。
  3. ^ 羽仁五郎「幕末に於ける思想的動向」(日本資本主義発達史講座, 第1部 )40頁 岩波書店, 1933.9
  4. ^ 井上清『日本現代史1 明治維新』(東京大学出版会、1951年)
  5. ^ 島崎藤村『夜明け前』第一部下”. 青空文庫. 2024年7月29日閲覧。
  6. ^ 田村貞雄「ええじゃないか」研究を振り返って」『人文系データベース協議会第6回公開シンポジウム人文科学とデータベース』2000年、1-2頁http://www.jinbun-db.com/journal/pdf/vol_6_1-2.pdf 
  7. ^ 橘敏夫「三河吉田の「ええじゃないか」騒動」『愛知大学綜合郷土研究所紀要』第63巻、愛知大学綜合郷土研究所、2018年3月、11-21頁、 CRID 1050001337720483328ISSN 04008359NAID 120006462927 

参考文献

  • 高木俊輔 『ええじゃないか』 教育社歴史新書、1979年(昭和54年)、238頁。

関連項目

外部リンク


ええじゃないか。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/30 22:11 UTC 版)

新・ええじゃないか
ジャンル 紀行番組
出演者 チャンカワイWエンジン
池山智瑛
オープニング たなかつとむ「ふれあってええじゃないか!」
製作
プロデューサー 小川秀幸(三重テレビ)
渡辺茂幸(TAKE'S)
放送
放送局 三重テレビ放送
音声形式 ステレオ放送
放送国・地域 日本
公式サイト
第1シリーズ(2007年度)
放送期間 2007年4月4日 - 2008年3月26日
放送時間 毎週水曜日 20:00 - 20:55
放送枠 三重テレビ放送
放送分 55分
第2シリーズ『弥次喜多おかげ旅』(2008年度)
放送期間 2008年4月2日 - 2009年3月25日
放送時間 毎週水曜日 22:15 - 23:10
放送枠 三重テレビ放送
放送分 55分
第3シリーズ『平成弥次さん出会い旅』(2009年度)
→ 第4シリーズ『撮って出し!平成弥次さん取材旅』(2010年度 - 2011年度)
放送期間 2009年4月1日 - 2012年3月21日
放送時間 毎週水曜日 19:00 - 19:55
放送枠 三重テレビ放送
放送分 55分
第4シリーズ『撮って出し!平成弥次さん取材旅』(2012年度 - 2014年度)
放送期間 2012年4月2日 - 2015年3月30日
放送時間 毎週月曜日 19:00 - 19:55
放送枠 三重テレビ放送
放送分 55分
第5シリーズ『おかげ旅行社 ええ旅ツアー』(2015年度 - 2018年度)
放送期間 2015年4月6日 - 2019年3月25日
放送時間 毎週月曜日 19:00 - 19:55
放送枠 三重テレビ放送
放送分 55分
第6シリーズ『ええじゃないか。ふれあいたっぷり旅』(2019年度 - 2020年度)
放送期間 2019年4月1日 - 2021年3月29日
放送時間 毎週月曜日 19:00 - 19:55
放送枠 三重テレビ放送
放送分 55分
第7シリーズ『新・ええじゃないか~いい旅いい発見~』(2023年度 - )
放送期間 2023年4月3日 -
放送時間 毎週月曜日 19:00 - 19:55
放送枠 三重テレビ放送
放送分 55分
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新・ええじゃないか』は、2023年4月3日から三重テレビで放送される紀行番組である。

2007年4月4日から2021年3月29日までは『ええじゃないか。』として放送されていた。

一部の独立局で放送されており、インターローカルTVテレビ愛知でも放送されたことがある。

アナログ放送時代は、16:9レターボックスサイズでの放送を実施していたが、4:3サイドカットで放送していた時期(2007年10月 - 2010年3月)もあった。

番組概要

第1シリーズ(第1シーズン、2007年度)

江戸時代の末期、「おかげ参り」を済ませ、参堂脇の茶屋で一息ついていた「弥次郎兵衛」(弥次さん)と「喜多八」(喜多さん)の2人が、時代を超えて現代の伊勢路に現れた。しかも気がつけば「ええじゃないか」と染め抜かれたのぼりを背に、三重県の魅力を全国に伝えなければならないという使命を受ける。その使命を受けた2人は、日本橋東京都)を振り出しに旧東海道の町並みを、その土地の人々に三重県の自慢を3択問題(『三重自慢クイズ』)にて出題するなどして歴史や文化を体感しながら三重の魅力を伝える。

