都市文化大学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:49 UTC 版)
「僕らは奇跡でできている」の記事における「都市文化大学」の解説
相河一輝(あいかわ かずき)〈35〉 演 - 高橋一生(幼少期:岩田琉聖) “動物行動学”を教える専任講師。 物語開始の半年前に赴任したのだが、准教授や教授になる欲はない。動物や生き物といった興味のあることに関しては夢中で研究したりする一方、不得意なことに関しては後回しにしてしまう癖がある。時間を守ることは大の苦手。 理屈っぽい上、周囲の細かい言動に対していちいちツッコミを入れてしまう。自分の発言は、興味がないことに関しては忘れてしまうらしい。失言も多く、常に周りを惑わせてしまう。 自宅では「ジョージ」と名付けたヘルマンリクガメを飼っている。ジョージは27年前の幼体のころに、義高の家周辺の森に捨てられたらしくさまよっていたのを保護して、以来飼育している。 最近のお気に入りは、山田が作る「ピリ辛きゅうり」(抜歯直後は控えていた)。日課として、朝7時には起床しジョージに挨拶をして餌を与え、就寝前には体幹を鍛える体操をし、義高から教えられた寝床で「イー」と声を出す行動を取り、1日の嫌なことを水に流して眠る。 鮫島には「目の前のことに夢中になっているうちに願いが叶ってしまう」「面白がる天才」と評され、マイペースな大人として生きているが、子供時代は周囲になじめず馬鹿にされることも多く、苦悩していた。中学で理科クラブに入り、17年ゼミの研究を発表して周囲から高評価されて自信を得るも、それをきっかけに「理科では誰にも負けず、馬鹿にした連中を見返してやりたい」とも考え、研究が楽しくなくなり、不眠に悩むようになる。しかし、ある日、義高の言葉に救われ、ようやく苦悩から解放される。 物語終盤では宇宙に行くことに関心を持ち始め、育実に影響されたこともあって、ロシア語や水泳など、それまで興味のなかったことにも挑戦してその準備をし、ラストシーンでは宇宙飛行士となっている。 樫野木聡(かしのき さとし)〈37〉 演 - 要潤 准教授。極度な上昇志向の持ち主。教授の座を狙って論文作成に勤しんでは鮫島に媚びを売っている。 鮫島の誘いで大学講師となった一輝のことは快く思っていないが、常にマイペースな性格の一輝に最も振り回されてしまうという損な役回りを買ってしまう。 バツイチで、元妻のもとに一人娘がいる。一輝からは無神経に「どうして離婚したんですか(どうして再婚しないんですか)」と頻繁に尋ねられている(離婚の理由は「フィールドワークに没頭しすぎて結婚生活を崩壊させたため」)。 沼袋順平(ぬまぶくろ じゅんぺい)〈40〉 演 - 児嶋一哉(アンジャッシュ) アリを専門に研究する一輝の同僚講師。 研究室では何十匹ものアリを飼育し、全ての個体を識別できる、アリオタク。 一輝や樫野木とは一定の距離を置きつつも、研究室内ではアリに対する声かけが彼らの会話へのツッコミとなることが多い。一輝ともほとんど会話はないが、アリ研究をよく理解され、自宅の食事会に招待された際にはジョージを紹介してもらうなど、関係を深めている。 物語後半ではアリの被り物で顔を隠し匿名で活動する「コンチューバーN」(YouTuber)となり、アリの生態を紹介している。 後述の「チェインストーリー」では主人公扱い。毎回他の登場人物の性格や人間関係に関する考察をしている。 新庄龍太郎(しんじょう りゅうたろう) 演 - 西畑大吾(なにわ男子 / 関西ジャニーズJr.) 一輝の教え子の1人。群馬県から上京してきた。 容姿には恵まれているが、周りからはよくツッコまれている。虹一の迷子騒動が起きた動物園で入場スタッフのアルバイトをしている。 人生の目標は定まっておらず、大学にも遊び感覚で通っている節があり、一輝の講義中には寝ていることが多かった。 実家はコンニャク農家兼製造メーカー。実家を「ダサい」と感じており、友人たちの前では実家の話題を嫌がる(桜が薦めるこんにゃくゼリーも口にしなかったのもそのため)。家業を継ぐべきかどうかを悩んだ際には、一輝に相談をして「僕が新庄さんなら、作りません(=継ぎません)」と言われて心を乱すが、その後は自分の生き方についてさらに考えを深めてゆく。 「コンチューバーN」の正体を知らないまま動画のファンになるが、ひょんなことから沼袋が「N」だと知り、彼に弟子入りし、コンニャクを紹介するYouTuber(顔出しあり)となった。 青山琴音(あおやま ことね) 演 - 矢作穂香 一輝の教え子の1人。 ファッションに興味を持つ女子らしい一面がある反面、好きな異性には果敢に攻めていく野性的な性格も持ち合わせている。 最初の頃は一輝の講義に無関心を装っていたが、一輝の予期せぬ言動により、少しずつ興味を持ち始め、やがて彼との結婚を夢見るほどの恋心に発展する。 第9話では告白するが、一輝に断られ、育実のもとへ乗り込んでゆくなど暴走。彼らに互いへの思いを意識させた末、一輝に再度告白をして「興味ないです」と一刀両断に振られてしまう。これにはショックを受けるも「やりきった」と諦めがつく。 物語終盤では樫野木に興味を持ち始めている。 尾崎桜(おざき さくら) 演 - 北香那 一輝の教え子の1人。 一輝の講義はしっかり聞いているものの、内向的な性格のため、自ら進んで発言することは苦手。自分に自信が持てずにいるが、友人たちとの対話の中で「他人には言えないことも桜に対しては語ってしまう」と指摘され、それを長所と評価されている。また「言いたいことを言える自分でありたい」と願うようになり、その第1歩として龍太郎の爪の形を褒めた。 物語終盤では一輝の休講に際して、学生たち同士で自主的に調べものの成果を発表し合うように自ら提案するほどになる。 巧に対しては「一緒にいるとホッとする」と伝えている。 こんにゃくゼリーが好物で、友人たちにも分け与えている。 須田巧(すだ たくみ) 演 - 広田亮平 一輝の教え子の1人。 一輝の教え子の中で最もしっかり者で常識人。龍太郎によくツッコミを入れており、4人の中では聞き役となることが多い。 物語終盤では、実は「自分だけが普通で、どう変わればいいのか分からない」と、桜には弱音と本音を吐き出せるようになっている。 熊野久志(くまの ひさし) 演 - 阿南健治 事務長。常にマイペースな一輝には手を焼いており、研究室に乗り込んできては説教を繰り返している。 「ルールは守ってください」が口癖。プライベートでは愛妻家。 物語終盤では、世の中から1つだけなくすとしたら「時間」だと発言した。相変わらず一輝には手を焼いている。 鮫島瞬(さめじま しゅん)〈62〉 演 - 小林薫 生命科学部学部長。一輝らの所属する動物生態学研究室教授。 大学時代の一輝の恩師。一輝を大学講師に誘い出した張本人。大学を卒業した後も事あるごとに自分のフィールドワークに参加させてきた。 非常に探究心溢れ、ユーモアも持ち合わせている。自由奔放な性格の持ち主で、自由すぎる一輝の行動には賛同することが多い。 義高とは将棋を指す仲で、義高からは「一輝の安心できる場所を外に作り出した人物」と評されている。 熊野事務長からの苦情は受け流している。
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