陣中町時代とは? わかりやすく解説

陣中町時代(1970-1998)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/04 19:04 UTC 版)

豊田市中央図書館」の記事における「陣中町時代(1970-1998)」の解説

昭和40年代豊田市公的施設開館続いた時期であり、豊田市図書館陣中町移転もこの時期であった1963年新築された豊田市庁舎皮切りに豊田市市民センター1965年)、豊田市郷土資料館1967年)、豊田市青年センター1968年)、豊田警察署1969年)、豊田市体育館1970年)、豊田市消防本部庁舎1970年)、豊田保健所1970年)、豊田市文化芸術センター1975年)などがこの時期竣工している。 喜多町図書館建物老朽化狭小化が進んでいた。1965年昭和40年12月23日矢作川西岸陣中町に4,306.28m2の新館建設用地取得し1969年昭和44年4月2日には新館起工式行った。この場所は名鉄豊田市駅から北東徒歩15分の距離にあり、新たな都市計画を行う文教地区一角にあった1970年昭和45年3月5日には豊田市図書館新館落成式行い3月6日延床面積2,004.75m2の新館開館した建築事業費は16億1509万円人口30万人想定して設計されており、年間10万人の入館想定していた。閲覧室旧館比べて拡充され電動書架採用するなど設備近代化図られた。新館移転の際の蔵書数は約6冊だった。開館時間は4月から9月が「9時-18時」であり、10月から翌年3月が「9時-17時」である。毎週木曜日通常時比べて閉館時間1時間延長され新聞記事は「時間しばられている勤労者などに暖かい配慮がされている」と伝えている。 豊田市図書館設計青島設計室である。空間開放的に用いており、ゆったりとしたピロティや庭が特徴的である。一貫した主張読み取ることができる建築評価され豊田市図書館1970年第2回中部建築賞入賞している。 開館直後1970年3月10日には移動図書館車ひまわり号」の運行開始した1973年昭和48年9月1日には移動図書館サービス豊田加茂広域市町村圏移動図書室移管し、12月1日には豊田加茂広域市町村圏移動図書館運行開始した1974年昭和49年4月1日には視聴覚資料カセットテープ)と紙芝居貸出開始した1974年度(昭和49年度)末時点蔵書数94,845冊であり、児童書が27.9%、一般書文学分野が21.6%と、両者で約半数占めていた。挙母文庫内藤文庫主体とする古書は計3,266冊であり、挙母藩内藤家関係文書などを加えると8,266冊の古文書があった。1970年度の貸出冊数57,703冊、1974年度の貸出冊数173,643冊であり、わずか4年間で3倍となっている。 1979年昭和54年10月20日には児童室を増築し1981年昭和56年2月15日には書庫会議室事務室などを増改築した。1980年昭和55年10月6日には本館図書館業務電算化し、本館高橋コミュニティセンター図書室オンライン結んだ。各コミュニティセンター図書室順次本館オンライン結ばれている。『豊田教育 1982』によると、成人向け文化活動として、古典文学鑑賞講座万葉集)を月1回郷土を知る会を月1回製本講座を月1回開催していた。 1990年平成2年4月1日には郵送貸出サービス開始し同時に祝日開館開始した1992年平成4年4月21日にはイギリスオックスフォード大学ボドリアン図書館との間で国際交流宣言調印し1996年平成8年8月5日には図書資料借用契約調印した1995年平成7年7月1日には本館コミュニティセンター図書室6室を物流で結び、どこでも返却することが可能になった。1998年平成10年4月1日から6月30日通常開館したが、閉架資料利用停止した7月1日から7月10日休館7月11日から8月31日資料貸出停止し一部資料閲覧閲覧席の提供のみを行った9月1日には移転のために陣中町豊田市図書館閉館した。これ以後分館分室移動図書館通常通り業務行っている。

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