第2シリーズ『弥次喜多おかげ旅』(第2シーズン、2008年度)

1年間を掛けて東海道をたどり、お伊勢参りを果たした弥次さん・喜多さんは伊勢神宮の程近くにある長屋でのんびりと暮らしていた。そこにくノ一・お敬が現れ、お敬の師匠の独断により2人は「三重の魅力普及委員会」の会長とその部下に任ぜられる。師匠の目的である三重の魅力を伝え、全国にある三重と関わりのある町を再発見するため、併せて指令を紐解きながら2人の旅が再び始まった。

同シリーズでは週替わりで旅先で見つけた逸品を、月替わりで商品券(旅行券)をそれぞれ視聴者プレゼントにしていた。

第3シリーズ『平成弥次さん出会い旅』(第3シーズン、2009年度)

東海道中膝栗毛でおなじみの「弥次郎兵衛」(弥次さん)と「喜多八」(喜多さん)。実は、その2人の個性を受け継ぐ子孫の1人が三重のとある街にいた。彼の名は八代目・弥次郎兵衛ことカメラマン堀口文宏。彼には、ご先祖様の相方であった喜多さんの子孫を探し出し、平成の弥次喜多として再びお伊勢参りをするという夢がある。喜多さんの似顔絵に似た喜多さんの子孫と思しき人物の目撃情報を仕入れた、くノ一の子孫で堀口のカメラアシスタントでもある大西敬子とともに、平成の弥次さんによる平成の喜多さんを探す旅が始まった[注 1]

同シリーズでは毎週、商品券(旅行券)を視聴者にプレゼントしていた。

第4シリーズ『撮って出し!平成弥次さん取材旅』(2010年度 - 2014年度)

第1期(第4シーズン、2010年4月 - 2011年3月)

伊勢神宮のお膝元にある旅行雑誌社「週刊ええじゃないか。」。カメラマンと取材記者、普段からコンビで取材に出掛けている事からの様相を呈していた。そこで男性カメラマンは「弥次さん」、女性記者は「喜多子」といつしかニックネームで呼ばれるようになる。その2人が三重県や東名阪の各地を取材しながら、旅を繰り広げる。

第2期 - 第4期(第5シーズン、2011年4月 - 2015年3月)

賑やかさの変わらない、お伊勢さん。写真コンテストの入賞を目指して、最高の一枚を求めて写真を撮り続ける、カメラマンの弥次。一方で最高のネタを探し求める、ライターの喜多子。2人はコンビを組んで、三重県や東名阪の各地へと取材旅行に向かうのだった。

前シリーズに引き続き毎週、商品券(旅行券)を視聴者にプレゼントしている。

第5シリーズ『おかげ旅行社 ええ旅ツアー』 (第6シーズン、2015年度 - 2018年度)

堀口と萩がツアーコンダクターを務める「おかげ旅行社」、ええ旅プランを求めてリサーチ旅。MC陣はこれまでの「弥次さん・喜多子さん」のスタイルではなく、それぞれ本名で出演する[1]。お互いの事を「堀さん」「萩ちゃん」と呼び合っている。

堀口は2009年度から、萩は2007年度に初回のゲスト出演した後に時を経て2012年度からレギュラーとして長年活躍してきたが本シリーズを以て番組を卒業した。

第6シリーズ『ええじゃないか。ふれあいたっぷり旅』 (第7シーズン、2019年度 - 2020年度)

三重県名張市出身のチャンカワイと津市出身の松島史奈が三重県や関西エリアを旅します。観光地の魅力だけでなく、道中で出会う人々の優しさや情けにふれるハートフルな旅番組。

松島はチャンの事を「チャンさん」と呼んでいる。一方チャンは松島に「まっちゃん」で良い?と問いかけたら、良いですよと答えたのでそう呼んでいる。

2021年3月29日放送をもって、14年間の放送に幕を閉じた。

第7シリーズ『新・ええじゃないか~いい旅いい発見~』 (第8シーズン、2023年度 - )

2023年4月3日より2年ぶりに「新・ええじゃないか」とタイトルをマイナーチェンジして復活。チャンカワイは第6シリーズから引き続き続投し、新アシスタントは池山智瑛が担当する。

ミニコーナー

放送日は三重テレビ基準。

みえじゃないか。[注 2]
2007年4月 - 2008年3月。大西敬子と西山千代が毎回三重県内の観光地(1か所)を紹介。
(コーナー名称不明)
2010年4月 - 2011年。神々がまつられている、伊勢神宮(正宮)とその別宮摂社末社の計125社の中から、毎回1か所を紹介。コーナー終盤ではその社の所在地も公開していた。
伊勢マスターへの道
2010年10月27日 - 2011年3月。番組プロデューサーからの提言により、弥次さん(堀口)が来年度以降の出演継続をかけて「検定お伊勢さん」に挑む様子を紹介。
年度末の総集編において合格発表が行われ、弥次さんは見事合格を果たして出演継続が決定した。
おかげ犬が行く 三重の街道とことこ旅
2011年4月 - 2012年3月。現代によみがえった「おかげ犬」[注 3]が、伊勢街道を犬の視点で、のんびりと巡る。
丸山千枚田で美味しいお米を作ろう!!
2011年4月 - 2012年3月。番組プロデューサーからの提言により、弥次さん(堀口)の「検定お伊勢さん」合格記念として祝賀会を催すことになった。それに必要なご馳走「ごはん)」を作るために丸山千枚田のオーナーとなり、稲作に挑む様子を紹介する。進捗状況は番組公式サイト内「丸山千枚田プロジェクト」でも随時紹介していた。年度末の総集編では弥次さんの手により、その米と三重県の食材を用いて作られた料理がスタッフらに振る舞われた。
遷宮 常若ものがたり
2012年4月 - 。伊勢神宮で20年に一度行われる神宮式年遷宮。翌年(2013年)の第62回式年遷宮に向け、それに関連した祭典や行事を毎回1つずつ紹介している。
目指せ!プロカメラマン
2012年8月 - 。番組プロデューサーからの提言により、番組オリジナル本の発売を目標に[注 4]弥次さん(堀口)が第一線で活躍するプロのカメラマン指導下で、それになるための撮影技術を磨いていく様子を紹介する。進捗状況は、番組公式サイト内「目指せ!プロカメラマン」でも随時紹介している。

キャスト

出演者

過去の出演者

  • 藤元英樹 - 弥次郎兵衛役で出演(第1・2シリーズ)。
  • たなかつとむ - 喜多八役で出演(第1・2シリーズ)。
  • 大西敬子 - 『みえじゃないか。』リポーター(第1シリーズ)やくノ一・お敬役(第2シリーズ)、アシスタント役(第3シリーズ)でそれぞれ出演。第1シリーズでは三重県内のリポートのみで、第2シリーズでは県外ロケの回は不参加であったが、第3シリーズでは初めて県外ロケにも登場した[注 6]
  • 西山千代 - 『みえじゃないか。』リポーターとして出演(2007年10月 - 2008年3月)。2008年12月24日放送分(三重テレビ・テレビ神奈川基準)でも再登場した。
  • 多田えりか - (第4シリーズ第1・第2期)記者・喜多子(喜多さん)役で出演。
  • 堀口文宏[注 7]あさりど) - (第3〜第5シリーズ)2014年度まではカメラマン・弥次さん[注 8]、2015年度から「おかげ旅行社」ツアーコンダクター・堀口文宏として出演。
  • 萩美香(2007年度ミス日本グランプリ。三重県出身) - (第4シリーズ第3期・第5シリーズ)ミス日本時代に第1シリーズ第1回にもゲスト出演。その後、2012年4月より2014年度まで記者・喜多子(喜多さん)、2015年度から2018年度まで「おかげ旅行社」ツアーコンダクター・萩美香として出演。[2][3]
  • 松島史奈(第6シリーズ)

ゲスト出演者

ナレーター

  • 林優花(第7シリーズ)

過去のナレーター

  • 遠松未来 - 第1シリーズでは弥次喜多パートのナレーション(2007年4月 - 2008年3月)を、第2シリーズでは全編のナレーション(2008年4月 - 2009年3月)をそれぞれ担当。
  • 米山伸五 - 『みえじゃないか。』パートのナレーションを担当(2007年4月 - 2008年3月)。
  • 石原ゆきこ(第3シリーズ- 第5シリーズ)
  • 原田菜美(第6シリーズ)

ネット局

第7シリーズのネット局

このうち、テレビ埼玉サンテレビジョンは野球中継等の自社制作番組の影響で欠番扱いになることがあり、千葉テレビ放送は毎月第4日曜に千葉県内のJリーグ応援番組[注 10]を放送する都合上欠番扱いになる。

放送地域 放送局 放送日時 放送系列 放送期間 備考
三重県 三重テレビ放送(MTV) 月曜 19:00 - 19:55(再放送:土曜 12:00 - 12:55) 独立協[4] 2023年4月3日 - 番組制作局
奈良県 奈良テレビ放送(TVN) 木曜 8:30 - 9:25 2023年4月6日 -
埼玉県 テレビ埼玉(TVS) 金曜 19:05 - 20:00 2023年4月7日 -
栃木県 とちぎテレビ(GYT) 土曜 14:00 - 14:55 2023年4月8日 -
群馬県 群馬テレビ(GTV) 土曜 20:00 - 20:55
兵庫県 サンテレビジョン(SUN) 日曜 14:00 - 14:55 2023年4月9日 -
神奈川県 テレビ神奈川(tvk) 月曜 19:00 - 19:55 2023年4月10日 -
京都府 京都放送(KBS) 火曜 22:00 - 22:55 2023年4月11日 -
千葉県 千葉テレビ放送(CTC) 日曜 19:00 - 19:55 2023年4月16日 -
岐阜県 岐阜放送(GBS) 日曜 22:30 - 23:25[注 11] 2023年4月20日 -

第6シリーズまでのネット局

2017年4月現在の放送局を示している[5]。2013年10月よりとちぎテレビでのネットが復活し(2010年4月 - 2011年3月の1年間放送以来)、東名阪ネット6加盟6局と、岐阜放送・奈良テレビ放送・とちぎテレビの9局ネットとなった。千葉テレビ放送・テレビ神奈川は上記の通り自社制作の野球中継の影響などで欠番扱いになることがある。

放送地域 放送局 放送日時 放送系列 備考
三重県 三重テレビ放送 月曜 19:00 - 19:55[注 12]
(再放送:土曜 10:05 - 11:00)
独立協[4] 番組制作局
岐阜県 岐阜放送 月曜 19:00 - 19:54 同時ネット[注 13]
奈良県 奈良テレビ放送 木曜 8:30 - 9:25 3日遅れ
千葉県 千葉テレビ放送 木曜 19:00 - 19:55 3日遅れ
神奈川県 テレビ神奈川 金曜 20:00 - 20:55 4日遅れ
兵庫県 サンテレビジョン 土曜 13:05 - 14:00[注 14] 5日遅れ
栃木県 とちぎテレビ 土曜 14:00 - 14:55
埼玉県 テレビ埼玉 日曜 16:00 - 16:55 6日遅れ
京都府 京都放送 木曜19:00 - 19:55 3日遅れ

インターネット配信

  • 第6シリーズまではGYAO!の「バラエティ」-「その地域でしか見られないご当地番組」で三重テレビの放送から約2週間後に無料見逃し配信が開始され、過去分も見れた。第7シリーズは番組公式サイトで放送終了後配信していたがTVerでの配信をリンクする形となった

過去のネット局

スタッフ

  • 構成 - 梅澤ヒロシ、福島弘子
  • 撮影 - 井上太一、加藤千騎、スクラッチ(第7シリーズ)
  • 音声 -
  • MA - 河野剛
  • 編集 - 岩月由和
  • テーマ曲 - 『ふれあってええじゃないか!』(たなかつとむ)(第6シリーズまで)
  • オープニング写真 - 堀勝志古
  • オープニング写真協力 - 松原豊、(第7シリーズ)、伊勢志摩観光コンベンション機構(第7シリーズ)
  • 協力 - 三重県近鉄JR東海(第6シリーズまで)、伊勢市(第6シリーズまで)、鳥羽市(第6シリーズまで)、志摩市、(第6シリーズまで)南伊勢町伊勢志摩観光コンベンション機構(第6シリーズまで)、三重県観光連盟(第6シリーズまで)
  • 広報 - 山鹿克己(三重テレビ・第6シリーズまで)、深田和恵(三重テレビ・第7シリーズ)
  • デスク - 深田和恵(三重テレビ・第6シリーズまで)、山鹿克巳(三重テレビ・第7シリーズ)
  • AD - 中間浩人、 深沢和実(第7シリーズ)、
  • ディレクター - 布目裕貴、渡邉麻実、難波希、ミツクデケンジ
  • プロデューサー - 小川秀幸(三重テレビ)、渡辺茂幸(TAKE'S)
  • 製作協力 - TAKE'S
  • 製作・著作 - 三重テレビ放送

備考

  • 三重テレビの2006年の年越しローカル番組に、この番組の出演者の藤元とたなかが旅の衣装のまま出演した。
  • 2007年2月27日に、この番組のパイロット版が三重テレビローカルで放送された。
  • 第1回目が放送された2007年4月4日、三重テレビではこの回に限り85分編成の特別編が放送された(通常は55分番組)。この特別編では日本橋のほか、東海道の終着地である三条大橋のある京都をお笑いコンビのアジアンが紹介した。なお、その他の放送局ではパイロット版を再編集したものが放送された。
  • 2012年6月には、この番組の特別編である『夏休み 家族で行こう! 伊勢志摩ええじゃないか。ナビ』を、当時ネットしていた全7局で特別番組の扱いで、通常の当番組の時間枠とは別に放送。この回に限り近鉄一社提供となり、千葉テレビ放送・テレビ埼玉など関東のネット局でも近鉄のCMが放送され、近鉄で発売している伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポート まわりゃんせが視聴者プレゼントともなった。千葉テレビ放送での2012年6月9日放送当日の『熱血BO-SO TV』に堀口が生出演し、7分程度の宣伝コーナーが設けられた。堀口は2010年12月4日にも当番組の宣伝で『熱血BO-SO TV』に生出演している。

脚注

注釈

  1. ^ 最終的には喜多さんの子孫と出会うことができなかった。
  2. ^ コーナー名は2007年10月放送分より設定。
  3. ^ 登場する犬はIPCわんわん動物園で飼育されているもので、コーナーオープニングにも協力会社としてクレジットされている。
  4. ^ 2013年度から「発売できなければ番組を降板」という条件が課せられた。
  5. ^ 2011年6月15日放送分(三重テレビ基準)では、初めて男性アナウンサー(中久木大力)が同行した。
  6. ^ すべての県外の回に登場するわけではなく、参加しない場合は代役に地元各局の女性アナウンサーが同行した。
  7. ^ 過去に『キンさばっ!! 〜近所の裁き〜』にも出演していた。
  8. ^ 第3シリーズでは8代目弥次郎兵衛役で出演。
  9. ^ 『みえじゃないか。』で出演。
  10. ^ 柏レイソル応援番組の『Rising Reysol!』、ジェフユナイテッド市原・千葉応援番組の『WIN BY ALL!』が該当。
  11. ^ 2025年3月27日までは、木曜 19:00 - 19:57に放送。
  12. ^ 三重テレビナイター』が放送される日には22:15からの放送。
  13. ^ 番組制作局である三重テレビ放送が『三重テレビナイター』を行う日には3時間15分先行ネットで放送。特別番組やジャパネットたかたの生放送テレビショッピングなどで欠番扱いになる回が存在する。
  14. ^ 2018年3月30日までは、土曜 12:00 - 12:55に放送。
  15. ^ 独立局・CS放送以外では初のネットであり、初の深夜帯での放送だった。

出典

  1. ^ 新「ええじゃないか。」スタート!(萩美香ブログ2015年4月6日。4月14日閲覧)
  2. ^ 新年度“ええじゃないか。””. 堀口文宏オフィシャルブログ「Daily Hori」. Amebaブログ (2012年2月27日). 2012年3月26日閲覧。
  3. ^ 発表!”. 萩美香オフィシャルブログ. ダイヤモンドブログ (2012年3月12日). 2012年3月30日閲覧。
  4. ^ a b 日本民間放送連盟 放送関連データテレビネットワーク
  5. ^ ええじゃないか。 放送局と時間帯 三重テレビ放送 ええじゃないか。公式HP

外部リンク

三重テレビ 水曜20:00 - 20:55枠
前番組 番組名 次番組
ええじゃないか。
(2007年4月 - 2008年3月)
たけしの誰でもピカソ
(20:00 - 20:55)
三重テレビ 水曜22:15 - 23:10枠
たけしの誰でもピカソ
(22:15 - 23:10)
ええじゃないか。
(2008年4月 - 2009年3月)
ドキュメンタリー特選
(22:15 - 23:10)
三重テレビ 水曜19:00 - 19:55枠
ペット大集合!ポチたま
(19:00 - 19:55)
ええじゃないか。
(2009年4月 - 2012年3月)
隠密奉行朝比奈
(19:00 - 19:55)
三重テレビ 月曜19:00 - 19:55枠
銭形平次[要出典]
(19:00 - 19:55)
ええじゃないか。
(2012年4月 - 2021年3月)
通販番組枠(19:00 - 19:30)
シブサワ解体深書(19:30 - 20:00)
三重テレビ 月曜19:00 - 19:55枠
通販番組枠(19:00 - 19:30)
ビスケットブラザーズの行けばわかるさ!(19:30 - 20:00)
【30分繰り下げ】
新・ええじゃないか
(2023年4月 - )
-

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